動物たちの演奏に子どもも大人も夢中!ズーラシアンブラス


ウルトラ級テクニックを持つ動物たちが所沢ミューズに集結!
動物たちの華麗なる舞踏会へようこそ

「子連れでコンサートに行きたい」という方にぜひおすすめしたい舞台があります。
それが今回ご紹介する「ズーラシアンブラス」のコンサート。
実はこのコンサート、演奏するのは「動物たち」! 可愛いネコやウサギ、かっこいいライオンたちが一同に会し、ハイレベルかつユニークな演奏や踊りを繰り広げるステージなんです。
だから、小さなお子さんも飽きることなくノリノリで観覧できちゃう!
そんなコンサートが、2021年4月3日(土)に所沢市民文化センターミューズ・アークホールで開催されますよ。

2021年3月 前原麻世

 


 

「ズーラシアンブラス」ってどんな楽団なの?

「ズーラシアンブラス」はクラシック音楽における絵本のような役割ができれば、と2000年に誕生した楽団です。
その活動は、親子や吹奏楽ファンを中心に幅広い支持を得、リピーターも多く、現在では年間150本を超える演奏会を全国各地で開催! また海をこえて海外にもその熱は広がり、台湾にもファンクラブがあるほどです。
当初は吹奏楽の編成のみでしたが、近年では「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」としてオーケストラも結成しています。

シンフォニック童謡をテーマとし、全てオリジナルアレンジで演奏! もちろん、演奏者は全て動物たち。おそらく世界初の親子のためのオーケストラです。

 

最新公演はこちら!「2021 ズーラシアンブラス カーニバル」を所沢ミューズにて2021年4月3日(土)に開催

ズーラシアンブラスに管弦を加えた「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」、その結成10周年記念のコンサートが「2021 ズーラシアンブラスカーニバル」として開催されます。

「動物たちの華麗なる舞踏会へようこそ!」と銘打ったこちらのコンサート、カーニバルをテーマに、動物たちがいつもの雰囲気とは異なり、華やかな衣裳で登場します。

曲目に目を向けると、「おつかいありさんベートーヴェンにこっつんこ」「ずいずいずっころばし即興曲(世界初演)」といったタイトルを聞いただけで興味をそそるものが並びます。
楽しみですね~!
当日は有料生配信も行われるとのこと! 遠方の方も、諸々の事情により来場できない方もぜひご覧ください。

▶公演詳細はコチラ
https://www.muse-tokorozawa.or.jp/event/detail/20210403/

ズーラシアンブラスと所沢市の関係は?

ところで、「ズーラシアンブラス」と所沢市の関係はと言ますと……
実は、所沢市民文化センターミューズと「ズーラシアンブラス」は昨年、パートナーシップ・アレンジメント【グリーン・アース・ファンタジー】を宣言、2020年8月には動物たちが所沢市役所へ藤本正人市長(所沢ミューズ理事長)を表敬訪問しています。
▶その際の様子がこちら https://fb.watch/4v5q804zAU/

「ズーラシアンブラス」と所沢ミューズ、パートナーシップ・アレンジメントをなぜ結んだのでしょうか?
そこで、ミューズ職員の方に、なぜ所沢ミューズと「ズーラシアンブラス」がパートナーシップを結んだのかお話を伺いました。
 
ミューズ職員さん:
「動物は緑がないと生きていけないもの。所沢市は緑が多く、保全する動きもあります。そこで、所沢ミューズも動物であるズーラシアンブラスさんとともに歩んでいこう、と。
そして、所沢ミューズではズーラシアンブラスさんに10年以上にわたり、クオリティが高く、子どもも退屈しない楽しい公演を行っていただいています。しかも、2020年4月にはミューズのリニューアルオープン記念としてコンサートを行っていただきました。コロナ禍で無観客&生配信という初めての経験でしたが、15万人以上のファンが視聴してくださり、動物たちが多くの人々に愛されているということを感じました!
そんな経緯もある中、2020年のコロナ禍を機に、所沢ミューズも改めてズーラシアンブラスさんとタッグを組み、継続的に地域の子どもたちに夢のあるステージを提供していきたい、と考えパートナーシップを結ぶこととなりました。」


 
また、ミューズ職員さんによると、このパートナーシップは動物たちにとっても心強いものだとか。
というのも、ズーラシアンブラスは演目の台本や楽譜をオリジナルで制作しています。そのため、その企画が本当に上演できるかどうか分からなければ、制作を進めることが難しくなってしまいます。

所沢ミューズとのパートナーシップがあれば、定期的に所沢ミューズで演奏できるという”約束”のようなものがあり、動物たちは安心して舞台の企画制作を進めることができます。
所沢ミューズにとっても、新作をまずミューズで打ち出してもらえる、という利点も……。

パートナーシップは所沢ミューズ、ズーラシアンブラスの双方にとって、ハッピーなものなのです!
 

”鬼退治”のアノ曲は演奏された?!見どころ満載だった2020年末の動物紅白歌合戦

最後に、筆者が昨年末12月31日に観覧させていただいた、所沢ミューズでの「ジルベスター音楽祭」についてお伝えします。

わたくしごとですが……筆者は、中学・高校・大学と吹奏楽部で10年間サックスを吹いていました!
大学時代から、ズーラシアンブラスの名前は聞いていおり「ウルトラ級テクニック」の動物が多数在籍する楽団だということは存じ上げておりましたが、いかんせん当時は舞台に足を運ぶタイミングがなく……。
あれから約20年、所沢で子育てをしている中で、なんとあのズーラシアンブラスが市内でコンサートを行う、ということを知ったのです。

子どもにズーラシアンブラスのチラシを見せると「可愛い動物を見に行きたい!」と思い通りの反応が!(笑)
こうして私は、あの素晴らしいホール・ミューズで、ウルテク級の演奏が聴ける! しかも子どもにも「本物」を聞かせることができる!と喜び勇んだのでした。

そして迎えたコンサート当日。
まずロビーで面食らいました。なんと、ぬいぐるみを売っているではないですか!

そうです、ズーラシアンブラスのコンサートでは出演する動物たちをかたどったぬいぐるみを販売、来場者は連れて帰ることができるのです。へー!
筆者は手持ちがなく、そして我が子には最近ぬいぐるみを買ってあげたばかりだったので、遠くから眺めるだけにしました。
子どもにとって形の残る思い出にもなるし買ってあげたいな、とお考えの方にはぜひおすすめです!
 
さて、このコンサート、ざっくりと前半はクラシック音楽、後半はポップスといった曲目となっていました。
前半のクラシックステージでは、所沢ミューズのパイプオルガンが活躍!


「♪ティラリー、ティラリラリーラー」で有名なバッハの「トッカータとフーガ 二短調より」をフクロウの仲間「オルガンオウル」が一曲まるごとソロ演奏するという所沢ミューズだからこそ堪能できる贅沢なプログラムもありましたよ!
会場に響き渡る和音が厳かな気分にさせてくれました。

前半のクラシックステージのホンモノ感も去ることながら、特筆すべきはポップスステージにおける企画の面白さと動物たちの芸達者さ!

特に盛り上がったのは「動物紅白歌合戦2020」! 流行歌を独自にアレンジし演奏、そして踊りやコント仕立ての演出を織り交ぜて披露してくれました。
2020年に大流行した鬼退治アニメの”アノ曲”は……出るか出るか~!と会場中が期待しましたが、「桃太郎」が流れ会場大ずっこけ! 演奏後に司会の方から「許可が下りませんでした」との説明がありました。
しかしよく聞いていると、一瞬だけ、一瞬だけ”アノ曲”の調子になった部分があったような気がし、個人的には鳥肌が立ちました!
アレンジも本当にハイレベルで、多くのアマチュア演奏家がファンになるのも頷けました。

2部制のプログラムで緩急があったため、我が子も最後までしっかり聞いていました。
 

4月3日は「2021 ズーラシアンブラス カーニバル」動物たちの演奏を聴きに行こう!

冒頭でお伝えしましたように、ズーラシアンブラスの最新ステージは4月3日(土)に所沢ミューズのアークホール(大ホール)で開催されますよ!

子どもに本物の演奏を聴かせたい、親である自分も素敵な音楽を聴きたい、そんな方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
有料生配信もご用意、インターネットでも視聴可能ですよ!

 

■公演詳細


【日 時】2021年4月3日(土) 14:00開場/15:00開演
【会 場】所沢市文化センターミューズ アークホール
【出 演】ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団

―曲 目―
カーテンズ・ファンファーレ
おつかいありさんベートーヴェンにこっつんこ
ジャングル大帝
TRIO-神の軌跡
ヴェニスの謝肉祭
わらべうたバッハ組曲
春の声
仮面舞踏会2021
ずいずいずっころばし即興曲(世界初演)ほか

【チケット】
全席指定
S席:5,000円 A席:4,500円 B席:4,000円
C席:3,500円 D席:2,500円

※備考
・3歳以上有料(2歳までのお子様は保護者1名につき1名まで膝上鑑賞無料)
・B・C席にはステージバック席も含みます。
https://www.muse-tokorozawa.or.jp/event/detail/20210403/

[有料生配信]
詳しくは「ZOORASIAN BRASSインターネット配信」ページをご確認ください。
https://www.superkids.co.jp/z-brass/concert/live/


この記事を書いた人

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前原 麻世 Asayo Maehara

タウン誌編集5年ののち、ライターになり7年。長野県出身→沖縄で大学時代→東京で就職→所沢で子育て中、10年目。夫は埼玉都民2世。カフェや、子連れで行ける音楽イベントが好きです。

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