「平成最後のところざわまつり!」22万人でにぎわう
晴天に恵まれ、所沢の最高気温が30度と真夏日となったこの日は、昨年より3万人ほど多い、約22万人の人出でにぎわいました。
同まつりは、明治時代から続く山車祭りとして、市民の手で受け継がれてきた所沢を代表するお祭りです。年々、地元色も強くなり、屋台やまつりグルメも所沢がキーワードになったものが多くなりました。2018年のにぎわいの様子を写真とともにお伝えします。
撮影:2018年10月7日 成田知栄子
2018年 ところざわまつりの様子
【開催日時】平成30年10月7日午前10時30分から午後9時(一部イベント10時15分から)
【主要会場】所沢駅西口ロータリー・所沢プロペ通り・ファルマン通り・昭和通り・銀座通り・金山町通り・元町コミュニティ広場
もくじ
1.開会式の様子
2.2018 各町の山車
3.2018 神輿(みこし)シーン
4.初参加 ベリーダンス
5.2018パレードの様子
6.2018サンバカーニバル
7.昭和会
8.荒井町・荒幡囃子連
9.屋台・ブースの様子
10.来年も是非お越しを
開会式の様子
◆ところざわまつり実行委員会会長 あいさつ
所沢商工会議所会頭 本橋 孝義氏
本橋氏「ところざわまつりは伝統的な山車祭りに加え、市民や商店街による多彩な催しものが行われます。皆様のご尽力ご協力に感謝します。これから行われる、パレードや民謡流しサンバなどゆっくりとご観覧いただき楽しんでください。」
◆所沢市長 藤本正人 氏 あいさつ
藤本市長「素晴らしい晴天にめぐまれて所沢まつりが開かれます。関係者がこの開催までに多大なご尽力をいただきましたことを心から感謝申し上げます。
明治の初期、ところざわまつりは、始まりました。重松流祭りばやしもまた、その頃より現代まで引き継がれております。町の山車を守る人々がいて、お囃子を受け継ぐ人々がいて、本日は、この所沢、旧町地区の面目躍如、ここに住む人の歴史を、また、これからの未来を感じるまつりです。町のまつりにとどまらず、所沢市全体のまつりとして、栄えていただこうと所沢商工会議所と所沢市が全面的に応援しています。どうぞ、今日1日、この所沢の歴史、いろいろなものを親から子へ、子から孫へと引き継ぐ大切さ、子どもたちに良き故郷の継承を感じていただければと思います。」
藤本市長「おととい、岩手県大槌町の町長さんがご挨拶に来られました。所沢市は7年半前の大震災の事は忘れておりません。市の職員の技術職を2名、現在も、震災が起きた時から、毎年毎年大槌町に派遣をしておりますが、来年までその派遣を続けて欲しいというお願いでした。もちろん、快諾いたしました。今日も、大槌町からブースの出店あります。また、同じく長野県上田市も雹(ひょう)の被害でリンゴが散々な目に遭った時、所沢市で傷のついたリンゴを購入したご縁もあって、所沢市と上田市は産業協定を結びました(「産業交流に関するフレンドシップ協定」を締結2018年7月締結)。今日はその上田市のブースもあります。どうぞ歴史の紡ぎと地域の横のつながり、そして所沢の人々のつながりを感じる、そんな1日にしていただきたいと思います。今日はみなさん、楽しみましょう!」
◆所沢市議会議長、荻野泰男 氏 祝辞
荻野氏「本日は、おめでとうございます。多くの皆様のご尽力により開催になりましたことを心より御礼申し上げます。さて、今年は全国的に災害の多い年になりました。そうした中で、このようなお祭りを開催できることは素晴らしいことであると思います。今日は、冷たいものも多く出そうな日和です。皆さまの思い出にのこるような素晴らしい一日になるよう願っております。」
◆鏡開き
写真左から 所沢市議会議長 荻野泰男氏、所沢商工会議所青年部会長 三浦光広氏、氏所沢商工会議所会頭 本橋 孝義氏、所沢市長 藤本正人氏、所沢地区町内会連合会会長 道又正秀氏、所沢商工会議所女性会会長 吉澤富江氏
◆所沢商工会議所青年部会長三浦光広氏 乾杯の音頭
三浦氏「今年は、北海道の地震、全国的な大雨や台風の被害がありましたが、平成最後の所沢まつりの開会式を迎えることができました。きょう一日、所沢まつりを楽しみましょう。」
写真 来賓の乾杯の様子
2018ところざわまつり 山車
午前10時~午後9時まで、各町の山車は町中で曳きまわしが行われます。そして、山車に灯りが灯る夕刻頃から、その姿は勇壮優美に町の風景に映えます。交差点では上記のように、数基の山車が向かい合い、三番叟(さんばそう)、天狐(てんこ)、獅子、おかめ、ひょっとこ、藤助などさまざな踊りが披露される「曳っかわせ」が行われ、観衆たちの盛り上がりもピークに達します。また、各町の山車にはそれぞれ特徴があり、その山車を探して見比べるのも楽しみの1つです。以下、各町の山車のワンシーンを紹介します。
【元町本町】
【元町東】
【寿町】
【御幸町】
【宮本町】
【日吉町・東町】
【金山町】
【旭町】
【星の宮】
【西所沢】
【有楽町】
2018 神輿
ところざわまつり初参加 ベリーダンス
ベリーダンスが、今年初登場。「ベリーダンス・グリーンワールド」の皆さんのパフォーマンスが行われました。
2018ところざわまつり パレード
2018ところざわまつり 所沢銀座カーニバル
2018ところざわまつり 昭和会
新井町・荒幡囃子連
2018ところざわまつり屋台・ブースの様子
ところざわまつりは、毎年10月上旬の日曜日に開催されています。5年に1度は大祭となり、土日の2日間かけてまつりが盛大に行われます(次回は2020年)。
日中は、パレードやサンバ、音楽イベント、パフォーマンスショーなどが楽しめ、夕刻になると、各町の山車に灯りが灯り、町を練り歩く山車の優美で勇壮な姿が見られます。山車同士のすれ違いの際や交差点などでは、ひっかわせが見られ、祭りの熱気を活気を感じることができます。
また、ところざわまつりは、近年、ご当地の食べ物の出店も増えはじめ、所沢のビール、お酒、牛肉、山芋の入ったコロッケ、ヤマホ醤油(深井醤油)を使った昔ながらの焼きだんご、肉うどんなども食を味わえるのも楽しみの1つです。
毎年、午前10時~午後9時は、「所沢駅西口入口交差点付近~所沢駅西口ロータリー~昭和通り・ファルマン通り・銀座通り・金山町通り~金山町交差点間が車両通行止めになっています。
会場周辺には、多くの駐車場ありますが、毎年この日は、周辺道路が混雑・渋滞になり、また地酒、地ビールも楽しめる祭りでもあるため、電車などの公共機関での来場がお薦めです。
今年来場を逃した方も、今年思いっきり楽しんだ方も、毎年、少しずつ変化していますので、是非、来年2019年のところざわまつりにお越しください。
撮影取材:2018年10月7日 成田知栄子