「見るトコろ!感じるトコろ!茜衣がいくトコろ!」いいトコ発信ところざわVol.7
連載第6弾「狭山湖周辺とトトロの森を散策してきました」
前回に引き続き狭山丘陵散策です。せっかくだからトコろんのお姉さんであるむなぞー(宗像茜衣)さんに、狭山丘陵隅々まで歩きまわってもらいましょうかね。一日じゃ周りきれない広くて素敵な場所ですからね。
今回もルートも公開してお散歩ポイントを紹介していきます。新しい生活様式のなかでのところざわの魅力発信、精一杯元気いっぱい続けていきます。
取材:2020年7月12日 ボランティアライターじん
① 田園風景のなかをトトロの森に向かいます。
今回もスタートは西武球場前駅です。ここから北の方向に進んでいきます。狭山丘陵は南北約4km、東西約11kmの細長い丘陵地です。住宅地の中に浮かぶ「緑の孤島」とも呼ばれる、都心から約30kmの距離にある箱庭のような貴重な自然です。今日はこの自然の中央部に近い辺りを散策します。
駅からトトロの森を目指していく道中はどこか懐かしい風景が広がっています。
▲大鐘公民館、木のぬくもりたっぷりです。
▲所沢市内では貴重な田んぼが広がっています。
▲柳瀬川を渡るとトトロの森はもうすぐです。
② トトロの森を散策しよう。
まずは、「トトロの森」について説明します。「トトロの森」をスタジオジブリさんの映画「となりのトトロ」のモデルになった森という広い意味でとらえると、狭山丘陵にある森すべてがそれに当てはまると思います。里山の風情を色濃く残す光景、トトロが住んでいそうな森という意味ではまさにイメージ通りだと思います。
これから紹介する「トトロの森」は公益財団法人「トトロのふるさと基金」さんがナショナル・トラスト運動により取得し管理している森になります。寄付金を募り、そのお金を基に森を買い取り、そこを保全していく活動です。取材日現在、狭山丘陵とその周辺に計54ヶ所10haを超えるトトロの森があります。トトロの森といってもそこに施設やトトロのモニュメントがあったりする訳ではなく、案内看板が立っているだけです。自然そのままの森がご覧になれます。基金の方針に基づき、ボランティアの協力を得ながら森の管理活動が行われています。
では散策ルート順にトトロの森を周っていきます。
▲トトロの森15号地
最初はトトロの森15号地です。森の番号は取得した順番です。この森は土地所有者の方からの無償提供により取得した最初の森になります。こちらはチカタの森と呼ばれています。チカタの地名については平家の落人伝説が絡むのですが、詳細はこちらの記事(https://tokorozawanavi.com/news-jin20180116/)をご覧ください。
▲トトロの森3号地
次はトトロの森3号地です。15号地と隣接しております。3番だけあって取得は1998年と古く、長い間の適切な管理により雑木林らしい明るい森が広がっています。看板はありませんが48号地も隣接しており、3号地15号地48号地と併せて一体的な管理作業が行われております。
ここから徐々に森の中に入っていくのですが、手前には湿地が広がっています。
▲デッキがあって水辺を歩くことができます。
春にはカエルが卵を産みオタマジャクシが泳ぎ、夏から秋はトンボが飛び交う湿地、森に降った雨がゆっくりと湧き出し、生き物の命の場をつくりだします。
湿地から更に森の奥に進みます。
▲トトロの森1号地
トトロの森1号地に到着しました。ここは1991年に取得した最初のトトロの森です。当時はバブルの真っ最中、今の相場からは考えられないくらいの地価でした。1990年にはじまったトトロのふるさと基金さんの活動ですが、当時を知るスタッフさんのお話によると「トトロの森を守ってください!」という寄付の申込の電話が鳴りっぱなしだったそうです。お子様がお小遣いをためた貯金を寄付してくださったりして、たくさんの方のおこころが集まったそうです。この森に墓地をつくる計画があったそうですが、森全体からみるとのほんの一部である1183㎡のトトロの森1号地を取得したことがきっかけとなり、隣接する森を埼玉県、所沢市が取得し、この周辺の森一帯が雑魚入(ざこいり)樹林地として保全されることになりました。本項の冒頭で説明した通り、その後トトロの森は54か所まで増え、その活動は益々盛り上がりをみせております。
じん:ちょっと説明長くなったけど、むなぞーさんにもトトロの森のこと理解してもらえるとうれしいな。所沢を代表するタレントになるためには必須だと思うんだ。
むなぞー:わかりました!
階段を登って森の中を進んでいくと、森が開けたところに堀口天満宮があります。
▲神社の前には趣のある茶畑が広がっています。
▲となりのトトロにでてきそうな雰囲気の神社でお参り
▲境内でちょっと休憩、水分補給はところざわの水!
③ メガソーラーを経由して狭山湖へ
堀口天満宮を後にして狭山湖に向かいます。途中に広がるのはメガソーラー所沢(とことこソーラー北野)です。
▲太陽光パネルがたくさん
ここは北野一般廃棄物最終処分場を利用した太陽光発電設備です。廃棄物の埋め立ては終了しており、その場所を活用した再生可能エネルギー施設となっております。
▲詳しい説明はトコろんのパネルが教えてくれます。
上水道のタンクの脇を進んでいくと左手にトトロの森39号地があります。道路脇の部分には現在クヌギ・コナラなどの植栽が行われており、森の再生を目指しています。
▲トトロの森39号地。むなぞーさんの後ろの広がった部分に植栽しています。
狭山湖の手前には現在人道橋を建設中です。完成するまでは、大変見通しの悪い交差点になりますので、車に充分注意して横断してください。
道路を渡ると緑地が広がっています。
▲春には桜が満開になります。
▲広々しているので思いっきり遊べます。
▲むなぞーさんの後ろの木、なんとなくトトロにみえませんか?
▲狭山湖に到着です
④ 狭山湖で遊んじゃおう。
▲堤防の上を進んでいきます。
▲むなぞーさんの掌にあるのが取水塔です。
狭山湖は正式名称「山口貯水池」、多摩川から水を引いた東京都民の水がめです。所沢市と入間市にまたがっていますが、所沢市民はこの水は一切飲んでいません。ちなみに所沢市の水道水は埼玉県水9:地下水1の水です。
じん:あってますよね?
むなぞー:その通りです。その地下水100%を飲むことができるのがこちらの「ところざわの水」です。環境にやさしい紙パックでの販売です。
▲所沢市内各所で販売中です!
堤防は約700m続きます。右側に狭山湖、左側には山口地区ののどかな風景が広がります。
▲西武ドームがみえます。
堤防を渡り切ったところに小さな丘がありますので登ってみましょう。
▲狭山湖の堤防が見下ろせます。
▲大きな藤棚がありました。
▲もしもし?
▲開けちゃいますよ~
▲えいっ!
▲だめだあ~開かない
⑤ 山口観音と狭山不動尊ご参拝
狭山湖を後にして、山口観音(金乗院)にご参拝してきました。
▲山口観音の本堂前 新田義貞の白馬
▲本堂にあるプレイグベル。手で回しながら一周まわると願い事がかなうとのことです。
▲仏国窟の中をまわってきました。
▲五重塔にお参りしました。
▲異国情緒あふれる境内です。
続いて狭山不動尊(不動寺)に伺いました。
▲御成門
▲不動寺総門
▲西武ライオンズの選手が戦勝祈願にいらっしゃる寺院ですね
▲第一多宝塔
ご参拝を終え、ゴールの西武球場前駅に到着しました。
▲お疲れ様でした
今回の散策ルートです。距離的にはだいたい半日くらいのコースですが、一日かけてゆっくり周るのも宜しいかと思います。歩きやすい格好で散策ください。車道の横断と暑い時期の熱中症にはくれぐれもご注意ください。
▲本日の散策ルート
じん:前回に引き続き狭山丘陵散策してきました。いかがでしたか?
むなぞー:行ってみたかったんですよ!狭山湖! いつも初日の出見ようと思って頑張るのにお昼になっていること多くて、車ではあーーー狭山湖だって思うけど立ち寄ることないし!!! とりあえずダム女としてはたまらんですね。所沢百景に選ばれるほどの絶景でした。 もしも、回るならコンビニがほぼ無いから要注意ですね。 少し多めに飲み物の持参オススメします!!
じん:お心遣いありがとうございます。そうですね。飲み物補充は難しいです。ダム女のむなぞーさんにご満足いただけたようでよかったです。狭山湖は夕日もきれいだから、また一緒に行きましょう!
協力:一般社団法人 所沢市まちづくり観光協会
モデル:宗像茜衣
公式ホームページ:「宗像茜衣公式ホームページ」
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インスタグラム:munakata_st