Owlfestival アヲルフェス~この場所にこの森があってここに人が集う意味~


 

ボランティアライターじんです。11月10日に行われた今回が8回目のアヲルフェスを一昨年、昨年に引き続き取材させていただきました。

 

まずはこの会場、「おおたかの森」について説明します。大事なことなので、毎回ではございますが再掲します。

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所沢市を含む地域に広がる平地林は関東最大級の規模を誇っています。ここは江戸時代から続く、人々の生活と結びついた雑木林です。水の乏しいこの地で、人々は落葉樹の落ち葉をつかって堆肥をつくり、それを肥料に畑作を行い、育った木は薪や炭として使用してきました。木を、森を育て、自然と共存する里山の生活がありました。森は生き物を育み、狐、狸などの動物たち、オオタカを生態系の頂点とする鳥たちの世界もそこにはありました。
時代は移り、薪は燃料の主役ではなくなり、落ち葉を使った循環農法に従事する人は徐々に減っていきました。そしてこの森は、産廃施設、墓地、資材置き場、商工業施設等に開発されていきました。ダイオキシン問題が大きく取り上げられたこと、所沢市民で覚えている方は多いと思います。森の環境問題は終わったわけではなく、現在も続いているのです。
そんな中、「おおたかの森トラスト」では、人々の寄付や募金により森を取得し、豊かな森を取り戻し、それを未来に残す活動を1994年より行っています。

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今回入口脇にモニターが置かれており、おおたかの森についての説明、取材番組の録画が閲覧可能になっていました。写真はおおたかの森トラスト代表の足立圭子さんによる説明風景です。アヲルフェスは、この森を守る活動をたくさんの人に知って頂くために、毎年11月に行われています。
おおたかの森トラスト、アヲルフェスに賛同いただける方の善意の募金箱が入口に置かれております。

僕も募金しました。僕にできることは森を守る気持ちを形で表すことと、このフェスと活動をこの所沢なびを通して広くみなさまに伝えること。ひとりひとりができることをできるだけ行うことを心がける、それが大事だと思っています。

ではみなさんアヲルフェス会場へ入ってみましょう。

まずご紹介するのは、アヲルフェス・オーガナイザーの目黒裕葵さん。たくさんの人々がこの一日のフェスに集うのは、やはりこの方の人柄によるところが大きいと感じます。アヲルフェスの雰囲気を一番まとっていらっしゃる。この森に素敵な空間をつくりだしてくださる素敵な方です。いつもありがとうございます。

この森に集う人たち。ちょっと変わった見た目の人もいるけれど、みんな実にやさしい顔をしています。子どもから大人までたくさんの人がいらしているのですが、そこに音楽があり、様々なお店があり、いろんな嗜好がこらされているから、みんな楽しめるんですね。そしてそれが人々の善意によって再生された森の中にあること、そこに意味がある。みなさんの笑顔と会場の雰囲気をお楽しみください。

いろいろなお店が会場にあふれて、森の中は大賑わいです。まだまだ笑顔の大放出と会場の様子続けます。

あら。あなたはだーれ?

いろんなものが住んでいる不思議な森になっているね。

気を付けて渡ってね。

素敵な笑顔があふれる会場、この場所に集ったこの活動を支える人たち。

各種体験やワークショップなどもありました。

森の中央のライブステージに移動してみましょう。

この素晴らしいステージをこの森に創り上げてくださったお二人に感謝して、森に響き渡る音楽のしらべを楽しんでいきましょう。


ここは森の中。

普段は鳥のさえずり、風に木々が揺れる音、虫たちの鳴き声、

そんなものが聴こえてくる世界。

でも、今日は一年に一度のアヲルフェス。

ちょっとだけ、人間たちの音楽にこの場所を貸してくださいね。

10時から始まったアヲルフェス。日が暮れてもまだまだ続きます。

夜の帳がおりる頃、

昼間の明るい森はその姿をかえ、

人間たちに創り出された神秘的な姿を現します。

そして、今日この場所に集った人間たちの想いが一気に弾け、アヲルフェスはクライマックスを迎えます

里山とは人と自然が共存する風景、暮らし。 おおたかが住む森が、あなたの家のすぐそばにあります。ただその森は誰かが守っていかなくてはなくなってしまうかもしれないのが現実です。 そのために活動している人が存在すること、そしてその活動を広く紹介するためにこのアヲルフェスを企画・運営している人がいること、そのフェスを応援する人がいること、そしてそのフェスに足を運んでくれる人がいること、この場所にこの森があるってこと。 本記事を読んで、この雰囲気を味わいたいと少しでも思っていただけた方は、この森のことを心にとめていただき、是非来年のアヲルフェスに足を運んでいただけたら幸いです。この森に人々が集う意味がきっとわかるはずです。 おおたかの森に現れたこんな空間が当たり前の風景になったとき、 アヲルフェスは役割を終えるとのこと。 その日が来るまで、毎年、この場所であなたを待っています。

 

Owlfestival アヲルフェス 2019開催リポート


開催日時 2019年11月10日(日)10時~19時
会場 おおたかの森再生地(埼玉県所沢市北岩岡46-1)


この記事を書いた人

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じん Jin

写真を撮ったり、ランニングしたり、サイクリングしたりしながら、自然の中で過ごす時間を大事にしています。 すぐそばに素敵な自然が残されてる所沢が大好きです。 少しでも所沢の魅力がお伝えできるようにがんばります。

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