中山秀征さんが始球式に登場 埼玉西武ライオンズ5年ぶりの群馬開催
8/20 (火) 、埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ戦が群馬県前橋市の上毛新聞敷島球場で行われました。ライオンズが群馬で主催試合を行うのは2019年以来、実に5年ぶりです。
群馬県といえば渡辺久信監督代行を始め髙橋光成投手、柘植世那選手、蛭間拓哉選手と多くの主力選手の出身地です。地元選手たちの久々の凱旋とあってチケットは完売。上毛新聞敷島球場には、この日を待ちわびた大勢のファンが詰めかけました。
そんな群馬開催の始球式に登場したのが、群馬といえばこの人! 群馬県「ぐんま大使」にして「こんにゃくパーク」の「こんにゃく大使」、タレントの中山秀征さんです!
中山さんと渡辺監督代行は、同じ群馬県人会で何度も会って話をする仲。この日も始球式の前に監督代行から「中山さんにはこの始球式でいい流れを作ってほしいな。勝ち癖をつけられれば」と言われたそうです。
自身の草野球チームを持つなど野球好きとしても知られる中山さんですが、渡辺監督代行の言葉に一層奮起したのか、堂に入ったフォームで入念に肩を作ります。
自身が総合司会を務める情報番組で「引退をかける」と語るほど強い意気込みで臨んだこの日の始球式でしたが、真剣な表情で投じられたボールは惜しくも打者の手前でワンバウンドしてしまいました。
©SEIBU Lions
しかし、投球後に見せてくれた子供のようなこの笑顔! 「野球って楽しい!」という気持ちが伝わってくるようです。
©SEIBU Lions
始球式の後、この日先発の髙橋光成投手に「高校時代にもプレーした敷島球場で原点に帰って、まずは一勝を」とエールを送った中山さん。中山さんの語る通り、この球場は2013年、夏の高校野球群馬大会決勝で9回を一人で投げ抜き完封勝利で前橋育英高を甲子園に導いた、髙橋光成投手にとってまさに「原点」といえる場所です。
そんな中山さんの熱いエールに応えるかのように、髙橋光成投手は5回を無失点に抑える好投を見せてくれました。残念ながら待望の一勝目を挙げることはできませんでしたが、存分に復調をアピールできたのではないでしょうか。
ライオンズはこの試合、駆けつけた大勢のファンの前で、昨年までリーグ3連覇のオリックスに1-0と完封勝利。ライオンズには中山秀征さんが作ってくれたいい流れに乗って、勝ち癖をつけてほしいですね。燃える獅子たちの逆襲に期待しましょう!
【中山秀征さん コメント】
ラインは悪くなかったのですが、高さがよくなかったですね…。せっかく始球式のオファーをいただいたにもかかわらず不甲斐ない結果となりました。
髙橋光成投手の地元群馬で勝ち星をあげるきっかけになればという思いでマウンドに立ちました。ライオンズにとってよい流れにつながればと思っています。