ファルマン通り交差点のすぐそば！飛行機新道沿いに誕生したコバスタンド食堂
道幅が広くなり歩きやすくなったファルマン通り交差点。.そこから数十秒、交差点からも看板が見えるほどの場所、笑内中嶋家の跡地に「コバスタンド食堂」がオープンしました。
お店が奥まっているので看板を見落とすとスルーしてしまいそう。提灯がたくさんぶら下がり、いかにも”立ち飲み屋さん”といった外観です。
店内のカウンターもまさに立ち飲みスタイルですが、お店に入るとすぐ聞こえてきたのはご機嫌にはしゃぐ赤ちゃんの笑い声！ 赤ちゃんと一緒に来店中のファミリーが、奥にあるお座敷席でお昼ご飯を堪能中とのことでした。店名に”食堂”がついていることに納得です。
お米にもしっかりこだわっていて、オーダーする前から期待が高まります。
お昼から飲むことももちろん出来ます。そしてとってもリーズナブル。さらに「お酒は飲まないのですが…。」と言うと「お水をお持ちしますね！」とにこやかに対応。こんな感じのお店で飲み物をオーダーしないなんて…という罪悪感を超特急で打ち消してくれました。
お料理メニューをよく見ると「中嶋屋直伝のもつ煮」がありました。お店にあるボトルも前店舗「笑内中嶋家」から引き継いでいるようで、太っ腹な大将の心意気のようなものを感じます。
卵大好きな私は、所沢市南永井にある市川養鶏場から直送のブランド卵「トップラン」を使用しているというだし巻き玉子ご飯をオーダー。同行した夫がメニュー選びに苦戦していたので大将におすすめを聞いてみると「自分は香川出身なので、かしわバター丼をおすすめしたいです！地元にいた頃は週6うどんで週1かしわバターでした！」とのこと。だから大将のお隣にご当地怪獣ウードンがいたのですね。
立ち飲みスタイルのお店ですが、椅子もあるので座ることもできます。我々は迷わず座らせていただきました。
お箸はくじになっていて、箸先が赤いものを引くとこの日はとりの唐揚げがもらえましたが残念ながら４本ともはずれ。ちなみにお座敷のファミリーは見事当たりを引いたそうですよ♪
お待ちかねのだし巻き玉子ご飯登場。この時点で出汁の香りがすごい！ ふわじゅわの玉子焼きにこだわりのお米で炊かれたご飯、こちらも出汁のきいたお味噌汁、最強の組み合わせです。小皿は出汁を取った後の昆布と鰹節で作った佃煮。店内にいる人みんなにサービスで付けてくれました。
こちらは大将の、いや香川県民たちの青春の味かしわバター丼。噛めば噛むほど口の中に広がる鶏の旨味！ なるほどこれはご飯がすすみまくります。青春真っ只中の胃ならこの量のかしわバターでご飯何杯いけただろう、と夢想にふけりながら嚙みしめました。
おいしいご飯をばくばく食べている横で「うわ、そろそろご飯炊かないとやばい！（大将）」「えぇーーっ！だったら精米しなくちゃ！（ともちん）」「よろしくー。ごめんねー。たのむねー。（大将）」と忙しくも和やかな会話がBGMになっているのも楽しい。ごはんもおかずもお味噌汁も、全部美味しいと伝えると２人ともこの笑顔。最高です。
お酒も飲まずに普通にお昼ご飯を堪能している我々のすぐそばでは、昼飲みを楽しんでいる人たちも。写真の許可を撮りつつお話を聞くと、なんとこの方、旭町で人気の焼き鳥屋「居皿打(invader)」の店主さん。市内の同業の方々が訪れ、和気あいあいと盛り上がっている様は本当に清々しくて気持ちがいいですね。この飲みっぷりも気持ちいい！
店内には愛煙家にうれしい喫煙所があります。中庭のような場所にあり、店内に煙が入ってこないので非喫煙者にもうれしいですね。
壁に貼られているこちらの「こうふくのお福分け券」、”めしあがれ”と1枚500円で大人が購入し、その券を利用してコバスタンド食堂でご飯を食べたお子さまが”ごちそうさまでした”とメッセージを書く、という幸福と口福のお福分け♪ メッセージの中にあった「いつもいっしょうけんめいつくってありがと」が、料理を作ってくれたことへのお礼だけでなく、この仕組みをつくってくれたことへのメッセージにも受け取れました。
コバスタンド食堂ではテイクアウトも利用できます。大将とスタッフの方たちが所狭し（？）とフル回転しているので、事前に「これとこれをテイクアウトしたい！」と電話で伝えておくことをおすすめします。メニューの紹介や営業日の案内などもお知らせされているのでInstagramも是非チェックしてみてくださいね。
コバスタンド食堂
お店のInstagram⇒ ＠kobazamurai
住所：埼玉県所沢市御幸町7-5
電話：04-2936-7587
※定休日、営業時間の最新情報はお店Instagramよりご確認ください。
