2020所沢狭山茶の新茶報告！

所沢ニュース 2020/05/26

新茶の支え合い交流でホッコリ気分
所沢名産「所沢狭山茶」を飲もう！

▲所沢市茶業協会が贈呈した令和2年度の所沢狭山茶の新茶

一番茶の茶摘みの時期もそろそろ終盤。所沢市の特産品の狭山茶を飲むとなぜかホッとしてしまうのは、地元民だけではないはず。新茶は昔から、無病息災や不老長寿などの縁起物として飲み親しまれてきました。今年はコロナ禍で新茶シーズンを迎えましたが、所沢狭山茶の出来はどうだったのでしょうか？
所沢市茶業協会が、5月21日所沢市役所を訪れて報告した内容をまとめてお伝えします。

2020年5月22日　成田知栄子

１．今年の所沢狭山茶は上質／これからの贈答品に好適！

２．緊急事態宣言の自粛の影響は？／「新茶まつり中止」「自治体交流の絆」「地元発見」も

３．所沢市茶業協会が新茶10キロを寄贈

１．今年の所沢狭山茶は上質
これからの贈答品に好適！

▲所沢市茶業協会　関隆治会長　（撮影のため、関会長にマスクを外していただきました）

新茶のシーズンに入り、気になるのが、今年の狭山茶の仕上がり。所沢市茶業協会の関隆治会長によると、緑茶は、もともと亜熱帯の植物であるため、どのように越冬をさせるかで新茶の味が決まるそうです。

今年は、暖かい冬で、適度な雨量もあり、遅れ霜の被害もなく、いいコンディションに恵まれました。このため、2020年の新茶は、渋味と甘味が濃厚な味わいで、例年以上の高品質に仕上がっているそうです。

この時期、所沢市内ではどの茶園店も新茶を売り出し中。最寄りの茶園店で新茶を入手してみては。

２．緊急事態宣言の自粛の影響は？
「新茶まつり中止」「自治体交流の絆」「地元発見」も

▲市長との対談の様子

今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例の「所沢新茶まつり」が中止され、茶業協会のみなさんも不安な思いで新茶シーズンを迎えることとなりました。

そんな中、所沢市職員のほか、所沢市とフレンドシップ協定を結んでいる（平成30年7月に締結）長野県上田市職員みなさんが、所沢狭山茶の新茶を予約注文し、売り上げに貢献。さらに、毎年、池袋駅構内で新茶のPR販売に協力してくれていた東京都豊島区の職員のみなさんからも予約注文が入るなど、所沢市の狭山茶生産農家の人たちの不安を和らげ、自治体同士の交流の絆も深まりました。

一方、今回の5月の自粛により、各茶園店の来店販売は減少しているものの、新茶の時期を迎え、常連客からの電話やネットからの予約注文は、ほぼ例年通り入ったそうです。

また、自粛によるテレワーク効果で、普段は所沢市外に通勤して地元ではあまり買い物をしないという層が、近所の茶園店に来店して購入するといったケースもあるとのこと。

経済的にはマイナス要因が大きい自粛生活ですが、市民が地元で過ごす時間が長くなることで、「地元発見！」につながるケースもあるようです。