柔道からプロレスへ電撃転向のウルフ アロン選手が、ベルーナドームでプロ野球に電撃参戦!?
2021年、東京オリンピック柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ アロン選手。その感動と勇姿は今も鮮明に我々の記憶に残っています。
今年6月に惜しまれつつ柔道を引退したウルフ アロン選手ですが、その約2週間後になんと新日本プロレスへの入団を発表。多くの人を驚かせました。
そんな過去の栄光に囚われることなく新たな道に挑むウルフ アロン選手が8月26日(火)、ベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ戦でのセレモニアルピッチに登場しました。
広い肩幅、分厚い胸板。すぐにでもリングで活躍できそうな仕上がり具合です。さらに柔道時代の精悍な顔立ちにワイルドさが加わり、デビュー前にしてすでに「これぞプロレスラー!」というオーラを大いに感じさせてくれます。
来年1月4日に東京ドームでのデビュー戦を控えるウルフ アロン選手ですが、今日のセレモニアルピッチも緊張しているかと思いきや
「ドームは普通の会場とは違った形で少し雰囲気が異なる部分があると思っていましたが、今日それを体感することができました。これをしっかりと東京ドーム大会に活かせればいいと思います」
と至って冷静なコメント。さすが大物ルーキーといったところでしょうか。
「しっかりと真っすぐ、真ん中を目指して、東京ドームデビュー戦の前哨戦のこのベルーナドームで、真っすぐを投げれるようにがんばりたいと思います!」
投球前に力強い決意表明をしてくれたウルフ アロン選手。しかし
「出身地の新小岩のクラブチームに1日だけ体験練習に行って、バッターボックスに立たせてもらった時に指にボールが当たって、デッドボールって言い張ったらチーム入れてもらえなかった」
と、これまで球技とは無縁だったそう。ちょっと不安そうにボールを眺めます。
さあ、そのボールの行方は…
©SEIBU Lions
見事ノーバウンドでキャッチャーミットに収まって、このワイルドなガッツポーズ!
・小学校2年生の時に少年野球に体験入団しただけと野球には縁のなかったウルフ アロン選手ですが、世界を制した経験があるだけに、さすがここぞの大舞台に強い!
本人も「100点。もうこれ以上ない」と自画自賛の内容でしたが、マウンドより前からの投球だったことを指摘されると「マウンド上は神聖なものだと思うので、前から投げました。…表向きは神聖だからということで」と大きな体で声を潜めて教えてくれました(笑)。
セレモニオアルピッチ終了後「ライオン繋がり」と、ライオンズのマスコット、レオとライナとの3ショットを披露。
▲©SEIBU Lions
新日本プロレスの若手選手は、そのシンボルマークにちなみ「ヤングライオン」と呼ばれています。ライオンズもどんどん若手選手が台頭してきています。新日本プロレスのヤングライオン・ウルフ アロン選手とライオンズの若獅子たちの、リングとグラウンドでの大活躍に期待したいですね!
【ウルフ アロン選手 コメント】
今日のセレモニアルピッチは100点です!
これまで3回始球式やセレモニアルピッチを経験しましたが、今日がいちばん真っ直ぐにボールを投げられました。
新日本プロレスも埼玉西武ライオンズもマークに「ライオン」があるので、同じライオンとしてスポーツ界を盛り上げていけたらと思います。