県内初!マンホールブームで新たな試み


埼玉県内で初の試み 小学生の受賞作品を採用
「下水道のイメージアップに!」

「下を向いて歩こうよ~♪」路面から情報を得たり楽しんだりできるといいと思いませんか?
今や「マンホーラー」という造語があるほど、マンホールの蓋のデザインを楽しむ人たちが増えています。ならば、マンホールが絶好のPRの場になるはず!?
所沢市上下水道局では、いち早くそのブームに着目。平成30年度から〝全国初!〟マンホールの鉄蓋を活用した広告事業をスタートさせました。さらに今回、〝下水道のイメージアップを図るため〟、小学生の「下水道の日 ポスター作品コンクール」の受賞作品をマンホールの蓋にデザインし設置。埼玉県初の試みとして話題を呼んでいます。

取材:2018年12月25日 成田知栄子

▲所沢駅東口 西武鉄道本社前歩道に設置されたマンホール

埼玉県初!小学生の絵で下水道のPR

所沢市上下水道局では、9月10日の「下水道の日」にちなんで、市内の小学生を対象に「下水道の日ポスター作品コンクール」を所沢市教育委員会の協力を得て実施しました。小学生たちは、夏休みの自由研究として下水道のことを調べ、下水道のことを知ってもらうためのPRポスターを制作

同局によると、コンクールの応募総数は、25の小学校から260点あり、所沢駅東口の「グランエミオ所沢」で実施した「下水道の日 街頭キャンペーン」で市民投票を行い、その結果を参考に45作品を表彰しました。今回は、更にその中から「所沢市上下水道事業管理者賞」を受賞した「低学年の部」と「高学年の部」の1作品ずつをマンホールのデザインとして採用し、1年間下水道のPRに活用します。


▲左から:中村靖校長(南小学校)、中村俊明 上下水道事業管理者、棚橋蒼太くん(受賞者)、出居正之校長(若狭小学校)、内田奏翔くん(受賞者)

「所沢市上下水道事業管理者賞」に輝いたのは、低学年の部で受賞した若狭小学校3年生の内田奏翔くんの作品「下水道の日 9月10日」(上写真右)と同賞の高学年の部で受賞した南小学校5年生の棚橋蒼太くんの作品「見えない所で頑張ってます」(上写真左)。

内田君の作品は、家庭で排水する水が川や海の自然環境につながることを表現しており、棚橋君の作品からは、安全な水を供給する上下水道局への感謝の気持ちが伝わります。このようなコンクールの受賞作品がマンホール蓋に採用されるのは埼玉県では初めての試みです。


▲所沢市上下水道事業管理者賞 高学年の部「見えない所で頑張ってます」南小学校5年生 棚橋蒼太くんの作品

 


▲所沢市上下水道事業管理者賞 低学年の部「下水道の日 9月10日」若狭小学校3年生 内田奏翔くんの作品

▲設置の前、職員から説明を受けマンホールの中を興味深く覗く、棚橋くんと内田くん

 

この歩道を毎日のように利用する通行人に話を聞くと
「道が明るくなったし、とてもいいアイディアだと思います」
「マンホールに気づかなかったけど、かわいい絵だから目に入るようになったよね」と10代の学生たち。
また、まじまじとマンホールの絵を眺め「海の生物のことを考えると変なものを流せないね」「『見えない所で頑張ってます』なんて、ハッとさせられるね~」「環境や生活について考えるのに、こうした取り組みはいいと思いますよ」と感心と賞賛の年配女性の声も。

小学生の目線で訴える絵と文字が、下水道のPRになっていることは間違いないようです。

所沢市上下水道局は、「マンホールの鉄蓋を活用し、子どもたちの夢と希望が詰った作品をマンホールに設置することで、上下水道局としては、下水道のイメージアップと新たな観光名所として、所沢市に多くの方々が足を運んでいただき、まちの賑わいの一助になればと願っています」とコメントを出しています。

この平成30年度「下水道の日 ポスター作品コンクール」の受賞作品マンホール蓋は、設置から1年間、所沢駅東口、西武鉄道本社前の歩道で見ることができます


マンホール蓋 設置式典の様子

受賞作品をデザインしたマンホール蓋は、西武鉄道の私有地に設置されたマンホールを活用しています。
西武鉄道株式会社の協力を得て、設置を前に西武鉄道本社ビル内で式典が行われました。式典では、中村上下水道事業管理者から受賞者2人に記念品の贈呈が行われ、マンホール作品のお披露目が行われました。

 


▲棚橋くんへの記念品の贈呈様子

▲内田くんへの記念品の贈呈の様子

▲設置マンホールのお披露目の様子

受賞者の棚橋くんと内田くんは、作品に込めた思いと下水道への願いつづった手紙を〝サプライズ〟として用意。それぞれの手紙を式典参列者前で披露すると、会場から大きな拍手が沸き起こり、手紙は中村上下水道事業管理者に手渡されました。


▲内田くん「マンホールの先には川がありその先には、僕の大好きな海が広がっています。たくさんの生き物とトコろんを描きました。まさか自分の絵がマンホールに選ばれると思っていなかったのでびっくりしたけれど、すごく嬉しかったです。トイレにティッシュペーパーを流さないように気を付けます」


▲棚橋君「普段は身近に使っている下水道ですが、下水道はどんな働きをしているかをみんなに知ってほしいと思いポスターを描きました。駅前のマンホールに自分の作品が見られるようになると思うと設置前からワクワクしています。トイレや排水溝がつまるようなものを流さず水を大切に使っていきたいです」

▼式典の記念撮影の様子

◆マンホール蓋事業に関するお問い合せ先◆

所沢市上下水道局経営課 ☎:04―2921―1087

取材:2018年12月25日 成田知栄子



記事の執筆者プロフィール

成田 知栄子 Chieko Narita
成田 知栄子 Chieko Narita
ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライター活動12年目を迎えました。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに、所沢の情報を近隣の地域に、そして全国へとお届けして、地域活性化につながればと思っています。ちなみに、所沢住民になって24年、趣味はバイオリン演奏、好きなタレントは「トコろん」です。よろしくお願いします(2019年1月)。

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