2024年9月開業「エミテラス所沢」特別インタビュー第四弾【秩父名物豚味噌丼ちんばた（丼もの）西武鉄道沿線初・所沢市内初・SC出店初^※注1^※注2】【PR】

エミテラス所沢 2024/07/26

エミテラス所沢に出店される店舗・企業の社長への特別インタビュー企画の第四弾は、株式会社ちんばた、西健宏代表取締役にインタビューさせていただきました！

創業約50年秩父の人気店「ちんばた」の歴史

豚みそ丼や秩父名物わらじかつ、話題の秩父で蒸留されたイチローズモルトが味わえるお店「ちんばた」

（西代表取締役）：ちんばたは元々、私の父親が創作居酒屋を秩父で始めて、現在、私が2代目になります。創業はおおよそ50年になります。
開店当時は違う名前と場所でやっていて、現在の場所になってからは40年程経ってると思います。
「ちんばた」という名前の由来は、秩父銘仙に関係があります。昔、秩父では、秩父銘仙をはじめとする絹織物産業が盛んでした。
その際、絹織物を賃金をもらって機（はた）を織ることを、賃機（ちんばた）という呼び方をしていて、私の先祖が賃機をしていたので、店名に名付けました。

お店は古民家風な造りになっており、秩父にあった酒蔵を壊すときに建材や太い梁などがでたので、再利用した建物になっております。

「ちんばた」の存続と想い

調理師学校を卒業してから都内のフグ料理屋で修業した後、神楽坂の高級居酒屋で働いておりました。その後、26歳の時にちんばたを引き継ぎました。
小学生の時に父親のお店で、お客様と話していた思い出もあり、そういう場所がなくなってしまうのも寂しいなと思い、この店を続けて行くことになりました。
父親がやっていた当時のお客様が戻ってきたり、「お前がこんな小さいときから知っているんだぞ」と仰るお客様もいて、懐かしい気持ちになります。

秩父の料理と雰囲気を味わっていただきたい

観光にきた方に秩父の野菜を使った料理や、埼玉の地鶏のタマシャモを使った料理など、秩父に来ないと食べれない料理や雰囲気を味わっていただける、お店づくりを心がけています。

秩父の農家の方が作った野菜を、なるべく農協等で買うようにしています。秩父のものを買って、観光の人に食べていただくことで、地産地消でやっていけたらなと心がけています。

「豚みそ丼」の誕生、秩父観光客にヒット

父が営業していたときは居酒屋のような感じで、夜にご来店される方が多かったのですが、高台の方にあり、歩いては行きづらいような場所なので、夜営業が暇な時や、父が体を壊している時は、一旦閉めていることもあったんです。その後、父の代わりに私のいとこが一年ぐらい営業をした際に、「豚みそ丼」ができました。
最初はちんばたの姉妹店で提供していたのですが、「本店の方でも出してみよう」となり始めたのです。

ちょうどその頃、西武鉄道さんや、テレビの方が秩父のことを取り上げ、多くの観光の方がいらっしゃるようになりました。
当時、観光メインは蕎麦屋くらいしかなかったのですが、ちんばたが豚みそ丼を始めたため、取材がきたのです。そこから、昼食メインのお客様が増えてきたので、最初は豚みそ丼だけだったのですが、お客様に更に満足していただけるよう、わらじかつ丼も提供を始めました。

ちんばた人気No.1！豚みそ×わらじかつのＷ丼

自分が食べに行くときに二つ名物があるとして、一日しか秩父に行けないのに二回、同じ店では食べられないじゃないですか。
お昼ご飯一回で秩父の名物を二つ食べられたら観光の方は嬉しいかなと思い、豚みそとわらじが両方一つのどんぶりで食べられるＷ丼を作るようになって、一番人気のメニューになっていますね。豚みそ丼は秩父のみそを二種類使っていて、調味料を合わせて三日程、漬けこんでいるので肉がやわらかくなっています。
わらじかつは大判でボリュームがあり、ちんばたで作った特製のソースで召し上がれます。

エミテラス所沢に出店に至った経緯

お話をいただいたとき、うちもあまり大きいお店ではないので躊躇や迷いはありました。ずっとやろうか、やらないか迷ってたのですが最終的には決心がつきました。
西武鉄道さんが秩父を推していただいていることや、車両基地の跡地で西武沿線にできる新しい商業施設ということで「西武さんがやるならうちも出店したい」と思い決断しました。
あとは、西武ライオンズが好きなので「所沢近くていいじゃん」と思ったのもありますね（笑）
秩父の料理を秩父だけでなく、所沢でも食べていただける場所があればいいなと想っています。