所沢なび サイト開設10周年!
この度、所沢なびは、2020年8月1日に、おかげさまでサイト開設10周年を迎えることができました。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、10周年という大きな節目を迎えるにあたりまして、当記事では、所沢なび代表からのご挨拶文をご紹介いたします。
▲所沢なび代表 深井義之
文中では、サイト起ち上げからの道のりなど、これまでの所沢なびの軌跡もご紹介しております。
今後とも所沢なびをご愛読いただけますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
所沢なび編集部一同
所沢なび 開設10周年にあたって
2020年8月1日
所沢なび代表 深井義之
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
所沢なびは、本年8月1日にサイト開設10周年を迎えました。この記念すべき10年という節目の年を迎えることができましたのも、これまでさまざまな形で私たちを支えてくださった読者の皆様、ライター、スタッフ及び関係者の皆様のおかげであり、厚く御礼申し上げます。
ふりかえりますと、設立当初は所沢のお店や商店街のちょっとした良さを少しでも多くの人に知ってもらいたいとの軽い気持ちでサイトを開設しました。所沢サンプラザの管理事務所スタッフが本業の管理業務を行う傍らで、朝夕の通勤時やお昼休みを利用して所沢駅周辺を歩いて得た情報を発信するといった片手間での活動でした。面白そうなネタ、役立ちそうなネタを1日1件発信しようという目標を掲げておりました。ネタが見つからないときは商店街のフラッグやマンホールの蓋の写真をアップしたこともありました。こんな活動が約7ケ月経過したとき、東日本大震災が発生しました。この震災により、突然の輪番停電の実施なども加わり、その後数週間は所沢においても大変混乱しました。小売は、商店のみならず、所沢駅周辺の百貨店や大型スーパーなども日々かわる状況に振り回され、店頭まで行かないとその日本当に営業しているのか、営業時間が何時から何時なのか、わからないといった状況が続き、地元住民も日常生活に随分支障をきたしておりました。この混乱の間は、毎日周辺を一通り歩いて情報を集め、所沢駅周辺のお店の状況を発信することを日課としておりました。おかげさまでこの情報は読者に喜ばれ、私どもの励みにもなりました。
この経験が一つの転機となり、日常生活において必要な情報を一元的に発信するサイトの必要性や手応えを実感し、本格的に活動するようになりました。市民の皆様が求めている情報の提供を心がけておりましたので、読者も少しづつ増えていきました。仕事の拡大とともにスタッフのモチベーションも上がり、営業、取材、執筆、記事編集と1人4役の仕事をこなすようになっていきました。しかし一方で、収益は一向に上がらないためスタッフは増やせず、1人当たりの負担が増えるばかりのこのやり方には限界を感じつつありました。大きな壁が突然現れた感じでしたが、逆に今までのやり方はスッパリとやめて、新たなビジネスモデルを一から構築する良いきっかけとなりました。継続することが何よりも重要だと考えておりましたので、存続の方法を思い悩んだ結果、記事を書くライターと事務局の役割を分担し、更に持続的な運営のために私たちの活動を支援して頂けるスポンサーも募集するという結論に至りました。ライターはプロライターではなく、この活動に共感し無償で協力して頂けるボランティアライターの存在が必要でした。試行錯誤の中、サイト上でボランティアライターを募集したところ、意外にも直ぐに1人の方から応募がありました。あのときは本当に嬉しかったことを、今でもよく覚えております。次に募集したところ、また直ぐに応募者が現れました。こうして1人増え、2人増え、50名を超えるまでになり、ボランティアライター、事務局及びスポンサーの3者体制は軌道に乗り出し、現在の体制の基礎が出来上がって行きました。曖昧だったビジョンも、体制整備と共に本当にやりたかったことが徐々に明確になっていきました。
▲2019年4月に開催されたライター講座での様子(会場:所沢ノード)
所沢なびのビジョンは、「地域メディアの活動を通じて緩やかなネットワークを構築、活用しながら創発的なプロジェクトなどをマッチングすることで地域の活性化に貢献する。」ということです。ビジョンを言語化、可視化できたことは、その後の活動に大いに力となりました。
また、ボランティアライターの方々の中には色々な専門性を有している人も大勢おります。あるライターは、埼玉西武ライオンズの大ファンで、その方の書いた記事が出版社の目に留まり、その出版社からライターにライオンズファンに向けた本の執筆依頼がありました。ライターは本1冊書き上げ、出版されました。都心の書店でその本を見かけたときには、胸が熱くなりました。この成功事例をヒントに、ライターの活躍の場を広げるために、外部の人とライターをマッチングする「ビシネスマッチングサービス」も立上げました。更に、ヤフーやスマートニュースなどと業務提携が出来たことで、大手ニュースサイトを通じた情報発信の道が開け、情報発信力が格段に高まりました。この様な施策の積み重ねにより、質的向上も高まっていきました。
開設以来、紆余曲折の連続でしたが、皆様のおかげで現在では記事のストックも2,000本近くとなり、また1ヶ月当たり約7万PVのサイトに成長することが出来ました。
改めまして私どもの活動に関わって頂いた皆様方に感謝申し上げます。
これからもネット上での情報提供にとどまらず「ネットとリアルの融合」をテーマに新たなことに挑戦し、より一層地域の活性化に貢献出来るよう邁進して参りますので、引続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
以上