ここが面白すぎ!絶対チェック 「角川武蔵野ミュージアム」
11月6日(金)いよいよグランドオープン!
〝美術・博物・図書をまぜまぜにする 前人未踏のプロジェクト〟
▲角川武蔵野ミュージアム外観 (C)角川武蔵野ミュージアム
11月6日(金)いよいよ「ところざわサクラタウン」がグランドオープン。それに先立ち、「角川武蔵野ミュージアム」の内覧会が開催されました。
2020年11月4日取材 成田知栄子
ところざわサクラタウンのランドマーク「角川武蔵野ミュージアム」の内覧会がグランドオープンに先立ち11月4日に行われました。
「角川武蔵野ミュージアム」は、〝美術・博物・図書をまぜまぜにする〟複合文化ミュージアム。内覧会で記者が注目したポイントをダイジェストでご紹介します。
▲角川武蔵野ミュージアム 2階メインエントランス
もくじ
1.メインエントランスで現代アートを楽しむ!
「角川武蔵野ミュージアム」のメインエントランスは2階。エントランスに入って目に付くのは、巨大なアート作品。
今、注目を集めている現代アーティストたちの作品がお出迎え。 コロナ禍で話題になったあの妖怪“アマビエ ” をテーマにした作品を、アーティスト6名の《コロナ時代のアマビエ》がリ レー形式で展示されるそうです︕
第1弾は、会田誠さんのアート。 そしてショップ近くに設置されたウルトラマンブッダも必見︕
さらに、目を惹いたのが「NAKED BIG BOOK」(C)2020 NAKED,INC. 。巨大な本のオブジェにプロジェクションマッピングを施し、本がめくれる演出で様々な映像世界を表現する、クリエイティブカンパニー「NAKED,INC.」の代表作です。次から次へと、まるで絵本や物語を見ているかのようです。
▲「ウルトラブッダUltrabuddha 米谷健+ジュリア2010年」写真上段、「NAKED BIG BOOK」(C)2020NAKED,INC. 写真下段左、
「コロナ時代のアマビエ」第一弾会田誠さんの作品 写真下段右
2.1階は日本一ラノベが揃っている図書館と新たな発見ができる展示室
1階には、KADOKAWAが発信するライトノベルとマンガの空間。日本で一番ラノベが揃っている図書館です。約2万5000冊の図書を所蔵しているそうです。またその空間から大きな窓ガラス越しに見えるのが「源義庭園」。
▲「マンガ・ラノベ図書館」(写真左)、マンガ・ラノベ図書館から見える「源義庭園」(写真右)
そして、グランドギャラリーには、11月6日のグランドオープン時の第1弾企画として、妖怪研究者の第一人者、荒俣宏さんの監修による展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」が開催されます。
ちょっとゾッとする雰囲気に包まれながらも、一歩踏み入れると「なんだかアート」「なんだか歴史」「へー!そうなんだ~!」を感じる構成になっていました。仕掛けもあったり、妖怪探しを体験できたり、親子で楽しめる展示内容となっています。
おススメポイントなどの詳細は、以前に所沢なびのページでご紹介していますので、ご覧ください。→https://tokorozawanavi.com/news-narita20201016/
▲「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」の様子 伏魔之殿門の向こうに広がる異世界空間を体験
▲グッズ販売コーナーも。販売スタッフさんも妖怪!
▲テーブルの上のお皿を持つと、あら不思議!妖怪がいる⁉ プロジェクションマッピングを利用した仕掛けが楽しい。
お皿で妖怪探しを楽しめます。左の画像がお皿を持つと映る妖怪(うまく撮影できなくて・・・・)
◆「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」/1階 グランドギャラリー
2020年11月6日(金)~2021年2月28日(日)
チケットはこちらで購入!
3.美術館+図書館+博物館が融合した4階「エディットタウン」
続いて4階は「エディットタウン」。
いきなりたくさんの本が目に飛び込んできます。「エディットタウン―ブックストリート」「エディットアンドアートギャラリー」「荒俣ワンダー秘宝館」そして「本棚劇場」。美術館+図書館+博物館が融合したミュージアムとなっています。
「エディットタウン-ブックストリート」には、松岡正剛館長の監修により世界を読み解くための「9つの文脈」にそって、約2万5000冊の図書が並んでいます。
▲4階 エディットタウンの入り口
注目の「本棚劇場」は、360度、高さ約8メートルの巨大本棚に囲まれる体験ができます。「本と遊び、本と交わる」をコンセプトにした「プロジェクションマッピング」が各00分に3分間上映予定で、巨大本棚がアートとなりメッセージが降り注いできます。これまで、コンセプトは知っていたものの、これは予想以上の内容でした。是非、体感すべし!!特に50代以上の人、ジーンと来るかも。
写真ではお伝えできないことも多いので、是非、生の本棚劇場の生のプロジェクションマッピングを体感ください。
▲プロジェクションマッピング前(写真左)とプロジェクションマッピング中の様子(写真右)
※画像はマスコミ向けの撮影会の様子。一般の写真撮影は禁止となっていますのでご留意ください
「荒俣ワンダー秘宝館」では、展示物を手に取って見られる「半信半疑の地獄」のコーナーと生物の美しさや不思議を体感できる「生命の神殿」のコーナーがあります。
▲「荒俣ワンダー秘宝館」の「半信半疑の地獄」の部屋 Ⓒ角川武蔵野ミュージアム
「エディット アンド アートギャラリー」では、オープニング展示は「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」。国際的に活躍している日本人とオーストラリア人のユニット「米谷健+ジュリア」日本初の大規模な個展です。
世界の社会問題を提起している作品の数々。詳細は、所沢のなびでも紹介しています。→https://tokorozawanavi.com/news-narita20200929/
◆「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」
2020年11月6日(金)~2021年3月7日(日)
▲「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」の展示の様子。オーストラリアの大規模農場による「塩害」をテーマにした作品「最後の晩餐」。奥のシャンデリアは原発の燃料と同じウランを含むウランガラスが原材料の作品で、シャンデリア1つ1つに原発保有国の名前が付けられている
4.「武蔵野の魅力」を掘り起こし・発信・探究と交流の空間
5階は、武蔵野の文化や歴史がまとめて知ることができるフロア。「武蔵野回廊」と「武蔵野ギャラリー」があります。
「武蔵野回廊」は、「武蔵野再発見」をテーマに民俗学者の赤坂憲雄先生が監修・選書した「武蔵野」の歴史や地理、文学、写真集などの本が陳列。
本棚は、「角川武蔵野ミュージアム」を設計した世界的な隈研吾さんがデザイン監修したもので、本棚で雑木林が表現されています。これは、以前、所沢なびのリポートでもご紹介しましたが、東日本大震災で被災した地域の再復興を目的に生まれた宮城県石巻市の家具ブランド「石巻工房」が埼玉県産のヒノキ材で作ったもの。本の表紙を向けて陳列する「面陳台」は、所沢市在住の親子19組が石巻工房のスタッフ指導のもと作成したものです。埼玉県のヒノキ材を使用したソファが配置されています。
▲武蔵野回廊 🄫角川武蔵野ミュージアム
「武蔵野ギャラリー」は、「武蔵野三万年ことはじめ」をテーマに、3万年前の太古より人が住み続ける武蔵野を再定義することをテーマにした展示内容。
角川書店の創業者、角川源義さんが、1950年代に撮影した貴重な武蔵野の風景写真、人気イラストレーターToy(e)さんが書き下ろした武蔵野の巨人「ダイダラボッチ」など多彩なコンテンツの展示があります。
▲武蔵野ギャラリー 武蔵野の巨人「ダイダラボッチ」🄫Toy(e)
他にもワクワクする展示がたくさん!詳細は、公式ホームページでご確認ください。
https://kadcul.com/公式ホームページ
チケットの事前購入はこちらで→https://tix.kadcul.com/
角川武蔵野ミュージアム
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
問合せ:0570-017-396 (受付時間 平日10:00-17:00)
日~木曜 10:00-18:00 (最終入館17:30)
金・土曜 10:00-21:00(最終入館20:30)
休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する開館時間と同様
※休館日が祝日の場合は翌日休館
※レストランは除く