「見るトコろ!感じるトコろ!茜衣がいくトコろ!」いいトコ発信ところざわ Vol.16


連載第12弾 三富サイクリング!
~シェアサイクルを利用して初夏の風に吹かれてきました~

寅まつり行きたい。
でも今年はたくさんの人を呼んでの大々的なお祭りとしては開催しないんだって。
じゃあ、おさんぽナビを参考に三富地区広く取材しようか。
コースが駅から結構離れているね。
そうだ!シェアサイクルってあったよね。

こんな感じで今回の取材計画はまとまりました。
ノリと、好奇心と、ところざわ愛のみで続いているといっても過言ではないこの「いいトコ発信ところざわ」。トコろんのお姉さんである「むなぞー」こと宗像茜衣さんとともに、初夏のサイクリングに出発しました。

取材日:2021年5月1日 ボランティアライターじん

 


【目次】
①  所沢市シェアサイクル実証実験
②  若山牧水の碑からくぬぎ山、三富今昔村へ
③  多聞院へ
④  三富開拓地から東西連絡道路を通って戻ってきました。

 

① 所沢市シェアサイクル実証実験

所沢市では、2020年11月から「シェアサイクル実証実験」を開始しました。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/kanko/news/syogyo20201204095905974.html

市内50か所(2021年3月現在)のステーションで電動アシスト機能付自転車がスマートフォンのアプリをダウンロードするだけで簡単に利用できます。料金は15分70円で12時間最大1000円です。 この値段で電動アシスト機能付自転車が借りられて、借りたところと違うステーションに返却することも可能というお得感満載のシステムです。

スマートフォンにアプリをダウンロードして、

必要事項を入力すると暗証番号が届きます。これを自転車に入力すると借りることができます。

自転車を借りたら、サドルを乗りやすい高さに調整して、

はい。準備OK!

今回のいいトコ発信ところざわは、このシェアサイクルを利用して、三富地区を周ってきます。参考にしたのは「所沢市おさんぽナビ~三富新田おさんぽコース~」です。

このコースに一番近いシェアサイクルステーションが、所沢市民体育館だったので、ここをスタートにしました。

むなぞー:じんさん。この自転車すごく楽!
じん:電動って初めて?
むなぞー:うん。初めて!軽い!
じん:僕も乗ったことない。試したい!ほんとだ!

二人で体育館の敷地をぐるぐる回って電動アシスト機能の感触を楽しんじゃいました。なお、撮影時には周りに人がいないことを確認してマスクを外しています。また道路上では交通の邪魔にならないように細心の注意を払ってすばやく撮影しています。


▲では、サイクリングに出発します!

② 若山牧水の碑からくぬぎ山、三富今昔村へ

最初の目的地は若山牧水の碑です。県道川越所沢線にでて、街の中を安全運転して到着しました。

ここは歌人、若山牧水の祖父の家があったところで、度々若山牧水が訪れていたといわれています。そんな由来があり、ここに歌碑が建てられています。

じん:ここに歌碑があるはずなんだけど…
むなぞー:ないですね~
じん:ないね~このお社の中かな~
むなぞー:中にもないですね~
じん:まあいいか。ここで写真撮って次行こう!

読者のみなさま、すいません。
いきなりむなかたさん&じんさんのポンコツ発動させてしまいました。
後で調べたらちゃんとありました。
若山牧水の歌碑については所沢市まちづくり観光協会さんのホームページをご覧ください。
http://www.tokoro-kankou.jp/select100/086.html

いきなり失敗しながらも次に進みます。
県道川越所沢線を進み、「新開」の交差点を過ぎたところにあるコンビニエンスストアの先を右折(進行方向からみて:以下すべて同様)します。


▲マップの拡大図になります。この先もマップ貼付しますが、縮尺はまちまちですので走る距離ではなく曲がり角の確認用としてご参照ください。

森の中に入って行きます。

くぬぎ山と呼ばれるこの平地林は、所沢市、狭山市、川越市、三芳町にまたがる関東最大級の平地林です。江戸時代の新田開発に伴いつくられた二次林です。水の少ないこの地域に落葉広葉樹を植え、その落ち葉で堆肥をつくり、畑作に活かしていくという循環型農業が行われ、現在でも受け継がれております。その環境については、農家や市民のボランティア団体などによって守られています。


▲トコろんも一緒にお勉強

広大に広がる森の中に自転車を進めていきます。

じん:マップだとこの道進みますね。
むなぞー:トトロが出てきそう。
じん:今日参考にしているのは「おさんぽ用」のマップなんで自転車じゃなくて歩くこと前提なんだよね。
むなぞー:自転車で行っちゃいましょう!

慎重に運転して森の中を進んでいきます。新緑の森はいろいろな表情をみせてくれます。

森を抜けて畑にでたら左折します。

じん:むなぞーさん。この場所覚えてる?

むなぞー:ここで落ち葉掃きした。この道なんとなく覚えてる。
じん:正解!あのときはありがとね。季節がかわると森の様子もかわるね。

落ち葉掃きの様子はこちらの記事をご覧ください。
「三富千人くず掃きレポート~武蔵野の伝統を守るために~」
https://tokorozawanavi.com/event-jin20200202/

更に森の中を進んで行くと、大きな建物と公園のようなところにでました。ここは三富今昔村になります。

じん:森の中にこんな場所があるなんて!
むなぞー:ここは一日中遊べますね。おいしい食べ物もあるし。
じん:ここは改めてゆっくり取材したいね。
むなぞー:そうですね。また来ましょう!


▲森のなかにたくさんの遊び場や体験施設などがあります。

③ 多聞院へ

おさんぽコースに従って、三富今昔村から多聞院を目指します。三富今昔村の前の道を進み、最初の信号を右折、下富通りが右手に見えたら右折、最初の信号を左折して畑の中を進みます。車の交通量が多いのでくれぐれもご注意ください。

砂川堀の手前を左折します。

右折して森の中に向かう橋を渡ります。

実は一回通りすぎちゃって戻りました。

森の中の突き当りを右折します。

左折して花の小径を進みます。

多聞院に到着です。

5/1は寅まつりなのですが、今年は無料バスの運行も出店等もない法要のみの実施です。むなぞーさんは「身がわり寅」を奉納しました。

境内はたくさんの花に包まれていました。名物のボタンは見頃を過ぎていましたが、シャクヤクやオオヤマレンゲなどが咲いていました。

来年は寅年です。寅年には、毘沙門堂の本尊の金色の毘沙門天様が御開帳されます。12年に1度のその年が平和に迎えられますように。

④ 三富開拓地から東西連絡道路を通って戻ってきました。

多聞院を後にして、三富開拓地に向かいます。多聞院の前の信号を渡って直進します。「多聞院入口」の信号を右折します。この辺りも自動車に気を付けてお進みください。「中富小学校入口」の信号を右折します。

中富小学校の敷地に隣接して、所沢市指定文化財の「旧田中家穀倉」がありましたので立ち寄ってみました。

三富開拓地は一軒の農家ごとに均等に短冊状に並んでいます。屋敷地、畑、雑木林が整然としており、埼玉県指定文化財に指定されております。ここで行われている落ち葉をつかった循環式農業は日本農業遺産に登録されております。

実は上の写真を撮ったときには強風が吹いていました。途中から向かい風の中でのサイクリングになりましたが、電動アシスト機能付自転車だったので事なきを得ました。
おさんぽナビのコースを周り終わりましたので、シェアサイクルを借りた所沢市民体育館に戻ります。途中、約1年前に開通したばかりの米軍所沢通信基地内の東西連絡道路を通ってきました。便利になりましたね。

そして所沢市民体育館に戻ってきました。

スマートフォンで手続きをして返却完了です。

お疲れさまでした。

本日のサイクリングコースはこちらです。

むなぞーさん、今日の感想をお願いします。
むなぞー:すごいリフレッシュになりましたっ!!!
歩きだとあんまり遠くまでは行けないんですけど、シェアサイクル使うとかなり遠くまで行けるし、風が気持ちいい。
シェアサイクルって登録どうやるか分からないし、人に聞けないしって思ってちょっぴり近づかないようにしてたんですけど、実際にやってみたら全然違った!!!
登録簡単だし、自転車を停めてどこか行くってなった時も鍵締めも鍵外しも暗証番号だから簡単。
もっと早く利用すれば良かったぁぁぁ!

むなぞーさんありがとうございました。今までウォーキングの取材はたくさんやってきたけれど今回初のサイクリング取材、みなさまいかがだったでしょうか。所沢って意外と駅から遠い場所もあったりするので、このシェアサイクルを上手に使えばとても便利だと思います。きらめく新緑の中を自転車で走り抜けることは素晴らしく爽快でした。

三富地区は、その歴史的価値からも自然保護の面からもとても貴重な場所です。是非、一度足を運んでいただき、先人の知恵と想いを感じながら味わっていただければと思います。

協力:一般社団法人 所沢市まちづくり観光協会
モデル:宗像茜衣
公式ホームページ:「むなぞーのおうち」https://munakataai.localinfo.jp/
ツイッター:@munakata_ST
インスタグラム:munakata_st


この記事を書いた人

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じん Jin

写真を撮ったり、ランニングしたり、サイクリングしたりしながら、自然の中で過ごす時間を大事にしています。 すぐそばに素敵な自然が残されてる所沢が大好きです。 少しでも所沢の魅力がお伝えできるようにがんばります。

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