サプライズな親子共演も!東儀秀樹さんがサクラタウン神社で奉納を【鎮花祭】


桜咲く頃行われる鎮花祭、武蔵野坐令和神社では東儀秀樹さんが演奏・舞を奉納しました!

日本古来より行われてきた春の祭事「鎮花祭」、市内東所沢のところざわサクラタウンにある武蔵野坐令和神社で今年も行われました。東儀秀樹さんが篳篥の演奏と舞を奉納、なんとサプライズでご子息・典親さんも登場しました!

▲雅楽師・東儀秀樹さんとご子息・典親さん

2022年4月2日取材 前原麻世

 

「鎮花祭」の”花”とはまさに”桜”!

季節の変わり目ということもあるのでしょうか、「花の咲き散るころ疫病が流行る。」とされ、古くよりこの時期疫病除けの祭典として「鎮花祭(ちんかさい・はなしずめのまつり)」が行われてきました。二千年来の歴史があります。

平安時代の律令の注釈書「令義解」には、春の花びらが散る時に疫病が分散して流行病を起こすために、これを鎮めることを目的として奈良の大神神社と狭井神社で鎮花祭を行うとあります。
そんな春の祭祀が、まさに桜満開のとき、ところざわサクラタウンの「武蔵野坐令和神社」でも行われました。
 

令和4年の鎮花祭には東儀秀樹さんが登場

昨年は中村獅童さんが舞を奉納し話題となったこちらの鎮花祭、今年は雅楽師の東儀秀樹さんが登場するとのこと。
神社内には一般参列者と関係者が待ち受けました。

ドン・ドン・ドン・ドン……
神社の方の叩く太鼓の音が祭祀の始まりを告げ、社内は厳かな雰囲気に……。
宮司さんが幣殿に姿を現します。
続いて、本日舞を奉納する東儀秀樹さんが登場!

あれ……なんと、東儀さんの後に続くのは、最近テレビでも親子共演が注目されるご子息・東儀典親さんではありませんか!


▲本殿に、宮司、東儀秀樹さん・典親さん親子が上がりました。
 

妖怪大戦争のアノ曲をセルフカバー!

「あれ?息子さんがいる!」その場に居合わせた人々の心に静かにサプライズを与えつつ、鎮花祭は始まりました。

巫女さんお二人による神楽舞の奉納と、東儀さん親子による奉納が行われました。

東儀秀樹さんは篳篥(ひちりき)を、典親さんは笙(しょう)を演奏します。

篳篥が奏でる幽玄なメロディを、笙の生み出す和音が包み込みます。
日頃耳にすることがなかなかかなわない雅楽の生演奏は、時空を超えたいにしえとのつながりを感じさせてくれました。

東儀秀樹さんによる舞の奉納では、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』を見た方には聞き覚えのあるアノ曲が!
そう、劇中クライマックスのシーンで東儀さんと思しき人物が3人登場し、それぞれ篳篥、龍笛、笙を奏で、妖怪獣を鎮めたアノ曲です。

劇中で使われている音楽も作曲は東儀氏が行っています。
それをBGMに、この日は自ら舞ってくださいました! いわゆるセルフカバーですね!

玉串の拝礼と、宮司による祭祀の説明が行われ、鎮花祭は幕を閉じました。


 

神社側にも息子さんにも内緒のサプライズ出演

もともと、典親さんは参列者として東儀さんの仕事ぶりを見るつもりだったそうです。
「息子にも舞台をまかせよう」と思い立った東儀さん、神社側にも典親さんにも内緒で「車に息子用の装束は隠し持って」現場へ来られました。


▲「サプライズ好きなんです」と東儀秀樹さん。

東儀さんはここへ来る道すがら「もしも今日舞台に上がることがあったらどうかな。そんなことがあるかもね、仮にそんなことがあったとしてもいつも通りやろうね」と典親さんに伝えたところ、典親さんも「ぜひ自分も奉納に参加したい」と了解したそうなのです。
なんという、お茶目?!なお父様でしょう!! お父様のはからいに動じない典親さんも素晴らしいですね。
素敵な親子です。


▲「日頃から父からのサプライズがあるので自然と受け入れられました」と典親さん。雅楽器の演奏を「楽しい」と話しました

そんな東儀さんもコロナ禍において多くのコンサートが中止になり不安に感じることも多かったのだそうです。しかしながら「あがいても仕方ない、今は我慢の時」と考えました。また家族でじっくりと過ごす時間が増えたことや、何かに打ち込む時間が得られた、と前向きなできごともあったそうです。


▲コロナ禍の自身への影響を語る東儀秀樹さん

ここ武蔵野についてどんなイメージを持っているかという質問には「自然らしい自然に人が寄り添うことができている地域、胸を張って発信できる場所」「今日の道中も、ここに近づくにつれ桜が濃くなりわくわくして楽しんで来られた」と好印象をいただきました。

また、本棚劇場もたいへん気に入っておられるようです。ミュージアムの準備段階から携わっているため「本棚劇場に本がない時のレアな写真も持っている」とのこと。ご自身の公式ウェブサイトには、本棚劇場を背にして微笑む東儀さんの姿が載っているんです!

祭祀後はサクラタウン内を練り歩き、角川武蔵野ミュージアムへ移動。現在公開中の「浮世絵劇場 from Paris」をご覧になられました。


 

「サクラまつり」の開催に寄せて 宮司の小川さん

この日「武蔵野坐令和神社」では「鎮花祭」が、そしてサクラタウン全体では「サクラまつり」としてイベントが行われていました。
2020年8月に開かれ、ウィズコロナ時代とともに歩み1年半の時が経過した「武蔵野坐令和神社」。
斎主を務めた宮司の小川さんは、「”疫病”の収束への祈りを込めた鎮花祭、そして賑わいを生み人々を活気づかせてくれるサクラまつりが今年も行われるというのは感慨深いですね」と話してくれました。


▲武蔵野坐令和神社の宮司・小川泰弘さん

神社としては斬新な見た目でありながら、伝統的な祭祀も行う武蔵野坐令和神社。
新たなご利益スポットに足を運んでみて下さい!


 

■施設詳細


武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)
※通称・武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)
住所:〒359-0023埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
電話:04-2003-8702
・授与所閉所日(定休日)第1、3、5火曜日
・授与所開所時間
4月~9月 10:00-17:00(休日は18:00まで)
10月~3月 10:00-16:30(休日は17:00まで)
▶公式ウェブサイト
https://musashinoreiwa.jp/
 
東儀秀樹さん 公式ウェブサイト
https://www.togihideki.net/



記事の執筆者プロフィール

所沢なび編集部 ライター
2010年8月に所沢プロペ商店街に立地します商業施設「所沢サンプラザ」のメンバーにて設立しました。2011年3月の東日本大震災を機に、正確な情報発信の大切さを改めて実感し、本格的に活動を開始しました。

応援メッセージ大募集!

※採用されたメッセージを掲載いたします。
※ご質問やご要望などは「お問合せフォーム」からお願いします。
お問い合わせフォームにお寄せいただいたご質問は、1週間以内にご返信させていただきます。


この記事を気に入って頂けましたか?
所沢なびをフォローすると最新情報をお届けできます。