スペシャルティコーヒー専門店 「リメナスコーヒー」
スペシャルティコーヒー専門店
「リメナスコーヒー」
最近、所沢においしいコーヒーを求めて訪れる人たちが増えています。その1つが、通称「コーヒーストリート」と呼ばれる通りに立地するスペシャルティコーヒー専門店「LIMENAS COFFEE(リメナスコーヒー)」。
2020年9月取材
コーヒーのトレンドを所沢から発信
フレーバーリストが焙煎するこだわりの香り
スペシャルティコーヒー専門店「リメナスコーヒー」は、所沢で一番にぎわう商店街として知られる「所沢プロぺ通り商店街」から住宅地につながるわき道を進んだ先に立地。わずか100mにも満たないこの通りに、コーヒー専門店が3軒。同店が移転してから、いつの間にか、コーヒー好きが集まる「所沢のコーヒーストリート」と呼ばれるようになりました。
スペシャルティコーヒーとは、全コーヒー流通量の約5%しかなく、生産地から生産処理、流通経路、ロースターまでのトレーサビリティが確認できるハイグレードなコーヒー豆を指します。
店主は元明健二(がんみょう けんじ)さん。コーヒー好きが高じて、カフェショップのオーナーになったのは、2016年のこと。それまでは大手乳業会社の研究所に勤務し、商品開発を行うフレーバーリスト(調香師)でした。
趣味で焙煎の研究を重ねるうちに「おいしいコーヒーを広く知らせたい」と会社を退職し、スペシャルティコーヒー専門店「LIMENAS COFFEE」を開業。
店名の「LIMENAS(リメナス)」は、人間のにおいなどを感じるのに必要な最小限の値である「閾値(いきち)」を表現したもので、ラテン語のLIMENとNASAL(鼻の)を組み合わせた造語だそうです。
「所沢からトレンドを発信できるようなカフェショップでありたい」と元明さん。来店するお客さんにコーヒーの淹れ方、飲み方などのアドバイスを行っています。
「香りのプロ」が淹れるコーヒーは、SNSなどの口コミでもファンが増え、専門誌やトレンド雑誌にもたびたび取り上げられています。
希少な高級品種「ゲイシャ」
オリジナルブレンドがお薦め!
リメナスコーヒーの人気の商品の1つが、「ゲイシャ」を配合したブレンドコーヒー。
「ゲイシャ」というのは、コーヒーの品種名で、エチオピア南西部の「ゲシャ」という地域で見つかり、現在では世界中で栽培され、生産量が少ないのと稀有な風味のため、高値で取引されています。特に中米のパナマ産が有名です。
「ゲイシャ」の特徴は、ほかには類を見ない香り高さ。紅茶のようなフルーツコンポートのような甘さのある香りです。さらに、「ゲイシャ」は、日本茶のように2煎目も香りが楽しめるコーヒーなのです。
取材時の2020年9月は、「2020オータムブレンド」が一押し!
「香りの中にラム酒の風味があり、酸味はなく苦味も弱いスムースな味を楽しめるブレンド。パナマゲイシャ5%入なので2煎目はゲイシャ風味も楽しめます。」と元明さん。栗を使ったお菓子に合うコーヒーです。
季節ごとに元明さんのスペシャルティブレンドコーヒーが登場。通販でも購入することができます。
取材:2020年9月 成田知栄子
■LIMENAS COFFEE(リメナスコーヒー)
カフェショップ:埼玉県所沢市日吉町6-7
通販ショップ:埼玉県所沢市北有楽町1-11
E:mail limenascoffee@icloud.com
☏ 04-2006-0914
https://limenasinfo.stores.jp/