2024年9月開業「エミテラス所沢」特別インタビュー第二弾【Petit luxe EMILE（洋菓子）SC出店初^※注1】【PR】

エミテラス所沢 2024/06/24

エミテラス所沢に出店される店舗・企業の社長への特別インタビュー企画の第二弾は、株式会社エミール、髙橋秀世代表取締役にインタビューさせていただきました！

1989年に創業、エミールの歴史

所沢のケーキ店といえば「エミール」が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか！
インタビューの日も店内は大行列で賑わっておりました。

（髙橋代表取締役）：エミールは1989年に開業しました。初めは入間市で店舗を借りて、私と妻とパートさんの3名で営業を開始したのです。ここで約10年営業していて、1998年に現在の所沢市に自社所有の店舗を建てて移転しました。

開業にあたって影響を受けた方がいたのですが、若くして癌で亡くなってしまいました。右も左もわからない私を可愛がってくれた方でした。その方に一人娘がおり、当時小学校低学年くらいだったと思いますが、「エミ」という名前でして、その名前を洋風に変えて、「エミール」と名付けたのが店名の由来です。

移転した当初はカフェもやっていたんです。コーヒーや紅茶、ソフトドリンクの提供、さらにランチもやっていましたね。クロワッサンサンドやバケットサンドの2種類あって、ケーキはショーケースから好きなものを選べる。

しかし、数組が入れば満席になってしまう店内ですし、テイクアウトと比べると当然お客様の滞在時間は長くなります。スタッフ皆んな慌ただしく働いても、あまり売り上げにならないといった事態になってしまいました。
「これはちょっとまずいぞ」と(笑)
それでカフェは閉じてテイクアウト専門で営業していくようにシフトしていきました。

焼きたてシュークリームが大ヒット

カフェを辞めるか迷っている時に背中を押してくれたのが、
スポンジなど焼くオーブンのメーカーから　お店の中に「作りたて・焼きたてコーナー」を作りましょうと提案をもらったのです。
そこで焼きたてのシュークリームコーナーで『石窯秀（いしがましゅー）』を始めたら、これが大ヒット。

高品質な素材を使いながらも、利益は度外視で100円＋税で販売していたので、これが結果的にエミールの認知度を広めてくれました。安くて美味しいと評判になり、エミールと言ったらシュークリームと代名詞になってくれましたね。

全世代に愛される店をやっていこう

エミールでは極力、保存料や添加物を使わないように安心・安全にこだわったお菓子の提供をしています。専門店だけれども、地域に愛されるまごごろのこもったお店をやっていこうというのが開業時から変わらない当社のコンセプトです。

初めの頃は、年代や客層などターゲットを絞った商売をしていましたが、「それって何か違うな」って思ってきて、そこからは全部のお客さんに対応できる店づくりをしています。
極端にいうと、お金を沢山持っているお客さんにも、お小遣いを握って買いに来てくれる子どもにも、それぞれに対応できる商品を用意しておこうということです。

デコレーションケーキなども若い世代の方でも買えるような価格帯にしてきたつもりです。
その方達が、いずれ年齢を重ねて50代・60代になった時には、今度は焼き菓子などのギフトの方に興味を示して頂ければありがたいですし、そうやって循環していけば良いなという気持ちです。

所沢出身のオードリー春日さんがテレビ番組やラジオで紹介してくれた効果もあり、ファンの方やテレビを観てきてくれる方も最近は多いですね。東京ドームライブの時のユニフォームグッズも店内に飾っています。

エミテラス所沢へ出店に至った経緯

3〜4年前くらいに営業の方が来まして、エミールは1店舗主義だったので、やらないと断っていたのですが、それでも何度も来られて根負けですね(笑)

あとは、以前エミールを卒業したスタッフが家庭を持ち、子育てをしながら、また働きたいと。そういうスタッフが何名かおりまして、技術のある職人たちが戻って来れる場所を用意してあげたいな、という想いがありました。

我々の業界に限らずですが、そういう方々を受け入れられる社会でなければならないと思います。
彼ら彼女らの活躍の場、安心して働ける職場を作りたいと思ったのが、エミテラス所沢出店の最終的な決め手でしたね。

エミテラス所沢店では「焼きたて・作りたてを食べてもらう」がコンセプトです。焼きたての生パイやフランス産発酵バターを使ったフィナンシェ、エミテラス所沢店オリジナルのシュークリームも構想しています。

社長にとっての「所沢」という街

所沢に移転してきた時に、消費者の見る目が高いと感じましたね。
所沢の街は自然豊かで過ごしやすいですし、都心まで30〜40分で行けます。
所沢に住みながら都内に働きに行っている方が多いので、目が肥えているというのもあると思います。
私は北海道出身なのですが、現在、所沢商工会議所の役員もやっています。
すごく歴史がある街ですし、かと言って保守的でもない。所沢という街が大好きですね。