ゆく人くる人 ~牧田投手移籍会見&新人合同自主トレ


1月10日、ライオンズ球団事務所で牧田和久投手のサンディエゴ・パドレスへの移籍会見が行われました。

もちろん一般人は会見には参加できず外から様子を伺うだけでしたが、会見後に球団事務所ビル1Fのグッズショップ「ライオンズストア フラッグス」前で行われた撮影にはファンも参加できました。

 

まあ、参加できたというか、その場にいたら記者もカメラマンも球団職員も何も言わなかっただけというか。いずれにせよたまたま仕事が休みでラッキーでした。シフト勤務の役得を実感する瞬間であります。

さて牧田投手ですが、ルーキーイヤーはチーム事情もあり先発、抑えと色々なポジションを任されながらもしっかり結果を残して新人王に輝き、翌年には先発に戻って13勝の大活躍。2016年からはセットアッパーに転向、昨年は防御率1点台で「勝利の方程式」の一角を担いました。

また彼は、2013年に当時のライオンズで圧倒的ナンバー1の人気を誇った現オリックス中島宏之(当時の登録名は『中島裕之』)選手の海外移籍が決まった際には、ライオンズの人気の低下を危惧してSNSを始めてファンの引き留めと新規獲得を図るという、男気や気配りや責任感といった人として大事なものをたくさん持ってる立派な青年でもあります。

移籍にあたり「メジャー球団が交渉しやすいように」と、ポスティング移籍決定時に移籍先のアメリカの球団から移籍元であるライオンズに支払われる移籍金の額を、ライオンズ球団自ら従来の半額に設定していたとの報道がありました。

牧田投手の移籍がライオンズにとって痛手でないわけはありません。それでも「貴重な戦力や得られるべき報酬を失ってでも彼の夢を後押ししてあげよう」と球団に決意させるほど牧田の人柄が素晴らしいということをこのエピソードが証明してるように思えます。

ぼくとしても彼の移籍は本当に辛いところですが、決まったことをとやかく言っても仕方ありません。こうなったら彼にはアメリカ中に牧田旋風が巻き起こるぐらい大活躍をしてもらいたいと思います。大谷翔平? 牧田のほうが個性的でかっこいいよ!

会見と同じ頃、西武第二球場では毎年恒例の新人合同自主トレが行われていました。

 

背番号31、與座海人(よざ かいと)は、牧田と同じアンダースロー投手。

午前中は自主トレには参加せず、会見前に室内練習場で汗を流していた牧田投手と行動を共にしてアドバイスをもらっていたとも言われています。去りゆく間際にもこうして自分の遺伝子をライオンズのために残してゆく牧田の男気と気配り、泣けてきます。

牧田も與座もその他の新人中堅ベテランも、みんなみんながんばれよ!


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浮間六太 Ukimarotta

埼玉西武ライオンズの試合をホーム、ビジター合わせて年間100試合以上生観戦するライオンズ熱愛者。この溢れるライオンズ愛をみなさんに無理矢理お裾分けすべく、思い入れと思い込み全開のライオンズ情報をお届けします!

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