「エミテラス所沢」に西武鉄道のレガシーがまた一つ 所沢車両工場で製造した「おとぎ電車」が設置されました


所沢らしさを育み、都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点「エミテラス所沢」に西武鉄道のレガシーが揃いました!

エミテラスが西武鉄道所沢車両工場跡地に立地することから、その歴史を未来へつなぐ“レガシー”の設置として、「引き込み線」と「2000系運転用シミュレータ」は公表されていましたが、3つ目のレガシーとなる 「おとぎ電車」が新たに設置されました。

画像提供:西武リアルティソリューションズ

レガシー第三弾! 1階外構部分に西武鉄道所沢車両工場で製造した「おとぎ電車」が登場

「エミテラス所沢」の1階外構部分に、同工場で製造し1984年まで西武鉄道山口線で運行していた「おとぎ電車」(引退後の車両の前所有者である鉄道模型メーカーの株式会社関水金属より譲渡)の蓄電池機関車が、10月20日に公開されました。「引き込み線」、「2000系運転用シミュレータ」に加え、これで全ての レガシーが揃い、「エミテラス所沢」の新しいシンボルとなりました。

画像提供:西武リアルティソリューションズ

画像提供:西武リアルティソリューションズ

10月17日未明に運ばれ、設置される「おとぎ電車」


「おとぎ電車」の名前から、トロッコのような小さな電車をイメージしていたら、、、思ったよりも大きく、そして、運転席の狭さにビックリでした!

《「エミテラス所沢」3つのレガシー》

西武鉄道所沢車両工場で製造した「おとぎ電車」の展示


▲実際に展示されるものとは形式が異なります 画像提供:西武リアルティソリューションズ


遊園地前駅からユネスコ村駅を結ぶ約3.6kmの路線を丸みのある外観と白と青の鮮やかな色合いが特徴的な蓄電池機関車が客車をけん引して走行していました。かわいい蓄電池機関車と客車が走る様子から「おとぎ電車」と呼ばれていました。1952年に、正式に西武鉄道山口線となり、その後1984年まで「おとぎ電車」は活躍していました。
「エミテラス所沢」に展示されている車両は、同工場で1960年に製造されたB11形B15蓄電池機関車です。(全長約5m、重量約10t)

西武鉄道所沢車両工場への引き込み線の展示


「エミテラス所沢」の敷地は、2000年まで西武鉄道所沢車両工場として鉄道 車両の製造や修繕を行っていた場所で、工場と鉄道本線の車両の往来には、双方をつなぐための線路である「引き込み線」がありました。
その工場跡地に「エミテラス所沢」が開業されるにあたり、同工場のレガシーとして当時の引き込み線があった場所の一部にレールが設置されています。

2000系運転用シミュレータの展示


「エミテラス所沢」に実際に鉄道係員養成所の訓練等で使用していた2000系運転用シミュレータの一部が館内に設置されています。このシミュレータで 数多くの乗務員が養成・教育を受け、西武線で乗務されているそうです。
※シミュレータとしての機能はございません。

西武鉄道公式YouTubeに西武鉄道所沢車両工場の貴重な写真等を公開
西武鉄道所沢車両工場の歴史を振り返る動画を西武鉄道公式YouTubeチャンネルにて公開されました。 武蔵丘車両検修場に眠っていた秘蔵写真とともに、その歴史を紐解いていきます。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=PWtCmjdI6FM

エミテラスへお出かけの際は、3つのレガシーを回ってみるのも楽しいと思います♪


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