CO2排出量の可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を活用し、所沢市内10社のCO2排出量の算出・可視化支援が実施されます


CO2排出量の可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を活用し、所沢市の目指す「2050年までにCO2排出量実質ゼロ」実現に向けて取り組みます

CO2排出量の可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を提供するe-dash株式会社は、埼玉県所沢市から「所沢市二酸化炭素排出量可視化事業」を受託し、市内企業10社を対象に「e-dash」を活用したCO2排出量の可視化・削減の支援を開始します。

取り組みの概要

所沢市では2020年11月に、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。市のCO2排出量(2021年度)を部門別に見ると、産業部門が9%、業務その他部門が30%など企業由来の排出量が全体の多くを占めており(※1)、目標達成に向けては、市内企業の脱炭素化が重要な課題となっています。こうした背景から市は、市内企業や業界団体が参加する「所沢市脱炭素経営ネットワーク会議」を設立するなど、市内企業の脱炭素化を後押しする取り組みを行っています。そして、この取り組みをさらに加速すべく、2024年度は新たに「所沢市二酸化炭素排出量可視化事業」を実施することになりました。

本事業においてe-dash株式会社は、2025年1月末まで、所沢市内の先着10社を対象に、「e-dash」を活用したCO2排出量(Scope 1・2)の算出・可視化支援を実施します。また、可視化したデータをもとに、参加企業に対してCO2排出量の削減に向けたサポートも行います。なお、参加企業はこれらの支援を全て無料で受けることができます。
e-dash株式会社は、本事業を通じて、脱炭素へ歩み出す地域企業の増加、そして所沢市のカーボンニュートラル達成に貢献していきます。

取り組みのポイント

●脱炭素化への最初の一歩「CO2排出量の可視化」をサポート

脱炭素を推進するにあたって、企業がまず取り組まなければならないことが現状のCO2排出量の可視化です。「e-dash」ならば、電気やガス等の請求書をアップロードするだけで、誰でも簡単かつ正確にCO2排出量の可視化が叶います。「そもそも何から始めればいいのか」「従業員の負担が増えてしまう」「専門知識を持つ社員がいない」などと悩む企業でも安心してこの最初の一歩を踏み出すことができます。

●可視化のその先へ。個社に合わせた削減施策の件等整理と提案

CO2排出量の可視化が達成されたのちは、e-dash株式会社が排出量削減に向けた施策の検討整理と提案までを伴走し、プログラム期間終了後も参加企業が脱炭素に取り組み続けられるよう支援します。削減施策については、省エネ設備の導入や太陽光発電の設置、非化石証書やカーボン・クレジット等の環境価値の活用など、本社がすでに提供してきた事例や知見も踏まえながら、個社の状況にあわせた削減手段を整理し提案します。

本プログラムの詳細はこちら
所沢市公式HP (https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/seikatukankyo/kankyo/ecotown/zerocarboncity/network/sienntaisyoujigyousyabosyuu.html

所沢市担当者(所沢市環境クリーン部マチごとエコタウン推進課)のコメント

所沢市は「所沢市脱炭素社会を実現するための条例」を令和5年4月に施行し、行政、事業者、市民の全てが連帯して二酸化炭素排出量の削減に取り組むため、様々な施策を行っています。
本事業は、市内事業者の多くを占める中小企業等を対象として、二酸化炭素排出量可視化支援を実施し、事業者が自社の二酸化炭素排出量の実態を把握することで、削減に向けた改善行動を促進することを目的としています。
事業者の皆様には本事業を脱炭素経営の第一歩としてご活用いただき、本事業での取組が、二酸化炭素排出量及びエネルギーコスト削減の効果的な取組事例として、市内に波及することを期待しております。

「e-dash」とは

「e-dash」は、CO2排出量削減への取り組みを総合的にサポートする三井物産発のサービスプラットフォームです(※2)。

脱炭素の第一歩であるCO2排出量の可視化については、電気やガス等のエネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量(Scope 1・2)を自動で簡単に算出するなど、計算の手間を削減しながら正確なデータを蓄積できる仕組みを提供しています。サプライチェーン排出量(Scope 3)についても、ソフトウェア上で手軽に算出・可視化が可能です。

「e-dash」でのCO2排出量の算出については、大手監査法人による第三者検証を実施し、日本政府が策定した算定ガイドラインに基づいた正確な算定方法でご提供しています(※3)。

さらに、CO2排出量の可視化に留まらず、CO2排出量削減の各種施策の実行も支援します。

※1:環境省の「自治体排出量カルテ 所沢市」より「部門・分野別CO2排出量構成比 令和3年度(2021年度)」
https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/data/karte/pdf/11208.pdf

※2:三井物産、CO2排出量可視化・削減クラウドサービスを提供する「e-dash株式会社」を設立(2022年3月1日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000095916.html

※3:国内初、大手監査法人によるCO2排出量可視化サービスの第三者検証を実施(2022年6月30日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000095916.html

◆所沢市 概要
所在地:​​埼玉県所沢市並木一丁目1番地の1
概要:埼玉県南西部に位置し、人口は約34万人(令和6年4月末時点)。古くから宿場町として栄え、現在も農業・商工業ともに盛ん。産業構成を全国平均や埼玉県全体と比べると、事業所数・従業者数ともに「医療、福祉」の割合が高く、「製造業」の割合が低くなっている。
URL:https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/

◆e-dash  会社概要
設立:2022年2月7日
株主:三井物産、みずほイノベーション・フロンティア株式会社(株式会社みずほフィナンシャルグループの100%子会社)
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂4‐8‐18 赤坂JEBL6階
コーポレートサイト:https://corp.e-dash.io/

◆事業内容:
▼CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」の開発・運営
https://e-dash.io/

▼カーボンクレジットのマーケットプレイス「e-dash Carbon Offset」の運営
https://carbon-offset.e-dash.io/

▼カーボンニュートラルを加速させるメディア「accel.」の運営
https://accel.e-dash.io/

▼国内企業における環境対策情報の検索サイト「accel.DB」の運営
https://acceldb.e-dash.io/


この記事を書いた人

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所沢なび編集部

2010年8月に所沢プロペ商店街に立地します商業施設「所沢サンプラザ」のメンバーにて設立しました。2011年3月の東日本大震災を機に、正確な情報発信の大切さを改めて実感し、本格的に活動を開始しました。

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