VOL.3 所沢プロぺ商店街に行こうよ!
町の商店街(商店会)は、防犯・防災、高齢者や子育て支援など、さまざまな「まちづくり」や「コミュニティ」の機能を担っています。町の美化活動や、街路灯の設置、防犯カメラの設置も行うなど、その地域のニーズに応じた安心安全な地域づくりを行い、コミュニティづくりのため、町内会と一体となって祭りやイベントを積極的に行っているところもあります。
そんな視点から、所沢なびでは、所沢市の商店組合(商店会)の会長や理事長にお話を伺いました。同記事は、2019年夏「行こうよ!商店街」キャンペーンの取材に基づくリライト記事です。
所沢プロペ通りのご紹介
西武池袋線「所沢駅」西口を出るとすぐ右手に見えるのが「所沢プロぺ商店街」。今回は約300mの通りにある110店舗余りのお店が加盟している「所沢プロぺ商店街振興組合」の井関克行専務理事に、これからの商店街の在り方や、今後のイベントなどのお話を伺ってきました。
取材:2019年8月31日 おかだなつこ
▲所沢駅西口すぐの商店街。常にたくさんの人が訪れている。
▲商店街の街灯は航空発祥の地にふさわしく飛行機が飛び立つ姿をイメージしたもの
「所沢プロぺ商店街」とは
西武池袋線「所沢駅」西口を出るとすぐ、右手側の大きなアーチからはじまる約300mの通りに様々な商店が集まる「所沢プロぺ商店街」は、市内最大の商店街です。昼夜を問わずにぎやかで多くの買い物客が往来しており、活気のある商店街として知られています。
「埼玉西武ライオンズ」のオフィシャル商店街でもあり、昨年のリーグ優勝の際にはパレードが行われました。発足から42年、地元からも近隣住民からも愛され続けている商店街です。
所沢プロペ商店街振興組合の井関克行専務理事にインタビュー
所沢プロぺ商店街振興組合 井関克行専務理事(株式会社いせき 代表取締役社長)
-「所沢プロぺ商店街」の魅力とはどのようなところでしょうか-
「所沢プロぺ商店街」は、全国でも珍しくにぎやかで活気のあり、それでいて安全な商店街です。昔ながらの商店街の良さを保ちながらも、常に新陳代謝が行われています。また今、若い人たちを中心に「うらトコ通り」に個性的なお店が出店し始めています。表通りと裏通り、趣が異なるので、その日の気分によっていろいろと楽しめる商店街になりつつあります。
昨年は高校野球100周年を記念して、所沢にある4つの公立高校の名前入りの団扇を作成して応援するなど、地元の活性化に力を入れています。また、「埼玉西武ライオンズ」のオフィシャル商店街としてライオンズを地域の皆さまと一緒に盛り上げています。
▲うらトコ通りには個性的な店が立ち並ぶ。若い店主が多いのも特徴
-所沢プロぺ商店街が目指すこれからの未来を教えてください-
以前は地元の方が営む商店が多かったのですが、近年はチェーン店の増加や、高層マンションの建設などで商店街を取り巻く環境も変わってきました。「プロぺ通り」は商店街としてのほか、地元の方にとっての生活道路としても機能していますので、更なる安心と安全の確保にも努めています。「プロぺ商店街」としての在り方などを模索しながら、これからのビジョンを考えています。地元の活性化にもつなげていきたいですね。
-所沢プロぺ商店街の今後の取り組みを教えてください-
振興組合の理事会メンバーが若返りをきっかけに、新しいイベントや情報発信を行っています。例えば、3年ほど前に近隣のママをターゲットにした「素敵ママフェス」や、プロぺ通り商店街のマスコットキャラクター「アンリちゃん生誕祭」、商店街マップを使った〝スタンプラリー〟、有志を募っての〝打ち水〟などを行いました。今年はこれから、ところざわまつりの「こどもみこし」、音楽イベントの「ライブサーカス」や冬のイルミネーションなども控えています。
▲ところざわまつりの「こどもみこし」(所沢プロぺ商店街振興組合提供)
▲「イルミネーションライティングファンタジア」の点灯式にはアンリちゃん(左)も登場(所沢プロぺ商店街振興組合提供)
また、Facebook(https://www.facebook.com/tokorozawa.prope/)やYouTube(https://www.youtube.com/channel/UCB-aIqkSXakrhvIsBZPqGVQ)を活用した情報発信も行っています。アンリちゃんがお店を訪れて魅力を紹介する動画もこれから増やしていく予定です。また、「埼玉西武ライオンズ」の地元としてコラボレーションも企画しています。
※同記事は、2019年9月1日「行こうよ!商店街」キャンペーンの取材で行ったインタビューに基づくリライト記事です。
所沢プロぺ商店街(最寄り駅:所沢駅)