所沢航空記念公園の茶室「彩翔亭」を訪問|四季折々の花と抹茶を楽しめる癒しスポット
日本の伝統文化である「茶道」を、特別な知識や作法がなくても気軽に体験できる茶室「彩翔亭(さいしょうてい)」。所沢航空記念公園の一角にたたずむこの施設は、落ち着いた日本庭園とともに、日常の中で和の文化に触れられる貴重な場所として、所沢市民はもちろん、県内外からも親しまれています。
園内のにぎわいから少し離れると、そこには時間の流れがゆるやかになるような空間が広がり、自然と気持ちが落ち着いていくのを感じました。四季折々の表情を見せる日本庭園を眺めながら過ごすひとときは、忙しい日常を忘れさせてくれます。

今回は、そんな彩翔亭を実際に訪れ、日本庭園の見どころや、併設された喫茶室で味わえるお茶と甘味を体験してきました。初めての方でも立ち寄りやすい彩翔亭の魅力を、現地で感じた空気感とともにお伝えしていきます。
庭園を潤す池
日本庭園の中心には池が配され、その周囲では季節ごとにさまざまな花木が楽しめます。訪れる時期によって表情が変わるため、何度足を運んでも新しい発見がある点が魅力です。

園内で見られる主な花木には、冬から春にかけて咲くウメやツバキをはじめ、ミツマタ、ゲンカイツツジ、リキュウバイ、初夏のアジサイ、そして秋にはイロハモミジの紅葉などがあります。四季の移ろいを、庭園の景色を通して感じられます。

2026年1月に訪れた際には、白とピンクの梅が池のほとりで花を咲かせていました。白梅の凛とした佇まいと、ピンクの梅のやわらかな色合いが調和し、庭園全体に穏やかな空気が漂います。その光景に足を止め、カメラを向ける来園者の姿も多く見られました。


和の空気に包まれる茶室「彩翔亭」
数奇屋造りの茶室「彩翔亭」は、安土桃山時代の茶室建築を原点とする、日本の伝統的な建築様式を取り入れた佇まいが特徴です。建物に一歩足を踏み入れると、静けさの中に和の息づかいを感じる、落ち着いた空間が広がっていました。
館内でまず目を引いたのは、入口付近に置かれた瓦製のゴジラの顔。思わず足を止めてしまうほど精巧なつくりで、細部までじっくりと見入ってしまいます。伝統的な茶室の中にさりげなく置かれた意外な存在が、場の雰囲気をやわらかくしているようでした。

庭園に面した立礼席(りゅうれいせき)では、埼玉が誇る狭山の銘茶を使った呈茶(ていちゃ)サービスが提供されています。四季折々に表情を変える日本庭園を眺めながらお茶をいただく時間は、日常を少し離れた、ゆったりとしたひとときです。

訪問時には抹茶セット(税込800円)を注文しました。追加料金100円で、京都でお正月の菓子として親しまれている花びら餅に変更できるとのことで、こちらを選択。ほんのりとした苦みのある抹茶と、やさしい甘さの花びら餅がよく合い、最後まで心地よく味わえました。
※花びら餅に関しては2026年2月16日時点で取り扱いを終了しているとのこと
まとめ
所沢航空記念公園内にある茶室「彩翔亭」は、日本庭園の景色とともに、気負わず和の文化に触れられる場所でした。四季折々の花木や池を眺めながら過ごす時間は、園内のにぎわいを少し離れ、心を落ち着けるひとときになります。
茶室というと敷居の高さを感じがちですが、立礼席で楽しめる呈茶や喫茶メニューのおかげで、初めて訪れる方でも入りやすい印象を受けました。庭園を眺めながら味わう狭山茶や甘味は、散策の合間の休憩にもぴったりです。
所沢航空記念公園を訪れた際は、ぜひ彩翔亭にも足を延ばしてみてください。日常の延長線上にありながら、少しだけ時間の流れがゆるやかになる、そんな場所だと感じました。
【店舗情報】
店名:彩翔亭
営業時間:10:00~16:00(ラストオーダー15:45)※日本庭園は9:00~16:00
電話番号:04-2991-4310
公式サイト:https://www.parks.or.jp/tokorozawa-kokuu/guide/001/001531.html