話題の丹野智文&竹内裕の対談決定!
メディアでも注目の2人の対談が
所沢で実現する!
丹野智文さん × 竹内裕 さん
認知症は怖い?認知症の人は何もできない?
いいえ。認知症は人生の終わりではありません。
認知症になっても周囲の理解があれば、誰だって楽しく社会で活動できます。
そんなことを自ら証明し、若年認知症理解の輪を広げる活動で、テレビや新聞、雑誌などのメディア、そして講演会で今、ひっぱりだこの二人、丹野智文さんと竹内裕さんの対談イベントが新所沢で開催されます。
・場所:所沢市新所沢まちづくりセンター 1階ホール 埼玉県所沢市緑町1-8-3
※新所沢駅西口から徒歩5分
・当日先着240名(当日受付のみ 事前申し込み不要)
・参加費:1000円(当日受付)
・主催:NPO法人ブーゲンビリア(☎080-8158ー8949)
主催は、NPO法人(特定非営利活動法人)ブーゲンビリア。
代表理事の泉 志津子さんは、5年前にNPO法人ブーゲンビリアを立ち上げました。24時間無料で電話相談を受け付け、多くの人の命綱となっています。相談の対象者は、高齢者や障害を持った方。中でも多いのが、不安障害や不眠障がいで悩んでいる方の相談だそうです。また、包括支援センターで対応しきれない方のサポートもボランティアでおこなっています。
▲NPO法人 ブーゲンビリア代表理事の泉 志津子さん
ブーゲンビリアを立ち上げたきっかけは、泉さんが5年前まで施設で仕事をしていた際に、利用者さんが家族から虐待を受けていたのを目の当たりしたこと。この時、一職員では何もできず、悔しく、はがゆい思いをしたそうです。
「もし、自分に肩書があれば、行政や警察への働きかけもできるし、その家族への相談にものることができる。障がいを持つ方やその家族の気持ちにもっと寄り添うことができるのでは」と考え、施設を退職し、一念発起。
ブーゲンビリアを立ち上げてからこれまでの5年間は活動に対する補助金や収入はほぼゼロ。しかし、5年の活動の成果がようやく世間に認知されるようになり、協力者も増え、今年から新たな活動を展開できるようになったそうです。
そこで、その第1弾の企画が、認知症当事者が認知症理解への活動を行っているお二人、丹野智文さんと竹内裕さんとの対談イベントです。
泉さんは、活動中に出会った丹野さんと竹内さんに協力を仰ぎ、所沢で若年認知症への理解を深めてもらうとともに、認知症でひきこもっている人に、丹野さんと竹内さんの体験を聞かせたいと、今回のイベントの企画にいたったそうです。
丹野さんは39歳で「若年性アルツハイマー型認知症」と診断され、ひきこもりになってしまいましたが、そんな時、認知症理解の全国行脚の活動をしていた竹内さんの話を聞いて、ひきこもりから脱することができた方でもあります。
みなさんもご存知のように、丹野さんは発症前と同じトヨタ系列の自動車販売会社で勤務を続け、休みの日を利用して講演会の依頼を受けたり、テレビや雑誌、新聞の連載など多くのメディアでの取材依頼を受けたりするなど、竹内さんのような認知症理解への活動を精力的に続けています。
丹野さんが、竹内さんとの出会いによって、ひきこもりを脱することができたように、お二人の話は、所沢でも認知症でひきこもりになってしまっている人、その家族や介護者の救いになるような内容になるではないでしょうか。
筆者も竹内さんの講演会を取材したことがありますが、大きな感銘を受けました。その取材リポートは、筆者の過去記事(成田知栄子リポートRUN伴講演会)をお読みください。
「認知症」の問題は〝他人ごと〟ではありません!
(2018年1月12日取材 成田知栄子)
<対談者プロフィル>
丹野智文さん
宮城県仙台市出身。
東北学院大学(仙台市)卒業後、県内のトヨタ系列の自動車販売会社に就職。
トップセールスマンとして活躍していた2013年、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断を受ける。
同年「認知症の人と家族の会宮城県支部」の「若年認知症のつどい『翼』」参加。
14年には、全国の認知症の仲間とともに、国内初の当事者団体「日本認知症ワーキンググループ」を設立した。
15年から、認知症の人が、不安を持つ当事者の相談を受ける「おれんじドア」を仙台市内で毎月、開いている。
著書に「丹野智文 笑顔で生きる -認知症とともに-」(文芸春秋)
竹内裕さん
広島県広島市出身。
営業一筋で役員として働いてきたが、57歳頃から職場や取引先でトラブルが続き、勤務先の社長に受診を勧められる。
59歳で前頭葉側頭葉認知症との診断を受ける。
その後のボランティア活動や生活生涯講座など多忙な日々を送っている。
特定非営利活動法人もちもちの木「たぬき倶楽部」代表。