猪狩ともかさんが火災予防PR


埼玉西部消防局発足後初の一日消防署長
猪狩ともかさん笑顔で務める

▲ワルツ所沢前にて一日消防署長を務める猪狩ともかさん。中央左から町田昭 埼玉西部消防局警防部長、森田浩之 埼玉西部消防局長、荻野透 所沢中央消防署長。両端に埼玉西武ライオンズキャラクターのライナとレオ

「やっぱり、猪狩ともかだよね」「だよね~」
ファンの間では恒例のかけ言葉が、所沢駅西口のワルツ所沢/西武所沢S.C.前に響き渡りました。
11月9日は、語呂合わせで「119番の日」。11月9日(土)から7日間、「令和元年秋季全国火災予防運動」が行われています。埼玉西部消防局では、11月11日、アイドルグループ仮面女子 猪狩ともかさんを「一日消防署長」に迎え、火災予防PRイベントを行いました。会場には埼玉西武ライオンズの「レオ」と「ライナ」も駆けつけ、イベントを盛り上げました。

2019年11月11日取材 成田知栄子

 


「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」

▲埼玉西部消防局消防音楽隊の演奏の様子 「パプリカ」「ハローファイヤーマン」などを華やかに披露

埼玉西部消防局発足7年目の今年、初めて著名人を「一日消防署長」に迎えて火災予防をPRイベントを開催しました。

昨年度の全国の火災発生件数は、3万8000件、火災による死者数は1400人。そのうち、埼玉西部消防局の管内での火災発生件数は157件で5人の方の尊い命が失われたそうです。
また、全国で火災の原因として多いのは、「たばこの火の不始末」。それに次ぐのが、「たき火」。住宅火災によって亡くなる方の7割が65歳以上の高齢者となっています。

イベントでは、一日消防署長に就任した猪狩ともかさんが、今年のスローガン「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」を読み上げ、住宅防火について呼びかけました。

■全国統一防火標語
「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」
■住宅防火 いのちを守る 7つのポイント
★3つの習慣
①寝たばこは、絶対やめる。
②ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
③ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
★4つの対策
①逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
②寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
③火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
④お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。

▲トークショーの様子。猪狩ともかさんと司会役の小島雅子さん(所沢中央消防署消防管理課職員)

トークショーでは、火災予防PRのほか、ともかさんが幼いころからライオンズファンであることから、ライオンズ話にも花を咲かせました。
「2連覇しても日本シリーズでは(埼玉西武ライオンズが)見られなかったけれど、来年もいっぱいライオンズを応援します。特に注目は西川愛也選手です」と話すと、来場者の女性ファンと意気投合するシーンも見せ、会場を沸かせました。

その後、西武所沢S.C. 1階に「特別立入検査」と称し、店内の非常灯など消防設備の確認を行い、買い物客に火災予防のPRを行うなど「一日消防署長」としての任務を果たしました。


▲イベント会場の来場者に火災予防用の啓発グッズを手渡しで配布するともかさん
▼配布された火災予防用啓発グッズ


▲店内で記念撮影に応じる猪狩ともかさん。車いすを押しているのは、ともかさんの父・充孝さん(埼玉西部消防局指令室職員)

▲西武所沢店S.C.にて 特別立入検査の様子


「ともかさんのあきらめない姿勢に感銘を受けた」

ともかさんは、2018年4月、強風で倒れてきた木造案内板の下敷きとなり、脊髄損傷。半身不随の障がいを負い、車いす生活を余儀なくされています。それでも芸能界活動の夢を捨てることなく、辛いリハビリにも懸命に取り組み、所属事務所の理解と協力、家族の応援を受け、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーとして活動を再開。今では「車いすアイドル」と呼ばれ、芸能活動を行っています。

今年、秋には映画「リスタート:ランウェイ〜エピソード・ゼロリスタート」でひきこもり役を初主演しました(Amazon Primeで閲覧可能)。映画では、手だけでアクセルとブレーキの操作が可能な障がい者向けの車の運転シーンがあり、撮影前に練習を重ね、映画ではスポーツカーのロードスターを運転する姿を観ることができます。その映画での新たなチャレンジがきっかけで、プライベートでも今ではひとりでメットライフドーム(西武球場前)までドライブできるようになったそうです。

ともかさんを一日消防署長に選んだ理由について、埼玉西部消防局の森田浩之局長は「テレビのドキュメンタリー(2019年8月フジテレビ放送)でも報じられましたが、災害によって、障がいを負っても、芸能活動をあきらめず頑張るともかさんの姿は多くの人を勇気づけました。私たち消防職員にとっても絶対にあきらめないで人命を守る任務の励みになります。そんな理由から、猪狩ともかさんが、一日消防署長にふさわしいと考えオファーしました。今日、ともかさんがトークショーで『お父さんの職場に来たかった』と話しているのを聞いてこちらも嬉しく思いました。ともかさんのお父さんは、指令センターの職員なんです」と話していました。

ともかさんは、2020東京パラリンピック応援大使や2020東京パラリンピックバリアフリー推進懇談会メンバーなどにも就任し活動しています。これからの「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(包摂)」を目指す日本社会づくりに活動の場はさらに広がっていきそうです。

12月15日(日)には「EX THEATER ROPPONGI」で仮面女子単独ライブが予定されています。ともかさんも車いすで歌って踊る予定で、明るく元気な様子が見られそうです。
チケットに関する情報はEX Theater Roppoingi の公式サイトまで。

また猪狩ともかさんのホームページでも活動の最新情報を確認することができます。「猪狩ともかオフィシャルブログ」

取材協力 埼玉西部消防局警防部予防課

取材 2019年11月11日 成田知栄子



記事の執筆者プロフィール

成田 知栄子 Chieko Narita
成田 知栄子 Chieko NaritaPRO
ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライター活動12年目を迎えました。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに、所沢の情報を近隣の地域に、そして全国へとお届けして、地域活性化につながればと思っています。ちなみに、所沢住民になって24年、趣味はバイオリン演奏、好きなタレントは「トコろん」です。よろしくお願いします(2019年1月)。

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