ところざわサクラタウン冬のライトアップ「Look Back I’llrumination ~黄昏~」を訪れて


2025年11月29日(土)から2026年2月1日(日)までの期間、ところざわサクラタウン中央広場で、ところざわサクラタウン 冬のライトアップ2025-2026「Look Back I’llrumination ~黄昏~」が開催されています。

イベント名に含まれる I’llrumination は、「I will rumination(反芻する)」をもとにした造語です。慌ただしく過ぎていった1年の終わりに、ほんの少し足を止め、これまでの時間や想いを静かに振り返ってほしい、そんな願いが込められています。

またサブタイトルの「黄昏」は、サクラタウン5周年という節目にあわせて名付けられたもの。 昼と夜の境目で輪郭がやわらかく溶け合う夕暮れ時の光の中で、過ぎ去った時間や自分自身と向き合い、「時間の質感」を感じてもらいたいという想いが込められているそうです。

実際に会場を訪れてみると、きらびやかさを前面に出したイルミネーションとは少し趣が異なり、静かで落ち着いた空気が広がっていました。

今回は、そんな「Look Back I’llrumination〜黄昏〜」を実際に体験して感じた印象や見どころを、写真とともにレポートしていきます。

やわらかな光がつくる「黄昏」の世界

会場を包む光は、強い輝きで主張するものではなく、全体的に落ち着いたトーンで統一されています。中央広場には大きな木が一本立っており、その木が穏やかな青色のライトで照らされているのが印象的でした。

輪郭をくっきりと浮かび上がらせるのではなく、周囲の空気に溶け込むような光の当て方で、イベント名にある「黄昏」という言葉が自然と重なります。夕方から夜へと移ろう時間帯には、空の色の変化とライトアップがゆるやかにつながり、立ち止まって過ごすのにちょうどよい静けさが感じられました。

広場では、写真を撮る人もいれば、静かに眺める人の姿もあり、それぞれが思い思いの時間を過ごしている様子。「反芻する」というイベントタイトルの意図が、空間全体から静かに伝わってくるようでした。

立ち止まることを肯定してくれる空間

派手な仕掛けや音の演出が抑えられている分、このライトアップでは「何かをしなければならない」という圧力がありません。ただそこに立って、光を眺めるだけでも十分に成立する空間になっています。

イベントタイトルに込められた「反芻する」という言葉の通り、今年あった出来事を思い返したり、これからのことをぼんやり考えたりと、自然と内側へ意識が向く時間が生まれました。

写真映えよりも、体感を楽しみたい人に

もちろん写真撮影も可能ですが、いわゆる「映えスポット」を探して回るタイプのイルミネーションとは少し異なります。

カメラ越しよりも、肉眼で光の広がりや空気感を味わう方が、このイベントの良さが伝わりやすいかもしれません。

人混みで立ち止まれないということも少なく、落ち着いて鑑賞できる点は大きな魅力だと感じました。

まとめ

「Look Back I’llrumination〜黄昏〜」は、華やかさや非日常感を前面に押し出したイルミネーションではありません。その代わり、忙しい日常の中で忘れがちな「立ち止まる時間」を、やさしい光でそっと用意してくれるイベントだと感じました。

ところざわサクラタウンを訪れる機会があれば、ぜひ中央広場に足を運び、ほんの数分でも光の中で過ごしてみてください。昨年を振り返るきっかけとして、静かに心に残る時間になるかもしれません。