【編集部スタッフがゆく!】美術館の中のレストラン「サクラダイナー(SACULA DINER)」でディナーをいただく@角川武蔵野ミュージアム5階


これほどまでに「武蔵野」「所沢」づくしのお料理を出すお店があったでしょうか。

これからご紹介するレストランは、想像以上に所沢であふれていて、その前衛的な創作料理の数々に、新しい発見とワクワク感がとまらない、そんなお店なのです。

今回、編集部スタッフが訪れたのは、美術館の中のレストラン「SACULA DINER」(サクラダイナー)さん。

そう、ここ、ところざわサクラタウン(埼玉県所沢市東所沢)の「角川武蔵野ミュージアム」の中にあるメインダイニングのレストランになります。


▲ところざわサクラタウン。ライトアップされてキラキラです!

※掲載メニューは2021年11月記事公開時のものになります。最新メニューは店頭にてご確認下さい。

 

「SACULA DINER」(サクラダイナー)さんへ行ってみよう!

それでは、少々お酒もいただきつつ、な、ディナータイムの様子をご紹介して参ります。
早速、美術館の入口からいきましょう!

※手指消毒やマスクの着用など、引き続き、感染症対策に気をつけて取材を行っています。

 

ということで、、
いざ、ミュージアムの中へ!


▲入り口はこちらです!

「SACULA DINER」さんは、角川武蔵野ミュージアムの最上階5階に位置しており、館内のエレベーターで上ります。

▲上ボタン、ポチッとしてね。

5階に到着してエレベーターを降りると、目の前には大きな壁面アートがお出迎え。


▲武蔵野の伝説、歴史を学ぶかのようなアート作品です

そして、目的のお店、「SACULA DINER」さんは、エレベーター降りて左手にあります。


▲エントランスはこちらですよ〜

 


▲店内の様子。ニューヨークにある美術館のイメージと角川武蔵野ミュージアムのカラーを融合。洗練された雰囲気を演出しています。


▲よく見ると、席ごとに一枚一枚お皿が違います。器も素敵。


▲壁には新進気鋭のアーティスト達の作品が一面に。


▲お店の奥にはゆったり寛げるソファー席もあります。

 

・・こんなメニュー表、見たことない。所沢、武蔵野、さいたま、がふんだんに。・・

ここまでやるか!
と、いい意味で、衝撃を受けるメニュー表。
料理写真はなく、あるのは所沢、武蔵野を連想させる多くの文字たち。

想像力、創造力をはたらかせて、「どんな料理なんだろう?」なんて考えながらメニューを選ぶ。初体験です。笑


▲メニュー表の一部です。「海なし県」ということで、あえての「どじょう」を使ったメニューも。

さて、それでは、ドリンク選びから。
今回は支配人おすすめ限定ビール、コエドブルワリーの「浮世絵 時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)」と、武蔵野カクテルから、「所沢三富フレッシュハーブと国産ラムのやさしめモヒート」を注文しました。
どちらも普段なかなか口にすることができない珍しいお酒です。

限定ビールは、柚子の皮が爽やかでフルーティーな味わい。喉越しもスッキリで、おすすめなのも納得です!


▲限定ビール 浮世絵「時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)」

 

そして、お食事メニューからは、サラダやパスタなどアラカルトでいくつか注文。

実際に運ばれてくる品々は、メニューからも、その料理の見た目からも、想像がつかないお味。
なんとも不思議な感覚の中、一口、口に入れただけでふわりと美味が舌から喉まで広がり、その美味しさに魅了されてしまいます。

全てが計算された絶妙なバランスで、どれも本当に美味しいお料理でした。

例えば、こちらの狭山茶を練り込んだというパスタ。


▲「川越七味と狭山茶を練り込んだレジネッテ」

パスタ全体に爽やかな狭山茶をほんのりと感じつつ、トマトベースのソースと、パリパリチーズの組合せ。パスタの下に敷いてある四角い大きなチーズガレットを少しふやかしてから、くずして混ぜて食べるのが正解なのだそう。
主張しすぎない狭山茶と、程よい酸味のトマト。そこにコクのあるチーズの塩気と食感がいい感じ◎。全体的にはさっぱりしている印象で、ペロリといけちゃうパスタ。たまらなく美味しいです。
パスタにいたっては、すべて自家製麺というこだわり。イタリア発の「BOTTENE」というマシーンで打ち、作られているそうです。

どれを頼もうか…と、メニューとにらめっこしていたときの支配人の言葉、「どれを注文してもハズレはありませんよ(にこっと笑み)」と言われていたことが、今更ながら、ささりまくり、「納得!」の一言。


▲宮島支配人(右)にメニューについて色々お話を伺いました。

 

他にもいろいろ頼んでみましたよ。

▲「ふんだん地元野菜を入間鬼丸大蒜と所沢にかりきめ豆腐で冷たいバーニャカウダ」


▲「埼玉ベーコンと茸と三富ホウレン草の自然の恵みシーザーサラダ」


▲シェフ渾身のパスタは、全粒粉のビーゴリ。表面はザラザラで食感はコシのある極太パスタです。鴨と深谷ねぎのラグーソースで。どことなく和を感じる逸品です。

 

こんなお料理も・・・

ただ今、角川武蔵野ミュージアムで会期中のイベント「武蔵野3万年のレシピ展」に合わせて考案されたという、ドーンと鹿肉の塊を使った石蒸し焼きジビエ料理。


▲「ジビエ・本州鹿と所沢三富野菜のワイルド石蒸し焼き」

旧石器時代の調理法で、鍋の底には石が敷き詰められています。

この料理の仕上げは、テーブル卓上で、お店ホールスタッフの方が目の前でお鍋の蓋を開け、所沢の里芋焼酎「恋も咲くころ」をまわし入れ、再び蓋をして蒸し焼きに。ぽわ〜っと一瞬、焼酎の香りが広がります。
しばし待って、実食。赤味の鹿肉は栃の実ペーストのソースをつけていただきます。
初めてジビエ料理を口にしたスタッフからは「子どもの頃には普通に食べていた鯨肉を思い出す食感」という声も…。

そんな会期イベントに合わせたお料理を楽しめるのも、「ミュージアムレストラン」ならではの体験ではないでしょうか。

そして、お肉といったら赤ワイン!ですよね。・・・といっても数あるワインメニューの中から選ぶのは難しいので、そんなときは、ソムリエさんにおまかせしましょう。笑
「このお料理に合う赤ワインをお願いします♪(少しミディアムで)」という無茶な注文にも、すぐにおすすめワインを選んでいただきました。
フランス産の赤ワイン。すっきりして飲みやすい。もちろん鹿肉との相性も抜群です!ワイン選びに困ったら、お店の方に選んでいただくのが間違いないですね♪

 

最後に、食後のデザートもしっかりいただきました!


▲「狭山旬の栗ミルフィーユ 狭山ほーじ茶のアイスとSACLA STYLEで」

これまた斬新な見た目のミルフィーユ。崩して崩して自分でミルフィーユにしていただきます♪
ほうじ茶が香ばしく、優しい栗の甘さがあり、とても軽~くいただけちゃいます。あと3つぐらいイケそう。笑

 


▲「所沢風カフェプディング 高級埼玉ブランドたまご「美人卵」で卵焼きとベーコンみたいに朝食スタイル」

こちらは目玉焼き?いえいえ違いますよ〜。プリンアイスと、柚子風味のふわもこメレンゲなんです。ゆずの香りが口一杯に広がります。


▲ん!?目玉焼き?本物みたいですね。おもしろ~い♪


遊び心も忘れていません(笑)。こんな風に、ケチャップに見立てたストロベリーソースと、お醤油に似せたカラメルソースをお好みでかけていただきます。

 

珍しいお酒に、手の込んだ様々な創作料理。デザートまで、アラカルトで自分流フルコースを堪能してきました!
見て、感じて、食べて、五感をつかって、角川武蔵野ミュージアム丸ごと楽しんでみてくださいね。


▲今回取材にご協力いただいたSACULA DINERスタッフの皆さん。

 

■店舗詳細


SACULA DINER(サクラダイナー)
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 角川武蔵野ミュージアム 5F
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:第1,3,5,火曜日 (ミュージアム休館日に準ずる)
※サクラダイナー来店の際、角川武蔵野ミュージアムの入館利用料は必要ありません。
https://kadcul.com/service/diner

 


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