希少な軍鶏肉を味わうならココ! 〜オススメはとろ〜っと卵とシャモ肉が絶品の親子丼〜下山口「鶏八」
美味しい鶏料理の店があると聞いて訪れたのは、所沢の下山口にある「軍鶏鍋 鶏八」。ここでは、埼玉が作る幻の軍鶏(しゃも)「タマシャモ」料理が味わえるのだそう。ブランド地鶏の中でも、希少な軍鶏を食す絶好の機会、色々な軍鶏料理や春の地酒をいただきました。
下山口駅から徒歩8分。お店は、軍鶏すき鍋の幟(のぼり)と、軍鶏のイラストが描かれた赤い暖簾が目印です。
店内は広々としていて、落ち着いた雰囲気と木のぬくもりを感じます。こちらのテーブル席に、3人でゆったりと座らせてもらいました。
ビールとお通しの枝豆で乾杯したあと、まずはどでーんと生キャベツ。
味噌とキャベツは合いますね。ムシャムシャと口に運びながらメニューを見渡し、ビールに合う揚げ物の軍鶏手羽唐揚げ(1本380円)をチョイス。
かぶりつくとアツアツジューシーな肉汁が口の中に広がります。肉は、ほどよい弾力と噛みごたえで、普段食している鶏肉とシャモの肉の違いは十分わかります。
ポテトもアツアツホックホク。
続いて人気のタマシャモの焼き鳥。オススメが塩と書いてあったのでそのとおりにいただきます。希少部位のため、日によっては、売り切れていることもあるそうですが、今日はラッキー、全種類ありましたので、ご紹介。
タマシャモの焼き鳥は、部位により310円〜380円。
左から、もも、ねぎ間、そり、そで、ねっく、ぼんじり。「そり」はモモの大腿骨と腰骨をつなぐ筋肉のわずかな赤身の部分。「そで」とは、胸肉と手羽先の間にある部位で、一羽に2個しか存在しないいずれも希少部位。焼き鳥は大好物の私ですが、「そり」も「そで」も初めてです。
「ねっく」は言葉通り首の肉で、弾力がありながら、脂もしっかりあります。「ぼんじり」は、お尻の骨まわりに付いている三角形の肉。
タマシャモの肉は、ギュッと濃縮された旨みを感じます。
続いてレバーと砂肝。コリコリとした歯ざわり。味噌を付けていただきました。
手羽元と手羽先、大きいですね。よく動かす部位だからか立派な筋肉質。噛みごたえがあります。
鶏八が仕入れる「タマシャモ」は埼玉県深谷市(旧岡部町)にある富澤ファームのもの。この牧場は、平飼いのため、鶏たちがのんびり、ゆったり歩き回りストレスなく育つそう。また、一般的な鶏の倍以上、半年もの飼育期間をかけて育てられるため、身が硬すぎず、ほどよい締まり具合でジューシーな脂も楽しめるというわけです。
焼き鳥は国産若鶏の串焼きもあり、こちらはタレで楽しみました。
タマシャモか若鳥か、硬さや弾力に違いがあるので、お好きな方を選んでどうぞ。
左から、もも、皮、ぼんじり、ねぎ串。これらは1本200円。
ここ鶏八は地酒が豊富で、その時期に入荷した日本酒をいただけます。
こちら春限定純米、山形県「上喜元」(仕込み46号)
升の中にグラスを入れて、そこになみなみと注いでくれます。(これを「もっきり」と言うらしいですね)
ほろ酔い気分に浸ったところで、締めに看板メニュー親子丼をいただきましょう。
軍鶏肉については先にお伝えしたとおりですが、ここでは卵に注目!
壁に貼ってあるポスターには、「日本一こだわり卵」の文字が。そして「第1回たまごかけごはん祭り」優勝たまごだと書いてあります。そんな卵だと知ると、メニューにある卵かけご飯も食べないわけにはいきません。
ほっかほかの白ご飯にこだわり卵、少しの醤油を垂らして箸で黄身を崩し、混ぜすぎない程度に白米と絡めていただきます。シンプルにして最高のT K G。
そしてお待ちかね、親子丼です。真ん中に同じく日本一卵の黄身が鎮座していて、インパクト大。美しいフォルムです。
黄身を崩していただきます。
シャモ肉がたくさん入って、とろーり卵と絡みます。
ランチタイムに人気の親子丼ですが、飲んだ後の締めにもいけますね。
ブランド卵を3個使用していて、肉はタマシャモという贅沢な組み合わせながら、親子丼が1080円とは良心的な価格です。
親子丼を初めての「タマシャモ」を十分堪能しました。
ごちそうさまでした。
次回はこの店の1番人気「軍鶏肉のすき焼き鍋(しゃもすき鍋)」をいただきたいと思います。
埼玉県の高級地鶏「タマシャモ」を味わえる希少な鶏専門店。わざわざ立ち寄る価値ありのお店でした。鶏好きのみなさん、ぜひ一度足を運んでみてください。
お店情報
店名:軍鶏鍋 鶏八
住所:〒359−1145 所沢市山口2716−1
電話:04-2939-2452
営業時間:ランチ11:30~14:00(LO 13:45)、ディナー17:00~22:30(LO 22:00)
定休日:火曜日
※振定休
アクセス:西武狭山線下山口駅徒歩8分
駐車場(有 5台)
Webサイト https://tokorozawatorihachi.gorp.jp/