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創業大正10年、JR武蔵野線東所沢駅から徒歩2分の場所にある老舗和菓子店「伊勢屋」に行ってきました。
 

 
上新粉と水のみを杵と石臼で搗いて作られたおだんごは、しっかりとした歯ごたえでお米のおいしさがそのまま生かされています。そして何といってもこの良心的な価格帯！　すべて税込みの価格です。
 

 
和菓子の要ともいえるあんこは北海道産小豆で作られた自家製で、小豆本来の味がしっかりと伝わる絶妙の甘さ。「永遠に食べられる～」とは言いませんがバケツならいけそうな、あんこ好きにはたまらない美味しさです。
 

 
涼し気な冷やしぜんざい、水ようかんや寒天キウィ、目にも鮮やかな上品で美しい上生菓子たち。毎度のことながら目移りして困ってしまいます。
 

 
本気で迷っているうちに麩まんじゅうの登場！　絶品自家製あんこを青のりが入った生麩で包んだ夏にピッタリの和菓子。吉野葛をまとったくず桜と並ぶとなんとも涼やかで、食べる前から口の中のひんやり感を想像してしまいました。
 

 
おにぎり、海苔巻き、いなりずしも、かなり昭和な価格帯。ついついお値段に目を見張ってしまいがちですが、一番お伝えしたいのはそのお味。どれもこれも本当に美味しくて、さらにこのお値段ですから、お店の方々の心意気のようなものをひしひしと感じます。お茶と即席みそ汁が置いてあるのもうれしいですね。
 

 
この日の１番のお目当ては、自家製氷みつのかき氷。サンプルと同じイチゴをオーダーしましたが、サンプルよりはるかにモリモリのかき氷。そしてまた言っちゃいますが、これで250円ですよ、税込みで。さらに驚くのはミルクトッピングが０円。年齢制限はなく、大人のわたしでも０円でした。
 

 
至福のイチゴミルクゾーンを食べ終えたら、真っ白なかき氷をガシガシ崩しましょう♪
カップ下部に敷かれた自家製氷みつの優しい甘さをしっかりと堪能できますよ。
 

 
この日のお昼ご飯は、おいしいお米といい塩梅でにぎられたおにぎり、かんぴょう巻きといなりずし♪
 

 
デザートにはひんやり感がたまらないくず桜と麩まんじゅう。くず桜は長い時間冷やしすぎると葛が固くなるので要注意です。食べる1～２時間前に冷蔵庫に入れるといいそうです。上生菓子は夏らしい「花火」と「ひまわり」をチョイス。「きれいだなぁ。食べるのがもったいないなぁ。」と言いながら食べるのが我が家の定番です。
 

 
伊勢屋では「一生食べ物に困らないように」「一生健やかでありますように」「一生円満で過ごせるように」との願いを込める一升餅や、慶事の際に重宝する赤飯の折詰も注文できます。伊勢屋のおいしい赤飯なら一層お祝いの席が華やぎそうです。予約は前日の12時までですが、数が多くなるときは早めに相談してくださいね。
 

 
10月8日(日)に開催される2023年ところざわまつりにも出店予定だそうですよ。大正時代から続く所沢の名店「伊勢屋」。これからも永く永く、おいしいお菓子を作り続けてもらいたいです。
 
伊勢屋
住所：埼玉県所沢市東所沢和田1-2-12
電話：04-2946-1211
営業時間：9:00～18:40頃
定休日：水曜・木曜
駐車場：なし

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