うずらの新たな魅力を伝えるうずら専門店「うずら屋」


うずらの新たな魅力を伝える
うずら専門店「うずら屋」

うずらを愛し続けて半世紀… 「日本で唯一!うずら専門店」

うずら専門店「うずら屋」は、西武新宿線「航空公園駅」西口から徒歩5分の閑静な住宅街の中にあります。うずら生産者「株式会社モトキ」の事務所の横に併設されていて、南フランスの田舎風の隠れ家のよう。うずらを使ったグルメやスウィーツが楽しめる「カフェスペース」と極上うずらを使った「モトキ」のオリジナル商品を中心に、約20種の商品が並ぶ「直販スペース」があります。

日本でうずら生産者が"加工・販売・飲食店"を一貫して運営しているのは、唯一無二、ここ「うずら屋」だけだそうです。

うずら専門店「うずら屋」の外観
うずら専門店「うずら屋」の外観
店内の「直販スペース」
店内の「直販スペース」

うずら専門SHOP「うずら屋」

  • 住所
  • 埼玉県所沢市宮本町2-5-8
  • 電話
  • 04-2922-2696
  • 営業
  • 月~土(日曜定休)

「うずら屋」の歴史

(株)モトキ代表取締役 本木裕一朗さんと 「うずら屋」店長の杉若真美さん(右)
(株)モトキ代表取締役 本木裕一朗さんと
「うずら屋」店長の杉若真美さん(右)

「うずら屋」は、うずら生産者「モトキ」が直営する店舗名。「モトキ」の歴史は古く、明治時代から。当時の本業は、東京・田端で「本木商店」という乾物問屋さんだったそうです。現在の事務所と店がある場所は当時農場で、ニワトリ、ヤギなどを飼育し、新鮮な卵を「本木商店」に出荷していました。

戦中、戦禍を逃れ所沢の地に移り住むことになりましたが、戦後、「うずらの卵」は、栄養価が高いとことから、「うずらブーム」がはじまり、本木は養鶏の技術を活かして養鶉(ようじゅん)に切り替え、昭和31年「本木うずら園」が誕生しました。昭和42年には「株式会社モトキ」を創立。所沢の風景も次第に住宅街へと変わり、昭和46年に養鶉所を埼玉県日高市に移しました。現在約20万羽のウズラが飼育されています。

そして、平成20年、モトキの商品などを直接販売するうずら専門店「うずら屋」をオープンさせ、うずらの魅力を伝え続けています。

日本で唯一!フランスの最高級ブランドとの出会い

うずら専門店「うずら屋」には、2種類のうずらを商品化しています。
1つは古来お馴染みの日本うずらのトップブランド「芳鶉(ほうじゅん)」
もう1つは、フランスから輸入し、「モトキ」が飼育している最上級ブランド「シャントゥ・カイユ」

美食国家フランスの「シャントゥ・カイユ」に目を付け、正式に輸入許可を得て日本で初めて繁殖に成功させたのは、モトキの現在の社長、本木裕一朗さん。元はコンピューターのCPU開発のエンジニアで、家業を継いだのは30歳の時だったそうです。

「父が病で倒れて、仕方なく私が継ぐことにしたんですが、自分を納得させるために、『なぜ、うずらを仕事にするのか』という理由を求めていた時、『うずらの卵はアレルギーに効く!?』という記事を新聞で読んだんですね。これは、自分が探し求めていた、うずらを商売にする意義を見出せるかもしれないと思ったんです」と裕一朗社長。

その特別なうずらの事を詳しく知りたくて、その記事の情報源となった研究者にたどり着き、話をきいたそうです。
「フランスのうずらのある品種にアレルギーを改善させる成分があったという研究だったんですが、それがどこで飼われているか分からなかったんです。」

フランスうずらの最高級ブランド「シャントゥ・カイユ」
フランスうずらの最高級ブランド「シャントゥ・カイユ」

あきらめきれない社長は、フランス大使館からうずらを扱っている会社のリストを入手。FAXとメールで、「アレルギーに効くうずらの品種を知らないか」と問い合わせました。しかし、有力な手掛かりは得られず…。それでもあきらめきれなかった社長は、役員全員の反対を押し切ってフランスに渡りました。

結局、フランスに行っても、探し求めていた種のうずらには出会えなかったそうですが、代わりに、社長が目をつけたのはフランスのうずら農家のシステムでした。

「とても衛生的な環境でうずらが飼育されていたんです。加工施設も衛生的。温度管理もされていて、ウズラの肉を加工する機械も整えられていました。合理的な農場運営がされていたんですよ。その頃の日本の農家のイメージは〝3K〟が当たり前だったのに」

社長は、畜産を残していくためには、環境づくりが必要だと考えたそうです。そして、その時に出会ったのが、後のヒット商品になる「シャントゥ・カイユ」。この種の繁殖は、許可を受けた者しか許されていません。社長は、フランスで見た衛生的かつ合理的な農場運営法を日本に持ち帰り、卵を輸入して日本で孵化させることに成功させました。そして、今、日本のうずら業界に新たな時代を切り開いています。

その社長が持ち帰った「シャントゥ・カイユ」が生んだ卵を「エル・フランス」と名付けました。その「L」がつく名前の通り、日本のうずらの1.5~2倍の大きさ。しかも、その味わいは、濃厚でクリーミーで、薄焼き卵を作ると、まるでクレープみたいになるとか。「エル・フランス」の特徴を生かして作られたプディングやケーキは絶品です。

日本うずらの大きさの2倍!「シャントゥ・カイユ」の卵を取り扱っているのは、日本でここだけ!
日本うずらの大きさの2倍!
「シャントゥ・カイユ」の卵を取り扱っているのは、日本でここだけ!
「シャントゥ・カイユ」が生んだクリーミーな味わいが特徴の卵「エル・フランス」
「シャントゥ・カイユ」が生んだクリーミーな
味わいが特徴の卵「エル・フランス」

「うずら屋」のうずら卵がおいしいワケ

うずらもニワトリと同様、同じ品種のうずらが同じ味の卵を産んでくれるわけではありません。ストレスの少ない「緑豊かな飼育環境」、浄水した水をミネラル化させたおいしい「水」、そして、「バランスのとれたエサ」によって味に違いが出ます。
本木社長がその飼育環境の中でも一番にこだわっているのは、エサ。〝美味しい卵〟を創るため、試行錯誤を繰り返し、行きついたのが〝ワインの搾りかす〟。エサに混ぜると、生臭さが少なくクリーミーな味わいが楽しめる卵を産んでくれるのだそうです。

その特徴を最大限に味わえるお薦め商品は、「彩郷(さいきょう) – 西京味噌漬け -」
「彩郷」は、埼玉の「彩(さい)の郷(くに)」と西京味噌の「西京」にかけた名前。極上フランスうずらの「エル・フランス」の半熟卵を、上品な西京味噌を調合し漬け込んだ商品です。卵とは思えない食感と味わいがワインやお酒に合い、まさに大人の味の逸品。発酵食品の味噌と、良質なたんぱく質のうずら卵との組み合わせなので、健康美容効果も期待できそうです。

子どもからシニアまで大好評なのは、円熟卵。うずらの半熟卵をダシ醤油に漬け込んで、黄身の部分まで味が染みわたっています。〝試食者の感動率97%〟といわれているほど!

円熟卵『彩郷』(左)と円熟卵『プチとろ』(右)、「まったり濃厚大人プディング」(手前)
円熟卵『彩郷』(左)と円熟卵『プチとろ』(右)
「まったり濃厚大人プディング」(手前)
円熟卵『彩郷』(左)と円熟卵『プチとろ』
円熟卵『彩郷』(左)と円熟卵『プチとろ』

そして、エル・フランスを使用して作った「まったり濃厚大人プディング」も他では味わえない逸品。甘さ控えめで、フランスうずらの旨味を堪能できます。商品名は、〝大人プディング〟ですが、お子さまにも喜ばれるスウィーツです。

「まったり濃厚大人プディング」
「まったり濃厚大人プディング」
2018年8月15日取材 成田知栄子

うずら専門SHOP「うずら屋」

  • 住所
  • 埼玉県所沢市宮本町2-5-8
  • 電話
  • 04-2922-2696
  • 営業
  • 月~土(日曜定休)

この記事を書いた人

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成田 知栄子 Chieko Narita

ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライターに転職。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに活動しています。記事情報が、誰かの何かにお役に立ちますように…。

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