ファルマン交差点が生まれ変わる!新たなランドマーク誕生へ。


30年の年月を経て、ようやく着工へ!
~所沢東町地区市街地再開発事業~

所沢駅周辺では、今、開発事業により激変の時期を迎えています。今年(2018年)3月には、西武鉄道所沢駅東口ビルに「グランエミオ所沢」がオープン。所沢駅西口駅前では、約8.5ヘクタールの土地区画整理事業がはじまりました。そして、所沢駅西口前のプロペ通りから旧中心市街地(旧市役所があった元町付近)につながるファルマン通り交差点付近では、東町の再開発事業が動き出し、今月解体工事が終了。12月19日に起工式が行われ、開発工事の安全と無事、エリアの繁栄を祈願。いよいよ、ファルマン通り交差点に新たなランドマークが誕生します。

取材:2018年12月19日成田知栄子

 

所沢東町地区市街地再開発事業 起工式式典の様子

起工式の式典は、午前11時から開始され、開発地区の地権者で「所沢東町地区市街地開発組合」の理事長の田畑大介氏、副理事長の根岸克行氏をはじめとする東町の地権者・関係者、所沢市市長の藤本正人氏や所沢市議会議長の萩野康男氏ほか所沢市の関係者、工事を請け負う佐藤工業株式会社施工建築会社や株式会社ジーエー建築設計社などの事業関係者が参列しました。

▲「所沢東町地区市街地再開発組合」理事長 田畑氏の鍬入れの様子

 

       

 

街と人と文化をつなぐ商業・業務複合タワーレジデンスに

開発工事が行われるのは、、所沢市東町500番の約0.6haのエリア。2021年の竣工をめざし、地上29階、地下2階、高さ99㍍の再開発ビルが建設されます。

1~3階には商業・業務施設、4階以上には155戸の住居が入る予定で、交差点に面したビル前には大きな広場がつくられます。また。現在、見通しの悪い「ファルマン通り交差点」も、再開発により建物が20近くメートルほど奥まり、道路を少し広げるため、歩きやすく開放感のあるエリアが誕生する予定だそうです。


▲完成予想図(ファルマン交差点より望む)

所沢東町地区市街地再開発組合の 田畑大介 理事長は

「約30年前から始まった旧町と呼ばれる所沢中心市街地の再開発事業ですが、開発のたびに歩道と広場の整備が進んできました。所沢の再開発事業は、まっさらなニュータウンではなく元々中心市街地として機能していた場所に新しく住民の方が引っ越されてきたという図式です。

このような状況を踏まえ、新しく住まわれた方々の居場所の確保、そして地元商店街の活性化を兼ねて『とことこまちづくり実行委員会』という商店街連携組織を作りました。先ずは春夏秋冬に大きなイベントを育てたいという思いから、秋の「ところざわまつり」を中心に、春は『タワー祭り』、夏が『野老澤行灯廊火』そして冬が『サンタを探せ!』といったイベントを実施しております。この様なイベントを通して新旧住民のコミュニティ形成に役立てば幸いです。

また、ファルマン通り商店街では各所に防犯カメラも設置しております。今後も〝安全で楽しい街づくり〟という観点から色々活動をしていきたいと考えております」とコメントを発表しました。

解体工事が終わった現在の敷地内の様子

  

解体工事が行われる前と後では、ずいぶんファルマン通り交差点の光景が異なります。この場所に新たなランドマークとなるタワーが誕生することに。

▼現在のファルマン通り交差点からみた再開発地

▼解体工事が行われる前の交差点の様子(野老澤町造商店 三上博史さん提供)

 

▼ファルマン通り交差点は、「ねぎし」という菓子店が交差点にあったため、通称「ねぎし交差点」と呼ばれていました。開発エリアにあった店舗の移転先の地図が、現地に記されています。

 

 

取材:2018年12月19日 成田知栄子


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