所沢市長も応援!RUN伴2018が所沢で開催。安心して暮らせる街へ 


オレンジの絆をつなげ!
認知症理解を広めよう。所沢で2回目のRUN伴開催。


▲ゴール会場の航空公園駅東口広場にて

「認知症になっても安心して暮らせる地域づくり」を目指し、リレーをしながらタスキをつないで日本を縦断するイベント「RUN伴(ランとも)」が9月23日、所沢で開催されました。
所沢にルートを設け、RUN伴が実施されたのは、昨年に続いて2回目。

この大会は、2011年に北海道ではじまったもので、毎年エリアを拡大し、2016年、ついに北海道から沖縄までタスキをつなぐ日本縦断を達成しました。

今年も7月に北海道をスタートし、南下しながらタスキをつなぎ、11月に沖縄でゴールする予定です。

今回は、埼玉県全体での参加ランナーは602人。
所沢では、21団体131人がリレーを行いました(主催者発表)。

今年のRUN伴埼玉の所沢ルートは、「ケアハウス所沢けやき」をスタートした「三ケ島ルート」と、「尚寿会あさひ病院」をスタートした「狭山ルート」、そして、「秋草学園福祉教育専門学校」をスタートした「東所沢ルート」の3つのルートでタスキをつなぎながら、ゴールの「航空公園駅東口」を目指しました。

好天に恵まれ、少し汗ばむ陽気の中、8時半にスタートしたチームの最終ランナーが正午すぎに続々とゴール。

RUN伴埼玉実行委員で所沢ルートを取りまとめた平井貴明さんは、
「今年は昨年よりも参加者数・参加チームも増えて、少しずつですが〝認知症になっても安心して暮らせる地域〟が広まっていけるものと思っています。これからは認知症の当事者の参加や、地域の方々と一緒になって準備をしたりすることにより力を入れていきたい」と話していました。

所沢ルートのゴール会場となった航空公園駅東口広場では、午後1時から閉会式が行われ、所沢市長の藤本正人氏、衆議院議員の柴山昌彦氏、埼玉県議会議員の岡田しずか氏が応援にかけつけ、ランナーやボランティア、参加者にねぎらいの言葉をかけました。

◆RUN伴埼玉実行委員  所沢ルート担当の平井貴明さんのあいさつ


▲閉会式であいさつをするRUN伴埼玉実行委員 所沢ルート担当の平井貴明さん

「今日の開催に至るまでに、いろいろ手伝っていただいたボランティアの皆さま、ありがとうございました。事故もなくできたのが何よりです。〝RUN伴〟はこれで終わりではなく、認知症の方に、まわりにいる皆さんが少し優しい気持ちになって接していただければ、認知症になっても安心して暮らせる街になっていくと思います。こう話している間にも3秒間に1人ずつ認知症の方が増えて行っています。10秒で30人。『誰でもなるかもしれない」という風に考えて、みなさんが生活していただければと思います。」

◆藤本正人 所沢市長の挨拶


▲閉会式であいさつをする藤本正人所沢市長

「お疲れ様でした。実行委員長の平井貴明さんはじめ、実行委員の皆さま、そして参加された皆さまが協力し合って、走ってみなさんで温かい心をつながれたと思います。今や5人に1人は認知症になるだろうといわれています。そうした中にあって、身近にそういう方がいらっしゃったら、どのように声をかけたらいいのだろうかとか迷ってしまうこともあると思いますが、そういうこともみんなが知って、みんなが行動を起こせるようになればいいなと思っています。タスキをつないで11月には沖縄がゴールということで、日本全体が絆でつながっていくということだろうと思います。みなさんの力、がんばっていただいた気持ちは周囲にひろがっていくことと思います。今日はお疲れさまでした。」

 

◆柴山昌彦 衆議院議員のあいさつ


▲衆議院議員の柴山昌彦氏

「今日はお天気にも恵まれて3つのルートのルートリーダーをはじめ多くの方々にご参加いただき、とても充実したRUN伴のイベントになったのではないでしょうか。認知症や障がいをもっている方々についてしっかりと触れ合って、理解をするということからはじめようといことで活動されたと思います。
国の方でも、例えば成年後見制度ですとかいろいろな仕組みを整えておりますけれども、やはり市民の皆様が理解をして触れ合って、制度を応用していくということがとても大切だと思っています。これからも子どもたちも含めてしっかりと世代間の絆、オレンジのタスキを通じて広がっていくこと、心から期待申し上げます。」

◆岡田しずか 埼玉県県議会議員のあいさつ


▲埼玉県議会議員の岡田しずか氏

「今日はお天気も心配していたんですが、ほんと晴れて素晴らしかったなと思っています。私は今日は自前のオレンジ色のTシャツで来ました。オレンジってすごく目立つんですね。オレンジは私のカラーですが、選挙の時にもとても注目を浴びやすい色です。今日は3会場から走っていただいて、『あのオレンジの団体は?』ということで周囲から注目浴びましたので、またちょっとずつ認知症理解が広がっていくのはないかと思います。埼玉県でもしっかりと認知症の方にも予算をシェアをするように議会でも言っているんですが、なかなか東京都に比べてお金がないとかいって逃げるんですけれど。今日、皆さんがこの後、埼玉県庁に集合されるとのことですので、是非、オレンジの服でPRし想いを伝えていただきたいと思います。これからも介護の処遇改善等を含めてがんばっていきたいと思います。是非、認知症理解の輪を広めて下さい。」


この日、埼玉県全ルートがゴールしたあと、埼玉県庁に午後3時に集合し「オレンジリング絆フェス」が開催されました。オレンジのペーパーチェーンをつくり、繋げて県庁を取り囲むイベントが行われ、認知症理解を呼びかけました。埼玉県各地域のゆるキャラも一緒にPR!

取材:2018年9月23日 成田知栄子

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この記事を書いた人

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成田 知栄子 Chieko Narita

ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライターに転職。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに活動しています。記事情報が、誰かの何かにお役に立ちますように…。

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