レジェンドOB 伊東勤さんと石井丈裕さんが「ライオンズ75周年シリーズ」セレモニアルピッチに登場
「ライオンズ」の名を冠して75周年。今年2025年、埼玉西武ライオンズは「ライオンズ75周年シリーズ」を実施してきました。9月5日 (金) からの3日間は最後のライオンズ75周年シリーズがベルーナドームで開催され、5日には伊東勤さんと石井丈裕さんによるセレモニアルピッチが行われました。
ライオンズ75周年の歴史の中でもとりわけ輝いていた、1980年代から1990年代にかけての「黄金期」。中でも日本シリーズでヤクルトスワローズと7戦に渡る戦いを勝ち抜き見事日本一に輝いた 1992年は、ライオンズの最高到達点の一つといえるのではないでしょうか。ともに智将と謳われた森祇晶監督と野村克也監督が率いるライオンズとスワローズの二転三転する激闘は、今なお「史上最高の日本シリーズ」と称されています。
そんな最高の日本シリーズでMVPを獲得したのが石井丈裕現ライオンズアカデミーコーチであり、その年に最優秀バッテリー賞を受賞したのが石井さんと伊東勤さんのお二人でした。
黄金期最高のレジェンドバッテリーがライオンズ75周年に駆けつける。これほどライオンズ75周年シリーズの締めくくりにふさわしいイベントはないのではないでしょうか。
昨年行われた「LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024」ぶりにベルーナドームのグラウンドに登場した伊東勤さんと石井丈裕さん。
伊東 「選手、そして監督として、ライオンズには26年間で本当にたくさんのいい思い出を作らせていただきました。今シーズン、まだ望みがあるので最後まであきらめずにがんばってください!」
石井 「改めまして、ライオンズ75周年おめでとうございます。今回のカードが最後の75周年記念シリーズになります。今日から3日間楽しんでください。本日は盛り上がりましょう!」
それぞれの挨拶の後、いざ本番!
「この話をいただいたとき全くボールも握ってなくて、届くかどうか心配だった」と、セレモニアルピッチ登場にあたって不安な胸の内を明かしてくれた伊東さんでしたが、お二人そろって見事ノーバウンド投球を披露してくれました。
@SEIBU Lions
「アカデミーの子たちが見てくれて嬉しく思いました」と、石井さんもアカデミーコーチとして面目躍如といったところではないでしょうか。
今回のセレモニアルピッチのキャッチャー役は、伊東勤さんは自身の現役時代と同じ背番号27の炭谷銀仁朗選手が、石井丈裕さんはかつて自分と同じ背番号11を付けていた今井達也投手が務めました。特に炭谷選手にとって伊東さんは入団1年目で開幕スタメンに大抜擢してくれた監督。感慨深かったことと思います。
@SEIBU Lions
それぞれの時代の「扇の要」とスーパーエース。ライオンズの伝統を受け継ぐような粋な演出でした。
セレモニアルピッチのあと、伊東さんから現在のライオンズと西口監督に
「活きのいい若い野手が育ってきてると思うし、同じ負けにしても去年とは違う形が現れてきている。残り試合、1つも負けられない戦いの中で選手たちは成長してくれる。最後まで諦めずにがんばってほしいなと思いますね。西口監督には『ボケッとしてないでちゃんとやれよ』って喝を入れておきました (笑)」
と、エールと喝が送られていました (笑) 。
ペナントレースはいよいよ最終盤。黄金期のレジェンドから受け継いだ力を糧に、クライマックスシリーズに進出してライオンズ75周年を飾ってほしいですね!
【伊東勤さん コメント】
ライオンズ75周年ユニフォームを着用し、気が引き締まる思いがありましたね。
トークショーでは「伊東」と書かれたタオルやユニフォームを持ってきてくれているファンの皆さんの姿があって、とてもうれしかったです。
今シーズンは苦しい戦いも多いですが、選手たちは成長していると思うので、諦めずにやって欲しいなと思います。
【石井丈裕アカデミーコーチ コメント】
75年という本当に長い歴史の中で、ライオンズでプレーができたことはとても名誉ですし、こうしてイベントに出演できて良かったです。
トークショーに出た際に、(ライオンズベースボール)アカデミーで教えているこどもたちや、お手伝いをしてくれているアルバイトの子たちの姿が見えて、うれしくなりました。
ここから連勝して、Aクラスでクライマックスシリーズに出場してほしいと思っています。