劇団おしゃれ大学が１５周年記念公演！

イベント 2018/03/12

劇団おしゃれ大学が１５周年記念公演！
３月２１日～２５日開催

所沢市を中心に活動している「劇団おしゃれ大学」が今年で１５周年を迎えます。
その記念公演が、３月２１日（水）～２５日（日）の５日間、「小手指サウンドストーン」で開催されます。

劇団おしゃれ大学は、日本大学芸術学部映画学科演技コース講師の青柳瑞樹さんを主宰とした劇団で、「東京壁塾」に新メンバーが加わり、２００３年６月に王子小劇場で旗揚。演劇を超えた次世代の表現劇団として注目されている劇団です。

今回は、区切りの１５周年記念公演として、「所沢に新たな文化と活力を！」をテーマに開催。出演は「劇団おしゃれ大学」のメンバーや市内３劇団のメンバー、豪華ゲストによる各１０分～３０分の短編の上演を行います。お笑いあり、ダンスあり、歌ありの芝居だけではなく、活弁まで盛り込んだ多彩なジャンルの豪華な芸術祭です。

※活弁とは…活動写真弁士の略称。日本の無声映画時代の説明者のことで，１８９６年神戸でキネトスコープを説明した上田恒次郎が活弁の元祖。徳川夢声，大辻司郎らがよく知られている。＜コトバンクより引用＞

◆劇団おしゃれ大学の主宰青柳瑞樹さんにインタビュー

成田：劇団おしゃれ大学１５周年おめでとうございます！まずは、１５年間、劇団を率いてきて、嬉しかったことやご苦労などを教えてください。

青柳：ありがとうございます。１５年というと短いような長いような・・・。会社や家族とは似て非なるもの、それが「劇団」だと思っております。公演の度に出逢いと別れがあり、発見と驚きの連続です。その刺激のおかげか、いつも気持ちが若くいれる気がします。
まず、映像／舞台の制作する時の切り替え、これが意外にジャンルやスタンスが全く違うので相変わらず大変ですね。時間／予算の使い方、人との距離感が全く違うのでどっちかに振りすぎると中々もう片方に戻すのも大変で…。
逆に一番嬉しいことは、頭の中にあったものが形として出来上がる瞬間ですが、初めから簡単にうまくできていたわけではありませんでした。
大学在学時から立ち上げたので、ほとんどが自分より年配者。どうしたらみんながついてきてくれるか？といつも気が張っておりました。それからずっとですから、あまり若者らしい自分の時間は持てなかったですね。でも人間関係も金銭面も苦労をしたからこそ、今も表現を続けていられているのかもしれませんね。

▲劇団おしゃれ大学主宰　青柳瑞樹さん

成田：その劇団の軌跡を感じながら、今回の記念公演を見ると感じるものがより深くなりそうですね。今回の記念公演の一押しは何でしょうか？

青柳：今回初参加のゲストも多い中、所沢のシニアの方々に向けておススメなのが「活弁」です。今はもうなかなか見る機会のない無声映画をプロの活弁士　佐々木亜希子さんが七色の声を使って表現してくれます。台湾からは声楽家の大塚優香さんが歌声を披露し、また昨年、現代造形展などで作品が入選しました私が演じます「ブルーギル」は日芸の「発声」と「洋舞」の講師二人が文字通り「声と舞」によって表現をする奇妙な世界観を楽しんでいただけると思います。「お笑い」では稽古場で大爆笑の渦ができていましたので、こちらも期待してもらいたいです。

成田：特にどんなお客さんにＰＲしたいですか？

青柳：ライブバーでの開催なので、演劇は苦手という方でも足を踏み入れやすい場所です。
特に今回は「活弁」「演劇」「歌」「ダンス」「お笑いライブ」まで一度に少しづつ発表の公演なので、初めましての方でも気分転換に楽しめてしまう！そんな気軽で本気の公演です。

成田：気軽だけど、本気！（笑）　さまざまなエンタメが満載ですね。初心者にも、舞台愛好家にも、楽しめそう。ところで、今回、第１弾というからには、第２弾もあるんですよね？現在公表できる範囲内で告知とそれぞれの特徴を教えてください。

青柳：はい！第２弾は、「所沢でシェイクスピアが観られる！」と毎回お客様から好評いただいているシリーズ。今年は「ハムレット」です。
こちらも多くのお客様が観やすいようにリーズナブルなお値段で提供しております。足を運んでもらえるのが役者として一番有難いことなのでぜひ劇場にお越しください。