「だるま」の正しい名前は“ぼだい・だるま”(菩提達磨)!
ボランティアライターの“ぶん”です。
1月5日は久米水天宮の大祭であり、“だるま市”が開かれていました。
ここ、水天宮の御祭神は安徳天皇(あんとくてんのう)を祀ってあります。
全国各地にある水天宮の総本宮である、福岡県久留米市瀬下町に在る水天宮の分祀(ぶんし)で、地名を冠して「久米水天宮」と呼ばれています。江戸時代から水徳の神として、安産や水難除け、火難除けに霊験があるとされています。
だるまの事を調べていると!
「だるま」は、正しい名前は「ぼだい・だるま(菩提達磨)」と言い、南インドのバラモン出身、520年ごろ海路から中国に渡り修業し、中国河南省北西部の都市などで禅を伝道しました。(世界大百科事典)
昨年初めて買ったダルマはお焚き上げしていただき、新たにダルマを買った。
店主に、だるまはなぜ赤い色をしているのと尋ねてみると。
「赤色には魔除けの効果があることや、達磨大師が赤い衣を着ていたため」と。
色だるまもあった!
赤…家内安全 開運吉祥
黄…金運・幸運UP 夢の現実
ピンク…良縁成就・結婚成就
60軒あまり屋台が並んでいましたが、皆さんはお祭りや縁日に、焼きそば、たこ焼き、イカ焼き、綿菓子などいろいろ並びますが、どんな食べ歩きが好きですか?
私は「ツェッペリン焼き」(笑)
今から89年前、昭和4年(1929年)当時世界最大のドイツの「飛行船ツェッペリン号」世界一周の途中で日本に立ち寄った時の記念に造られた模様焼きです。
「ツェッペリン焼き」は89年前の機械なので、壊れたら使えなくなるので、年に一度久米水天宮のだるま市で使っているとのことだった。
ドゥ・ハウスの調査で分かったことですが、
20~60代の男女に、どんな屋台にお金を使うかを聞いたところ「焼きそば」(39.9%)と答えた人が最も多く、次いで「たこ焼き」(33.8%)、「カキ氷」(28.6%)であることが。
男女別にみると。
1位は男女ともに「焼きそば」(男性ともに39.9%)。
2位も男女同じく「たこ焼き」(男性31.1%、女性37.7%)。
3位は男女で異なり、男性は「ビール」(25.8%)、女性は「カキ氷」(36.7%)という結果に。
全体的に食べ物・飲み物が上位を占める中、それ以外では「金魚すくい」(11.7%)が13位、「射的」(7.8%)が15位にランクインした。
群馬から来ていた鍛冶屋さんが、農作業で使う鋤(すき)、鎌(かま)、鍬(くわ)、草かき、なども販売していた。
その中には懐かしい竹を割る「竹割」もあった。
私の田舎には以前、鍛冶屋、竹屋(竹細工屋)それぞれを三軒あり、竹屋さんは孟宗竹(もうそうだけ)で農家や漁師で使う大小の竹籠やザルを作り、鍛冶屋さんでは鎌、鍬、草かき、包丁、はさみなど製作していた。
それぞれの職人さんは一つ一つ丹念に作り、それを農家や漁師が直接買いに来てくれ、そこにはお互い顔を見ながら何気ない会話があり、「作り手」と「買い手」人と人の喜びや絆があったであろう。
日本は古くから受け継いでいた「職人文化」はしだいに減り、生産者と消費者が大きく離れ、今では大型ホームセンターやネット通販で買う時代。注文した物がドローン届く時代もやって来る。
歴史の中の時代の流れなんだろうかと思いつつ、だるまさんに今年もよい年になるよう願った。
懐かしい竹を割る「竹割」
足袋屋それに神棚も売られていた。
参考資料:久米の歴史