所沢の桃源郷へ。ハナモモとエドヒガン。


金仙寺の枝垂れ桜

3月29日、狭山丘陵の自然ガイドで堀之内を訪ねました。

そこで出会ったハナモモとエドヒガンの二つの樹種をご紹介します。

堀之内は、所沢市の南西部に位置し、3月末から4月はじめにかけて、枝垂れ桜の咲く金仙寺があるところとして市民に知られているところです。

金仙寺の枝垂れ桜はエドヒガンの枝垂れ品種で、樹齢150年とされています。

所沢市内にあるエドヒガンの枝垂れ桜は、小手指駅の西側を流れる砂川堀の桜並木も見応えがありますが、金仙寺の大きな一本桜も雄大さにおいて、お勧めです。


金仙寺のエドヒガンの枝垂れ桜

ハナモモとエドヒガンが咲き誇る桃源郷

金仙寺からさらに西へ足をのばすと、桃色の花々が咲き誇る丘が見えてきます。

まるでお伽噺で出てくる桃源郷の世界。

堀之内の桃源郷を構成する主な樹種はハナモモとエドヒガンです。


堀之内の桃源郷

江戸時代にできたハナモモ

ハナモモは中国原産のバラ科の落葉低木。江戸時代、中国よりモモの木が日本に輸入され、枝一杯に咲く花として観賞用に品種改良されました。

ハナモモはモモと同じく、日本でも邪気を払う力があるとされ、ひな祭りに飾られている樹木です。

日本の野生種の桜、エドヒガン

エドヒガンは、江戸時代後期に染井村(今の東京都豊島区)で造られたクローン(同じ遺伝子型)の品種であるソメイヨシノの親の一つとなった野生種の桜です。

展葉に先駆けて花が咲き、数多くの花をつける特徴をもち、3月中旬から下旬にかけて咲く、早咲き桜です。

樹齢1000年を過ぎたエドヒガンの桜が日本の各所で知られ、長寿命の桜としても慕われています。

堀之内のエドヒガンの花


エドヒガンの並木

 

金仙寺

住所:埼玉県所沢市堀之内343
TEL:04-2948-1915
交通:西武池袋線小手指駅南口発、西武バス宮寺西行き乗車。堀之内バス停下車、徒歩約5分。

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記事の執筆者プロフィール

永石 文明 Fumiaki Nagaishi
nagaishi
所沢市に引っ越してからすぐに『所沢市の自然』(所沢市発行)の企画に参加させてもらったのが最初の所沢との関わりです。市内をくまなく回って撮影したり原稿を書いたりするうちに所沢の自然の魅力にはまりました。自然が好きで、狭山丘陵自然史研究会では雑木林や湿地、川の生物の調査研究のほか、大学(東京農工大学・立教大学)では自然環境の保全や自然保護文化論を担当しています。趣味の自然への旅が高じて毎日新聞旅行ではネイチャーガイドをしています。

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  1. きれいですね。
    来年行きます。

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