~R463沿いの輝く太陽~白神こだま酵母のパンの店 Pain du Soleil(パンドゥソレイユ)
所沢市宮本町に2017年10月にオープンした白神こだま酵母と国産小麦粉を使ったパンを製造・販売するお店、Pain du Soleil(パンドゥソレイユ)。店主の宮川さんは、製パンカレッジを出てパン屋に就職。その後別の仕事を経験し、出産後パン教室の主宰を経て、このお店を始めたそう。
フランス語で太陽を意味するSoleil。ここのパンを食べた人は皆、太陽のように明るい笑顔になれるかも!?
「白神こだま酵母」って?
店名にもある「白神こだま酵母」は、秋田と青森の県境にある自然世界遺産「白神山地」のブナの原生林の腐葉土から分離・選抜された野生酵母。香りは発酵食の味噌とも麹とも似ていて違い、クセはありません。これまでさまざまな酵母でパンを焼いてきましたが、「これは日本人に合う!」と宮川さんが惚れ込んで使うことを決めたそうです。この酵母は、発酵力があり、国産小麦との相性が良く、パンがほんのり甘くなるのが特徴。いまお店に並ぶパンはすべてこの「白神こだま酵母」(生)を使用しています。
材料にこだわる
粉は、パンの作り手が最もこだわる材料の一つ。ハナマンテンなどの埼玉県産の粉も積極的に使っています。ほかにもよつ葉の乳製品、九州産自然卵「太陽卵」やアキタの「きよら」という卵を使っていると聞くと、どうしてもクリームパンを食べたくなります。ハムやソーセージは所沢市民にファンの多い「ゼーホフ工房」のもの。「良い材料を使いたい。だからどうしても原価率が高くなっちゃうんです」と笑いながら話してくれました。
幅の広いラインナップ
白神こだま酵母で作るパンの代名詞とも言えるのが「ソフトフランス」。ゆえにこれがお店の看板商品の一つ。ラインナップは、その日によって違いますがバケット、カンパーニュ、塩パン、ベーコンエピ、クリームパン、大人のチョココロネ、メロンパンなど20種類くらい。ライ麦や胚芽を使ったシンプルな食事パンやバケットは特に人気でお昼には売り切れてしまうことも。お客さんとの会話やリクエストから生まれるメニューもあるそうです。
旅立つパンに込める思い
パンが売れることを、「パンが旅立っていく」と表現する宮川さん。愛情かけて育てた我が子が巣立っていくという感覚でしょうか。
「旅立った」パンは、購入した人の口に入ることもあれば、別の人の手に渡ることも。パンを受け取った人が喜んでくれたり、パンをとおして関係性が深まったり。中にはこのパンから「食」への興味がわいたりすることもあるのでは…。「パン一つで、他人の人生に少しでも影響を与えるかもしれないと思うと、一つも手を抜けないのです」
細かい気配り、小窓のワケ
ベビーカーで段差や間口の狭いお店に入るのが大変だった経験を生かし考えたのが、店内に入らず買える「小窓」。ガラス張りの店内は外からでもどんなパンがあるかわかるので、欲しいパンを伝えれば気軽に買えるし支払いもこの小窓からできます。自転車に乗せた子どもが寝てしまってもパンを買うことをあきらめずに済む仕組みです。実際にはペットを連れたお客さんに重宝がられているとか。確かにこれなら犬の散歩の途中でもパンを買いに寄れますね。これは細かい気配りと母親の視点から生まれたアイディアです。
航空公園からほど近い、Pain du Soleil。国道463号沿いにあるため「以前車で通って気になっていたのよ」と言って訪れるお客さまも多いそう。営業日は金・土を中心に週3、4日。営業日はお店のブログやインスタグラムでご確認下さい。
パンドゥソレイユさんのブログ“https://ameblo.jp/v-vn-n/
パンドゥソレイユさんのインスタグラムhttps://www.instagram.com/soleil_kako/
店名:白神こだま酵母のパンの店 Pain du Soleil
住所:所沢市宮本町1-4-21 淵上ビル1F
電話:04-2006-6156
営業時間:10:00〜18:00