第9回 野老澤行灯廊火をふりかえりリポート


今年の盛り上がりは過去最高!
第9回 野老澤行灯廊火をふりかえりリポート

◆過去最高!来場者数2万8000人

今年で9回目を迎えた「野老澤行灯廊火」が7月15日15:00~20:30に開催されました。
(場所:元町コミュニティ広場をメイン会場に、所沢駅西口のワルツ所沢・西武所沢~所沢神明社の中心市街地一帯で開催)

今年は晴天に恵まれ、来場者数は、昨年より3000人増の2万8000人!(主催者発表)
夕方からのわずか4時間半で、この人数は驚異的な記録といえるでしょう!
この日の所沢の日中の最高気温が34.3℃と猛暑日寸前の暑さ
こんな日のかき氷、冷たいジュース、冷たいビールはおいしいですね。
模擬店の売り上げも過去最高を記録したそうです。
浴衣姿の子どもたちもたくさん。夜祭りに浴衣という日本の文化も体験できたことでしょう。
その賑わいの様子をリポートします。

 

◆模擬店・イベントの様子

<メイン会場の元町コミュニティ広場の様子>
地元商店街や子ども商店による出店が盛りだくさん。
今、所沢で話題の深井醤油の「所沢醤油焼きそば」の屋台も。また、クラーク高校の生徒によるかき氷の模擬店も子どもたちに大人気でした。模擬店は夜まで、どこも行列大繁盛の様子でした。

美味しいものを食べながら、市民によるステージも楽しめました。

 

<きもだめし会場:野老澤町造商店>
午後3時半から始まった「きもだめし」は、今年も小中学生に大人気でした。今年は病院がテーマで「最恐きもだめし」。出口からは、泣きじゃくって出てくる子や、悲鳴を上げながら大笑いで出てくる子も。ワクワクした子どもたちの長い行列は夜8時ごろまで続きました。

 

<銀座中央広場の様子>
FB所沢の工夫を凝らした模擬店・イベントブースが並びました。
所沢なびのリポーターとして注目したのは、「所沢ノード」(所沢プロぺ通り、所沢サンプラザ3F)の「ぽっとらっく屋台」。屋外では初出店でした。
売れ行きも上々で大成功!!

所沢ノード自慢の「ぽっとらっく屋台」

 

毎年親子に人気の工学院大学生による「ミニあんどんワークショップ」も今年も盛況でした。子どもたちの思い思いのデザインによる素敵なミニあんどんができました。

 

真っ白い銅像パフォーマーも登場。子どもたちの人気者でした。

 

◆今年のステージ
例年通り、西武所沢店前とイオン所沢店前でミュージシャンのミニライブが、また、元町コミュニティ広場と銀座中央広場でも市民によるミニライブやダンスが行われ、多くの観衆を魅了しました。


JAY’S GARDEN

 


有尾文也

今年は、初の試みも。BANZAI JAPAN やキミイロプロジェクト、三毛猫歌劇団、愛夢GL TOKYOなどが参加する「アイドル企画」を実施。当初はグラシスタワー前に「アイドル専用ステージ」を設ける予定でしたが、予想外にも多くのファンが集まることになり、急きょ計画を一部変更。

住居であるマンション住民への騒音を配慮し、グラシスタワー前のイベントをイオン前に移動させました。
一部変更されたものの「アイドルのおつかい」というアイドルが所沢のお店でショッピングし、その商品をファンにオークション販売するというイベントは好評でした。売り上げは、チャリティとして寄付されたそうです。
ファンは所沢市近隣だけでなく、中には愛知県から来たというファンも。アイドル目当てでも、所沢のお店や街の魅力にもはまって帰っていただけたでしょうか?

 

◆浴衣&おばけパレード
所澤行灯廊火名物、「浴衣&おばけパレード」。今年は10グループ約100人が参列しました。
和風おばけの仮装をしたトコろんを先頭に、午後6時半、西武所沢店前を出発!

おばけトコろんの後ろには、ニューオリンズジャズを演奏する「ピリカラザリガニ団」が続きます。
夕方とはいえ、まだ30℃近くもある中、演奏をしながらのパレード!
お疲れ様でした!

 


クラーク高校の生徒たちも仮装して観衆たちの声援に応え、パレードを盛り上げました


さすが、衣装が凝っています!劇団「おしゃれ大学」の皆さんも


アイドルグループ「愛夢GLTOKYO」の皆さんも


アイドルグループ「BANZAI JAPAN」さんも


朝から待ち構えていたアイドルファンたちもカメラ片手に大声援をおくってくれました。

 

◆点灯式
メイン会場の「元町コミュニティ広場」にパレードの一行が到着すると、午後7時から点灯式を開催。所沢市長の藤本正人氏や衆議院議員の柴山昌彦氏も点灯式に登壇し、市民が一体となって作り上げ、所沢の夏のシンボルとして定着してきた『野老澤行灯廊火』が、今後も町の活性につながることすることに期待を寄せました。

 

◆風情ある地口行灯
今年の楽しみ方は、いろいろありましたね。
子どもからシニアまで大好評だったのが、この夜祭りのシンボル「地口行灯」。
年々行灯の数が増え、今年は、行灯の展示場所を所澤神明社に移し、一段と風情が増しました。

ご覧ください!この暗闇に浮かび上がる幻想的な行灯の風景。

地口行灯には、馴染みのあるお店や会社、そして、知人や近所の人の名前が書かれていましたね。
いくつ知っている名前の行灯を見つけられたでしょうか?

ちなみ昼間の行灯も境内に映え、夏らしさを感じます。

 

◆今年の祭りをふりかえって

とことこまちづくり実行委員会によると、準備段階では、行灯の今年の数は「昨年から50個程度増加の150個程度」と予想していましたが、なんと、「約190個の展示」となったそうです。

第1回の時は・・・というと、行灯はたったの20個程度。当時は、元町はまだ工事のさなかで、銀座中央広場で雨の降る中での開催だったそうです。

同実行委員会事務局で、祭りの立ち上げ段階から労を尽くしてきた野老澤町造商店の店長の 榊原美和さんは、「イベントの主たる行灯の見せ場がないことに長年苦労してきましたが、念願の所澤神明社境内で飾らせていただけたことで、今までの苦労が報われた気がしました」と話しています。

行灯の20個から190個への数の増加は、祭りの盛り上がりの客観的な指標といえますが、年々、実行委員会の方々が、工夫・改良を重ね、その祭りの距離が延び、今年は、幅広い年齢層の来場者が、神明社にまで地口行灯を見に訪れるなど、夏祭りとしての完成度の高さが感じられました。
この野老澤行灯廊火は、実行委員会の多くのボランティアスタッフによって成り立っています。
当日ボランティアスタッフだけでも約60人の参加。事故もなく無事に終えられたのも、ボランティアスタッフの尽力のお陰ですね。

大盛況となった第9回野老澤行灯廊火。来年は、いよいよ節目の第10回。ますます市民の手で活性化する所沢の夏祭りに乞うご期待!


この記事を書いた人

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成田 知栄子 Chieko Narita

ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライターに転職。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに活動しています。記事情報が、誰かの何かにお役に立ちますように…。

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