店内挽きのそばを気軽に楽しめるうらトコ通りの人気店が移転リニューアル【手打ちそば弥兵衛】
~のどごし、歯切れ、味・香り、そばは五感で楽しむもの~
【手打ちそば 弥兵衛】がリニューアルオープン
個性的なお店が佇み、所沢駅近くの”裏通り”として近年注目を集めている通称「うらトコ通り」「コーヒーストリート」の一角におそば屋さんがあるのを皆さんご存知でしょうか?
「手打ちそば 弥兵衛」さんは6年前にオープン、気軽に本格そばが食べられるお店として人気となっていましたが、先月お隣の物件に移転しリニューアル!
さっそくおじゃましました。
そば粉は生産者にこだわり、店内挽きのものを使用
まず、こちらのお店の特筆すべき点をお伝えしましょう。
「手打ちそば」のお店は各所にありますが、弥兵衛さんがすごいのはそば粉を店内で挽いているというところです。
長野県出身の筆者は幼いころそば屋さんでこう聞いたことがあります。「そばは三立てがいい」と。つまり「挽き立て・打ち立て・ゆで立て」ということ。まさしくこちらのお店ではその全てを満たしたそばが食べられる! という訳なんです。
▲店内入口近くにあるそば挽き機。また、十割そばに使う粉は、専用の臼で手挽きするのだという。
それでは、こちらの麺をゆでていきます。
かなりの大釜ですが、これは麺を湯の中で泳がせるため。
おお! 確かに泳いでますね!
店主・高須公久さんによると、時には生産者さんを訪ね納得のいくそば粉を選定しているそうです。
また、”水”にもこだわり、東村山の造り酒屋・豊島屋酒造から井戸水を汲ませてもらい、そば打ちに使用しています。
高須さんは「食べ比べてみると”甘み”が違うんです」と話します。
そばを五感で楽しんでほしい
さて、この日頂いたのは、高須さんの推しメニュー「天ざるそば」です。
▲天ざるそば
それではいただきましょう!
画像では分かりにくいかも知れませんがかなりの細麺です。
一口食べて、コシがあり、のどごしを感じられました!
かみしめるごとに広がる甘みと、鼻に抜けるそばの風味……。非常に繊細ですが、記憶に残る味です。
実はこのときいただいているのは十割そば。
十割そば用の粉は、手挽きのうえ、細かめに挽いた粉と粗めに挽いた粉、そして皮ごと挽いた粉の3種類をブレンドするというこだわりの製法。
そば皮の香ばしさも楽しめますよ。
ぜひおすすめしたいのは、そばにおろしたてのわさびをのせる食べ方です。
わさびのフレッシュな刺激とそばの素朴さが相まって、おつな味わいを堪能できます。
お次は天ぷら。
海老と季節の野菜が盛られています。
▲海老天にははニューカレドニア産の”天使のエビ”を。野菜は、春菊・レンコン・サツマイモがありました。
藻塩を付けていただきます。
からっと揚がっており、素材のジューシーさをとじ込めた美味しい天ぷらでした。
締めはやはり、「そば湯」といきましょう。
そば湯”だけ”を飲んでも美味しい、かなり濃い目のそば湯です。
つゆも濃い目なのですが、そば湯で割るとぐいぐい飲めてしまいました。
そうそう、つゆは三種の鰹節と利尻昆布でとった”そばに負けないけど主張しすぎない”つゆです。
移転オープンで客席広々、グループ利用もしやすく
移転しリニューアルしたことにより、客席が広々とし、グループ利用もしやすくなりました。
▲テーブル席が充実。もちろんカウンター席もあるのでおひとり様もどうぞ。
ランチはそばとどんぶりもの、どちらも楽しめるメニューがうれしいですね。
かねてより、”お酒も飲めるそば屋”としてお酒とそばとおつまみを楽しむファンが多かったそうですが、こちらも健在。
「素材第一」で旬を美味しく頂けるメニューが充実しています。
おひとりでも、お仲間やご夫婦とでも、丹精込めて作られたおそばとともに過ごしてもらえたら……。
路地裏の隠れ家で良い時間を、どうぞ。
■店舗詳細
【手打ちそば 弥兵衛】
埼玉県所沢市東町13-1
04-2003-1223
昼 11:00-15:00(LO14:30)
夜 17:00-22:00(LO21:30)
※日曜のみ21:00まで
定休 月曜
※月曜が祝日の場合翌火曜
▶Instagram
https://www.instagram.com/soba_yahei/?hl=ja
年末は年越しそばの注文を受け付けています
毎年恒例、今年も年越しそばを販売します。
当日販売もしていますが、ぜひ事前予約を!