2024年9月開業「エミテラス所沢」特別インタビュー第三弾【武蔵國珈琲 MUSASHINOKUNI COFFEE SC出店初※注1】【PR】


エミテラス所沢に出店する店舗・企業の社長様への特別インタビュー第三弾は株式会社吉村の吉村久朋代表取締役にインタビューさせていただきました。

本物志向の和空間でスペシャリティコーヒーを

本物志向の和空間で店内焙煎のスペシャリティコーヒーを楽しめるお店としてエミテラス所沢2階に「武蔵國珈琲 MUSASHINOKUNI COFFEE」(以下武蔵國珈琲)が出店いたします。コンセプトは『本物をつくり 所沢から世界へ』。ショッピングやエンターテイメントを楽しむ方のほっと一息つける場所として、またコーヒーカルチャーを愛するすべての方へ、“本物”の味を発信していきます。
和を基調とした空間は、壁には漆喰を、建材には古材を使用し、素材の風合いを感じられるつくりになるもよう。ところどころにのれんを据えているのも特徴的です。店頭の目立つ場所に置かれた焙煎機で生豆を焙煎、視覚的にも心惹かれるカフェです。

現代的なショッピングモールに突如現れる古民家を思わせる空間でくつろぎながら、こだわりのコーヒーをいただくことができる。武蔵國珈琲はまさにそんな場所になりそうです。
それもそのはず、同店を手がけるのは、所沢市内で店舗デザイン・内装工事の会社を営む「株式会社吉村」。代表の吉村久朋さんにお話を伺いました。


▲株式会社吉村・吉村久朋代表取締役

所沢から「日本」を発信する「武蔵國珈琲 MUSASHINOKUNI COFFEE」

(吉村久朋代表取締役)うちの会社は祖父の代に家具業として始まり、現在は店舗デザイン・内装工事を手がける会社として、3代目の僕が経営しています。生まれも育ちも所沢です。僕は店舗デザインの仕事等で海外や、国内でも地方に行くことが多いのですが、他地域の方と話すときに所沢を紹介したくてもコレっていうのがないなと感じていました。自分でも思わず「所沢には何もない」って言っちゃうんですがそれも切ないな、と。そんな中、エミテラス所沢が開業するという話を聞き、だったら自分で「これが所沢だ」って言えるものを作ってみたいなと思ったんですよね。
そこで、所沢を武蔵野っていうもう少し広いくくりで捉えて、例えば日本のお土産になるようなものを所沢から発信できたらいいな、と考えました。武蔵國珈琲では自信を持って提供するスペシャリティコーヒーやこだわりのドリンクを扱うだけにとどまらず、ポップアップショップを行うことを考えています。すなわち、僕の人脈や仕事の繋がりで扱うことができる本物のアート作品を所沢の皆さんに見て頂ける場所にします。

3代目として家具屋を継ぐも時代の流れを読み業態変更

僕は高校を卒業後、デザイン学校に入学しグラフィックデザインを4年間学びました。高校時代美術の授業が好きだったんです。デザイン学校在学中に建築に興味を持ち、卒業後は外資系の会社で1年半ほどサラリーマンをやっていました。社内のレイアウト・デザインを担う部署に配属されました。その後退職し、家具の製造・販売を行う家業に入りました。24歳の頃です。
当時、大型家具店がなくなりつつあり、家業の調子が悪かったんです。家業は歴史も長いですし、もともと父や祖父の背中を見て育ったので、いつかは自分がやるもんだ、という気持ちはずっとあり、僕が入って頑張ってみたいと思いました。
オシャレなインテリアショップが流行り始めていた時期だったので、そういったものに可能性を感じていたこともあり、2010年頃には小売りの家具・インテリアショップを始めました。吉祥寺パルコや新所沢パルコなどに出店し、都内や所沢で数軒を展開するまでになったのですが、安価で高品質家具を扱うチェーン店の台頭を目の当たりにし、これは厳しいなと思い一斉に全店舗を畳みました。
そこで当社は、店舗デザイン・内装に舵を切りました。約10年前のことです。学校やオフィスに家具を納品する、そういう昔からの商売があるうえでオフィス創りを任されると必然的に内装のことについても話が及ぶからです。
現在僕がやっている店舗デザインは先代・先々代が築いた家具屋の延長線上にあるのです。

エミテラス所沢への出店のきっかけ、熊本の古民家コーヒー店に魅せられて

今回オープンする武蔵國珈琲は、店舗デザインや内装は当社で手がけますが、飲食物のプロデュースを熊本のカフェ「珈琲回廊(コーヒーギャラリー)」を経営する株式会社Willさんにお願いしています。
当社のグループでは熊本で通信制高校を運営しており僕自身も月の三分の一は熊本で過ごしているんですが、もともと僕は「珈琲回廊」というお店が大好きでお客として通っていたんです。「珈琲回廊」は熊本市内の新町という古びた街にある築120年の古民家を利用した感じのいいカフェで、ここのコーヒーも空間もとても素晴らしいんです。たまたま知人のつてで経営者の方と仲良くなって「いつか一緒にコーヒー屋をやりたいね」って話をしていたので、エミテラス所沢へ出店の話が上がったときにプロデュースをお願いしました。
「珈琲回廊」は世界各国25種類以上の豆を取り扱っており、注文を受けてその場で生豆から焙煎しています。武蔵國珈琲で提供するのは「珈琲回廊」の定番人気メニューと、地元の特産品・狭山茶をモチーフにしたドリンクの提供を想定しています。


▲熊本の「珈琲回廊」外観・提供商品

新店をオープンするにあたり「和」にこだわったのも理由があります。僕は店舗デザインをする中で、アメリカテイストのものやヨーロッパテイストのもの、それぞれの本物を志向する姿勢で様々なお店作りに携わってきましたが、デザインって流行に左右される部分が大きい。そこで結果的に僕がたどり着いたのが「和」でした。古民家を改装した「珈琲回廊」の店舗を見たとき「これには勝てないな」と思った感覚にも重なりました。武蔵國珈琲の店舗デザインは僕が今考える「和」の良さを体現したものになっています。

「芸術」を通じて伝えたいこと

現在、当社は店舗デザインだけでなくアパレルブランドとしてアートTシャツのプロデュースも手がけています。武蔵國珈琲では飲食物の提供だけでなく、ポップアップショップを通じてアート作品やアートTシャツの販売を展開する予定です。それは、所沢からアートを発信したいという思いからです。


▲吉村さんが手がけたアート関連のアイテムが並ぶ株式会社吉村の事務所内。

僕自身の全ての仕事に通じているものを挙げるとすれば「芸術」です。アートTシャツはもちろん、建築デザインでも非日常空間を作る「芸術」にこだわっています。
僕がせっかく海外でアパレルやアートに関わる仕事をしているので、良いものはぜひ地元・所沢の方々に見てほしい。武蔵國珈琲で珈琲を飲みながら、アートを楽しんでほしいですね。

番外編:社長の休日の過ごし方は??

サウナに行きます。友人に誘われて行った、熊本の「田迎サウナ」がきっかけです。熊本は地下水の町で水の質が良く、「田迎サウナ」の地下水掛け流しの水風呂が最高に気持ちがよくて、そこでサウナにはまってしまいました。いまでは、月の大半をホテル利用しているのですが、サウナがあるホテルを優先したり、出張先のサウナを楽しみに仕事をしています。所沢も開拓していきたいですね。

 


※注1:SC…ショッピングセンターの略

 
エミテラス所沢
開業:2024年9月予定
ティザーサイトURL:https://et-ge-tokorozawa.com/emiterrace/
 

【編集後記】
所沢で生まれ育ち、国内外や世界のアートやカルチャーに触れている吉村代表ならではのコーヒーショップ展開が楽しみです。ショッピングモールに現れる古民家空間、話題になりそうですね!


この記事を書いた人

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所沢なび編集部

2010年8月に所沢プロペ商店街に立地します商業施設「所沢サンプラザ」のメンバーにて設立しました。2011年3月の東日本大震災を機に、正確な情報発信の大切さを改めて実感し、本格的に活動を開始しました。

頂いた応援メッセージ

和の空間を大事にした珈琲のお店。所沢を意識したとのこと。落ち着ける場所になるのではと期待しています。 美術的な要素や快適な座り心地等も期待しています。
2024-07-21 00:40:44

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