長瀞「冬の花物語2023 ロウバイ&梅まつり」に行ってきました
寝坊した休日、予想外の快晴。所沢は3月下旬並みの暖かさでした。これは外出しないともったいない!と思い、少し遠出して宝登山に出かけました。
▲長瀞駅から歩くこと約10分。「宝の山に登る」と言う縁起の良い名前の宝登山は長瀞観光の一大拠点。
山頂までロープウェイもありますが、日頃の運動不足を解消するためにのんびり歩いて登ることにしました。
すれ違う人と挨拶を交わしながら少しずつ登りました。
▲めぼしい花や実がありそうもない木に小鳥が数羽飛んできました。何がお目当てかなのなあ?巣のようなモノも見かけましたよ。なんでしょうね?(ワクワクワクワク)
寒い日が続いてまだ雪が残っているところもありましたが、この日は半袖姿の子どももいるほどの陽気でした。
▲体はポカポカ。そろそろ少し休みたいなと思っていたところに長い階段が現れました(汗)。頑張るぞ!と気持ちを立て直して、足元を見つめながら一歩一歩登っていくと…。
▲パワースポットと言われている宝登山・奥宮に辿り着きました。参拝後甘い香りの方に歩いていくとロウバイ園がありました。
航空記念公園で「蝋梅」と言う漢字を覚えたところでしたが、宝登山での表記は「臘梅」。また「宝登山」の正式な表記は「寳登山」と書くのだそうです。
長瀞町観光協会のHPによると
山頂から眼下に秩父盆地を、周囲に目を向けると秩父の山々がそびえ、秩父のシンボル「武甲山」、鋸状の山容をした「両神山」などを見ることができます。
見頃になると山頂一帯、約15,000平方メートルの敷地に3, 000本の臘梅が咲き乱れます。
とのこと。
見えました。見えました。
▲眺望絶景のロケーション!
こちらのロウバイ園には主に三種類のロウバイが見られるそうです。
「ソシンロウバイ」は花被片が全て半透明な黄色で、花弁の先端がとがっていて、
「マンゲツロウバイ」は接木により選抜育種が行われ、花つきがよく、花被片が厚く大きなもの。
花の中心が暗い赤紫色で花弁は細目の「ワロウバイ」もあるそうですが、今回は見つけることができませんでした。
ロウバイの種がなっている木もありました。
色とりどりの梅がみえてきました。「宝登山梅百園」です。
宝登山梅百花園の見頃は2月上旬から3月下旬まで。
立て看板によると、一月中旬に開花する早咲きの冬至梅、寒紅梅を始め現在約170種類、470本の梅があるそうです。まだまだ長く見ることができそうですよ。
それぞれ名前の札がかけられていました。左:「扇流し」、右:「紅冬至」。
歩いて下山することにしました。
福寿草やマンサクも見頃を迎えていましたよ。
最後に宝登山神社に向かいました。
寳登山神社伝によれば、第12代景行天皇の41年(111)皇子日本武尊が勅命によって東国平定の時、遥拝しようと山頂に向っている折、巨犬が出てきて道案内をしてくれた。その途中、東北方より猛火の燃えて来るのに出遇い、尊の進退はどうすることもできない状態になってしまった。その折巨犬は猛然と火中に跳入り火を消し止め、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。このことから「火止山」の名が起きたという。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、また防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭し、これが寳登山神社の起源であると伝えられる。
寝坊から始まった休日でしたが、たっぷり旅行気分を味わえました。
宝登山は秩父音頭で唄われるほどの桜の名所でもあり、特に桜が作るトンネルは平成2年4月に「日本さくら名所百選」に指定されています。桜の頃に来られたら、またご報告いたします。
2023年2月18日カケミヅ
イベント情報
長瀞「冬の花物語2023 ロウバイ&梅まつり」
期間:1月下旬から3月上旬
詳しい情報は長瀞町観光協会のHPでご確認下さい。