所沢から清瀬へ!自然あふれる約10kmウォーキングコースを歩いてみた
2026年3月17日(火)、西武鉄道株式会社主催のウォーキングイベント「かみの山・淵の森緑地から清瀬金山緑地公園を散策!」が開催されました。

スタートは西武新宿線航空公園駅(東口)。そこからジブリ映画『となりのトトロ』の舞台のひとつとして知られるかみの山や淵の森緑地を抜け、武蔵野の風と光を感じられる清瀬金山緑地公園へ。最終的にJR東所沢駅を目指す、自然豊かなルートが用意されていました。

今回のコースは、スタートとゴールこそ所沢市ですが、道中の多くは東京都東村山市や清瀬市といった近隣エリア。普段は電車で通り過ぎてしまう場所を、実際に自分の足で歩いてみると、思いがけない発見や新鮮な景色に出会えるのが印象的でした。
住宅街のすぐそばに広がる雑木林や、静かに流れる時間の中に残る武蔵野の原風景。何気ない景色の中にも、足を止めたくなるような魅力が点在しており、歩くほどにこのエリアの奥深さを感じさせてくれます。
本記事では、そんなウォーキングイベントで実際に歩いたルートをたどりながら、立ち寄ったスポットや道中で感じた見どころを写真とともにご紹介していきます。普段とは少し違う視点で楽しむ“まち歩き”の魅力を、ぜひ一緒に味わってみてください。
所沢航空記念公園から、昔ながらの自然が息づく淵の森緑地へ

日本の航空発祥の地として知られる所沢航空記念公園を抜け、足を運んだのは、宮崎駿が映画となりのトトロの構想を練った場所としても知られる「淵の森緑地」。入口付近の石碑には、まっくろくろすけが描かれた石がそっと置かれ、訪れる人をやさしく迎えてくれます。

この緑地は、東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる約7,000平方メートルの樹林地です。カシやコナラ、ケヤキといった広葉樹が生い茂り、都市のすぐそばとは思えないほど豊かな自然が広がっています。運がよければ、オオタカやハグロトンボ、さらには天然アユといった貴重な生き物たちの気配に出会えることもあるそうです。

木立の中に設けられたベンチに腰を下ろすと、聞こえてくるのは風に揺れる葉音と鳥のさえずりだけ。しばしの森林浴で心を整えたあと、名残惜しさを感じつつも、次のスポットへと歩みを進めました。
JR新秋津駅・西武池袋線秋津駅を経由して、柳瀬川回廊へ
淵の森緑地を後にし、JR新秋津駅・西武池袋線秋津駅方面へと歩みを進めます。数分ほど歩くと、ひときわ目を引く外観の秋津神社に到着。比較的新しそうな印象を受け、後に調べてみると創建は昭和初期とのこと。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、交通安全や厄除け、地域の安泰を祈願する場として親しまれています。

参拝を済ませた後は、中間地点となるJR新秋津駅と西武池袋線秋津駅を目指します。今回参加しているウォーキングイベントは、冊子(2026年1・2・3月号)に掲載されているコースの中でも最長となる約10km。途中で体力的に厳しいと感じた場合は、この地点で切り上げるショートコースも用意されていました。

とはいえ、この時点ではまだ余力が残っていたため、そのまま先へ進むことに。次に向かうのは、3つ目のスポットとして設定されている柳瀬川遊歩道です。

柳瀬川遊歩道は、柳瀬川の穏やかな流れに寄り添うように整備された散策路。川辺には四季折々の風景が広がり、歩くたびに異なる表情を楽しませてくれます。タイミングが合えば、カワセミをはじめとする野鳥たちの姿に出会えることもあるそうです。
最終スポットの清瀬金山緑地公園を散策
柳瀬川遊歩道を抜けると、目の前に広がるのは清瀬市最大級の都市公園、清瀬金山緑地公園。約19,943平方メートルの広さを誇り、「武蔵野の風と光」をテーマに整備された園内は、四季を通じて憩いと潤いを感じられる空間として、多くの市民に親しまれています。
園内を流れる小川では、水質浄化のために市有林の樹木を焼いた炭が川底に設置されているとのこと。ただ、実際に訪れた際にはその様子を目で確認することはできず、静かに水をきれいに保つ工夫が施されているのだと感じました。

また、この時期の楽しみのひとつである桜は、まだ咲き始めといった様子。満開には少し早かったものの、これから華やかに色づいていく気配を感じさせ、次に訪れる楽しみも残してくれているようでした。

まとめ
今回参加したウォーキングイベントでは、所沢航空記念公園から淵の森緑地、そして清瀬金山緑地公園へと続くルートを歩きながら、都市近郊に残る豊かな自然と静かな時間に触れることができました。普段は何気なく通り過ぎてしまうエリアにも、足を止めたくなる風景や発見が点在しており、歩くことで見えてくる魅力の奥深さを実感できる内容でした。
自然に癒やされながら、地域の新たな一面に出会えるこうしたウォーキングイベント。気になる方は、次回の開催時にぜひ参加して、自分の足でその魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。