メットライフドームの目の前に電車が!? 1塁側新エリア「トレイン広場」に車両設置


通勤通学や買い物、お出かけに旅行などなど。大切な移動手段として、私たちの生活を支えてくれている電車。そんな日々休みなく走り続ける車両も、いつか一線を退く時がやって来ます。

 
1980年より運行開始の、西武鉄道101系「クハ1262」。
 

 
2018年からは伊豆箱根鉄道カラーに塗装され、主に多摩湖線で運行されていた車両です。この車両が、2020年11月に40年の長きに渡る現役を引退。メットライフドームで、新たなシンボルとして第二の人生を送ることとなりました。
 
メットライフドームに電車の車体を搬入する。駅から近いのだし、移動は簡単なのでは? 素人考えでは、ついそう思ってしまいます。しかし、実はこれが非常に大変な作業。車両は大型トレーラーに乗せられ、埼玉県横瀬町にある西武鉄道の横瀬車両基地から、およそ100kmもの道のりを5時間近くかけて運ばれてきました。
 

▲©SEIBU Lions
 

▲©SEIBU Lions
 
トレーラーは12月18日の午後11時頃に出発し、19日午前3時過ぎにメットライフドーム付近に到着。ここからトレーラーはバックでメットライフドームへと入って行きます。
 

▲©SEIBU Lions
 

 

▲©SEIBU Lions
 

駅前を電車が通り過ぎる、不思議な光景。
 

▲©SEIBU Lions
 
午前11時。球場の目の前まで運ばれた車体は、クレーンで1塁側「トレイン広場」へ。クーラーや台車を外されてもまだ26.79tもある重い車両が、軽々と吊り上げられます。
 

 

 
あらかじめレール上に設置されていた台車に、車体をセッティング。
 

 

好天に恵まれたお陰もあってか、設置作業は一時間足らずで無事終了しました。
 

 
このままでも十分に格好いい車体なのですが、2021年1月にはライオンズカラーや公式マスコットのレオ・ライナのイラストをあしらったラッピングが施され、よりライオンズらしく生まれ変わります。
 
また、車両の上部にスピーカー、広場内に演出用の照明を複数台設置し、ライオンズの選手がホームランを打った際や勝利時に、ドーム内のLビジョンや音響・照明と連動した演出を楽しめるとのこと。さらに電車の中に入ることもできて、写真撮影のほか、さまざまな楽しみ方を提供する予定だそうです。
 
日ごろ馴染みの深い電車が引退してしまうのは、寂しいことです。しかし、そんな電車が新しい活躍の場を与えられ、これまでとは違った喜びを人々に届けてくれる。それは我々だけでなく、きっと電車自身にとっても幸福なことなのではないでしょうか。
 
この車体の設置に、埼玉西武ライオンズのキャプテン、源田壮亮選手よりコメントが届いています。
 
「メットライフドームエリアに電車が設置されたと聞いて、入団1年目のオフに2代目L‐trainのお披露目イベントに参加したこと思い出しました! あの時は車掌の格好をさせていただきましたが、この電車は中にも入れるということで、ぜひ今度は運転手の格好で写真を撮りたいですね(笑)。チームが勝利した時にはさまざまな演出が見られるということですので、たくさんの勝利を皆さまにお届けできたらと思います!」
 
電車でメットライフドームに出かけ、電車を降りたら野球場にまた電車がある。今からなんだか不思議な、ワクワクした気分になりますね。この新しく生まれ変わった電車が、ファンの夢を乗せ、ライオンズを念願の日本一に連れてってくれるよう願いましょう!



記事の執筆者プロフィール

浮間六太 Ukimarotta
埼玉西武ライオンズの試合をホーム、ビジター合わせて年間100試合以上生観戦するライオンズ熱愛者。この溢れるライオンズ愛をみなさんに無理矢理お裾分けすべく、思い入れと思い込み全開のライオンズ情報をお届けします!

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