所沢航空記念公園で発見!みんなの願いが書かれた巨大絵馬
願い事や感謝の気持ちを神様や仏様へ届けるために奉納される「絵馬」。木の板に想いを書き、社寺に掛けるというこの習慣は、古くから日本人の信仰や生活と深く結びつき、現在も多くの人に親しまれています。
そんな伝統的な絵馬文化ですが、所沢市のシンボル的な存在であり、日本の航空発祥の地として知られる「所沢航空記念公園」では、そのイメージを少しだけ広げた、ユニークな取り組みが行われているのをご存知でしょうか。

所沢航空記念公園は、広大な敷地を誇り、散歩やピクニック、ジョギングなどを楽しむ人々で日々にぎわう、県民の憩いの場です。同時に、日本で初めて公式飛行場が開設された場所でもあり、園内には航空発祥の歴史を伝える展示やモニュメントが点在しています。
今回紹介するのは、そんな歴史ある公園で実施されている「巨大絵馬」の取り組み。一般的な絵馬の枠にとらわれない、その少し風変わりで、誰でも気軽に参加できる試みについて、実際に現地を訪れて感じたことを交えながら紹介していきます。
所沢航空記念公園に現れた巨大絵馬

この取り組みを知ったきっかけは、所沢航空記念公園の公式Xに投稿された一つのポストでした。「巨大絵馬作成中〜完成までしばしお待ちくださいませ」という短い文章とともに添えられていた写真には、通常の絵馬とは比べものにならないほど大きなパネル状の絵馬が写っており、思わず目を引かれました。
「これは実物を見てみたい」と思い、年明けの2026年1月3日、実際に公園を訪れてみることに。とはいえ、広大な園内のどこに設置されているのかは事前に分からず、しばらく園内を歩き回りました。 そんな中で発見したのが、公園のほぼ中央地点に立つ「放送塔」の近くです。

放送塔は、所沢航空記念公園を象徴する存在のひとつで、待ち合わせ場所として利用したことがある方も多いのではないでしょうか。そのすぐそばに、噂の巨大絵馬が設置されていました。
近づいてみると、絵馬の表面には来園者による新年の抱負や願い事がびっしりと書き込まれています。健康や家族の幸せを願う言葉、仕事や勉強への決意、素朴で率直な目標など、その内容は実にさまざま。ひとつひとつを眺めていると、多くの人の一年の始まりの想いが集まっていることが伝わってきます。

絵馬の横にはフォトスペースも用意されており、訪問時には家族連れを中心に、写真を撮ったり、絵馬にメッセージを書いたりする姿が見られました。堅苦しさはなく、誰でも自然体で参加できる雰囲気が印象的です。

筆者も実際に新年の抱負を書いてみましたが、神社やお寺に絵馬を奉納するというよりは、学校の卒業式で寄せ書きを書くような感覚に近いと感じました。形式にとらわれすぎず、「今年はこんな一年にしたい」と素直に言葉にできる点が、この巨大絵馬ならではの魅力なのかもしれません。
まとめ
所沢航空記念公園で実施されている巨大絵馬の取り組みは、伝統的な絵馬文化を大切にしつつも、公園という開かれた場所ならではの形にアレンジされた、親しみやすい試みだと感じました。
神社やお寺の厳かな空気とは少し異なり、散歩やレジャーの延長線上で気軽に参加できる点は、公園ならではの魅力です。また、多くの人の言葉が一枚の絵馬に集まることで、「新年を迎える」という共通の時間を共有しているような感覚も生まれます。
もし所沢航空記念公園を訪れる機会があれば、ぜひ巨大絵馬にも立ち寄ってみてください。
誰かの願いに触れ、自分自身の一年をあらためて見つめ直す、そんなきっかけになるかもしれません。
公園の情報
【公園名】所沢航空記念公園
【住所】埼玉県所沢市並木1-13
【TEL】04-2998-4388
【事務所開所時間】8:30~17:15
【公式ホームページ】https://www.parks.or.jp/tokorozawa-kokuu/