所沢でがんばるタヌキを応援! 「東京ぽんぽこ本舗」
所沢でがんばるタヌキを応援!
「東京ぽんぽこ本舗」
タヌキの形をしたお饅頭「東京名菓 ぽんぽこおやじ」。封をあけると、ひょっこりと愛くるしいタヌキが顔をのぞかせます。昔から東京みやげとして知られているタヌキのお饅頭にホッコリ気分になった人も多いのでは?
コロナ禍で観光客が激減した2020年、「ぽんぽこおやじ」が東京で買えないという事態がおきました。
2020年12月取材
昔から東京みやげと慣れ親しんだ「名菓 ぽんぽこ」は、1996年から「東京名菓 ぽんぽこおやじ」として販売されています。
見ていてほっこりするタヌキの形に昔と変わらぬ優しい味。
昭和時代から〝東京みやげ〟として有名ですが、実は、現在、製造工場と本店は所沢市の西武池袋線「狭山ヶ丘駅」西口近くにあります。
タヌキの「ぽんぽこ」は宮内さんに救われ、
所沢の地で〝おやじ〟に成長して復活しました
「東京名菓 ぽんぽこおやじ」の元祖、「名菓 ぽんぽこ」が誕生したのは、1963(昭和38)年のこと。ロバ製菓が製造し、CMで知名度を上げ、東京のお土産といえば「ぽんぽこ」といわれるほどになりました。
しかし、バブル崩壊による影響を受け、ロバ製菓は1995年に倒産。
当時、ロバ製菓の専務で「ぽんぽこ」の開発者の1人だった宮内慶人さんが、「ぽんぽこ」自体の売り上げが鈍っていたわけではないことから「ぽんぽこ」の鋳型を譲り受け、「東京名菓 ぽんぽこおやじ」というネーミングで復活させました。宮内さんの自宅の和菓子店をリニューアルし、元祖「ぽんぽこ」は〝おやじ〟となってお披露目されたのです。
この「ぽんぽこおやじ」というネーミングは、宮内さんがいつでも家族のことを考えがんばって働いている世の中のお父さんに向けて「おとうさんがんばって!」という気持ちを込めて命名したそうです。
現在、「ぽんぽこ」を救った宮内さんは他界し、長男で和菓子職人の宮内世津夫さんが2018年から経営を引き継ぎ製造しています。
コロナに負けないで!「ぽんぽこおやじ」
通販で応援!「懐かしさ」「新鮮さ」を贈ろう!
甘さ控えめなしっとりした黄身餡(あん)が柔らかなカステラ皮に詰まったタヌキの形のお饅頭。
今でも他の東京みやげに勝るとも劣らず、昭和生まれの人にとっては「懐かしく幸せになれる味」、平成生まれの人にとっては「新鮮なほっこり味」と親しまれています。
コロナ禍前までは羽田空港や成田空港、東京駅、高速道路のサービスエリアのおみやげ売り場で販売されていましたが、観光客が激減した2020年には、販売店が減り、高速道路のサービスエリアだけになりました。
※販売しているサービスエリアは次の通り。
【圏央道】狭山PA(外回り)
【常磐自動車道】 Pasar《 パサール 》守谷(下り線)『旬撰倶楽部』と谷田部東PA(下り線)
【東北自動車道】Pasar《 パサール 》羽生(下り線)『旬撰倶楽部』
近い将来、旅行客数が復活し、「東京名菓 ぽんぽこおやじ」も、羽田空港や成田空港、東京駅のお土産店で買えるようになることを期待したいものです。
東京で買えなくても、ネット通販なら、どこにいても、いつもで購入できます!
地元応援!昭和の思い出の味を応援!昔ながらのお饅頭の味「ぽんぽこおやじ」でほっこりと優しい味に包まれませんか?
取材:2020年12月 成田知栄子
【株式会社東京ぽんぽこ本舗】
本社・工場
〒359-1161 埼玉県所沢市狭山ヶ丘1-3005-29
TEL:04-2947-0008
FAX:04-2947-0007
オンラインショップ https://www.ponpoko.co.jp/