基本方式が分かると物づくりの選択肢は増える


先日「試作市場」という展示会に出向きました。主に切削を得意とする会社が一堂に並び、改めて物づくりの基本的な技術が良くわかりました。このような物づくりをする上で知っておくと良い事があります。3Dプリンタでは造形に使用できる材料とメカニズムを理解するのは大切です。今回はプリンタの方式のお話しです。

3Dプリンタで立体物を印刷するときに単純な形状であっても立体物の内部に穴があったり、中空にせり出した形状を造形する時はどうなっているのでしょうか。3Dデータには存在しない支え・サポート材を作る必要があります。この考え方は3Dプリンタ独特のものです。

一部の方式ではサポート材は必要ないものもあります。
プリンタで立体物を印刷するためには、データの断面形状を計算して1 層ずつ積み重ねていく方法をとります。この様子から多くの方式に「●▲積層」と名前が付けられていますが、どの方式でも基本的には積層していく仕組みです。

3Dプリンタ活用技術検定の呼び名はASTMという国際標準化団体が呼ぶ英語を翻訳して使っています。一番確実な呼び名は英語ですが、日本国内では呼び名が統一されていません。
このような中で方式を数えると7個あることが分かります。
液槽光重合・材料押出・粉末床溶融結合・材料噴射・結合剤噴射・シート積層・指向性エネルギー堆積これらの方式の違いは何の材料を何の力で造形していくのかということです。つまり用途と使用できる材料により方式を選ぶ必要があります。

今回のラジオを作成するうえで参考にした文献。
光文社新書、山口修一・山路達也 著「インクジェット時代がきた!」2014年。
日経BP社、一般社団法人 コンピュータ教育振興協会 著「3Dプリンター活用技術検定 公式ガイドブック」2016年。
オーム社、東京都立産業技術研究センター 著「3D プリンタによるプロトタイピング」2014年。

『ラジオで聴く3D プリンタ 目次』
液槽光重合→#17、材料押出→#18、粉末床溶融結合→#19、材料噴射→#20、結合剤噴射→#21、シート積層→#22、指向性エネルギー堆積→#23

ラジオで聴く3D プリンタ#16 



記事の執筆者プロフィール

ソリッド ながた Solid Nagata
nagata
2016年4月所沢ノードの3Dプリンタに興味を持ち、3Dプリンタで作品を作る。2017年3月3Dプリンタ活用技術検定に合格。3Dプリンタの認知のための一環として、所沢ノードを拠点としてワークショップを開催するなど、幅広く活動していきたいと思っております。

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