【リポート】第1回まちゼミ 「売上7倍増!」通販成功への道とは?


新年度がスタートしました。
今年度は、とこモールと所沢なびの共同企画として、オンラインを活かしたビジネスモデルを推進するための「まちゼミ」を開催することにしました。その第1回は4月7日午後8時から「オンラインショップをはじめるには?」と題したセミナーを開催しました。その模様をリポートします。

取材:2021年4月7日 成田知栄子

所沢なび×とこモール企画
第1回まちゼミ「オンラインショップをはじめるには?」

第1回の講師は、所沢なびでアドバイザーを委託しているテレビ朝日でニュース番組の現役ディレクターの内田勉さん。内田さんはTVディレクター業のほか、今注目のシェアハウスの企画・運営、WEBディレクターをするなど、メディア全般の知識と多彩な経験を持っています。

注目は「WEB通販で売上を7倍にして年商数億円にした」という秘話とそのノウハウ。

 

▲緊急事態宣言が解除になったとはいえ、感染リスクを避けるため、参加者全員にオンライン参加に切り替えていただき、スタッフもサポート1人のみ。広い大会議室で一人でPC画面に向かってトークする内田講師

 

毎月、毎週、毎日のようにWEB通販で買い物をする人は多いのに、まだオンラインショップを開設している人は意外にも少ないという現実があります・・・

「ならば!チャレンジしてみませんか?」

▲まちゼミ資料より

 

内田講師は、これからの時代はネットショップが必要不可欠であるその根拠をわかりやすく解説しました。

*これからはネットが生活の中心になる

*あらゆるものが「オンラインファースト」になる

 


OMOって知ってる?

OMOとは「Online Merges with Offline」の略。オンラインとオフラインを合併するという意味なんです。ネット上とネット以外の店舗などの垣根を超えたマーケティング概念のことをいいます。

内田講師は、その概念の説明のため「音楽を買う」いうことを例えとして、音楽を買う手段の変遷について説明しました。

音楽を聴くのに、今ではCDで聴く人が減っている一方、YouTube、Spotify、AppleMusicなどのオンライン配信で聴く人が圧倒的に多くなっています。

これまで音楽を聴く手段として、古代の生演奏から始まり、
レコード→カセットテープ→CD→iPod→オンライン配信という歴史を辿っています。

このような流れの中で廃れた手段があるけれど、生演奏を聴く(ライブ)の需要は今でも廃れていません。

▲セミナー資料より

 

これからの買い物の流れは、オンラインでまず知る。それから、「オンラインで買うか」、それとも「お店に行って実際の商品を見て買うか」というのは、お客さんの都合や好み次第になります。

でも、知るきっかけになるのは、今は圧倒的にネットの時代になりました!


AISASが大事!

▲セミナー資料より

 

AISASとはAttention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)を指します。

ネットで商品を売るとき、まず「みんなの注目を集める」「関心を寄せてもらう」「ネット検索してもらう」「商品情報やお店情報をSNSなどで配信してもらう」「口コミを書いてもらう」といった一連の流れを業界ではAISASと言っています。

難しいようですが、ネットで売ることに成功している会社はみんなこのすべてをやっているのです。


内田流ネットショップをはじめる心構えとは?

内田講師が、ネットショップをはじめる時の心構えを列挙しました。

1. 通販を成功されるには時間がかかります。根気よく気長にがんばりましょう。
2. ネットのものは気軽に失敗できます。ダメだと思ったら、すぐに軌道修正をして立てなすことができます。
3. その結果、多くの試行錯誤を繰り返した人がネット通販業界に生き残れます!

ネット通販を根気よく頑張るポイントとして

1. 毎日1時間、1年間続けましょう
2. 一人ではなく仲間を見つけて頑張りましょう
3. 経験を多く積んだ先生を探しましょう

内田講師自身、WEBディレクターとして以上のことを行った結果、売上を7倍に伸ばす驚異の結果を生んだそうです。

その実際の例として内田氏が担当しているサイトを紹介しました。

▲オンラインセミナーの様子

参加者からは、オンラインの向こうから「あー・・・あのサイト。。。」との声が。
そうなんです。内田講師は、きっと誰でも知っているあのWEBサイトの仕掛人なのです。
先ほどあげた「AISAS」=Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)のサイクルができていけば「売れる」ということなのです。

サイトのデザインがテキトーでも、サイトが使いづらくても「AISAS」さえできていれば売り上げがあがる!

その実例を受講者に示した内田講師でした。


超初心者へのアドバイス

▲セミナー資料より

 

通販の決算サイトを作るときに、BaseやColorMeShopなどが使われますが、最初に設定項目が多すぎて断念してしまう人が多くいます。

「メルカリやヤフオクでまず試してみましょう」と内田講師。

その理由として、①素人でも確実に物が売れる、②身近にやっている人がいる、③最初の設定がない、④集客に苦労する必要がない
ことが挙げられるそうです。

「メルカリやヤフオクで、もし、商品が売れなければ、自社サイトでもその商品は売れないと思います」


通販に成功する人とは

▲セミナー資料より

 

最後に、通販を成功している人の共通点を教えてくれました。

通販に成功するには、どう売るかではなく「何を売るか?」が大事。

そして、「誰が売るか?」商品に思想や価値観、ストーリー性があるものが通販で売れます。そこのお店で買う価値観がなければ、価格競争に終わってしまいます。

ほか、ネットショップとリアル店舗で共通させることも大事です。

また成功しているミュージシャンを例にとると、1つの楽曲をあらゆる媒体(TV、ラジオ、インスタ、ブログ、YouTube、ライブ)で告知しています。つまり売れる商品は、「AISAS」がすべて。

まずは、100点を目指すのはなく、7,80点を目指し、1人のヘビーユーザーを作ろうという意識をもってはじめるといいそうです。

 

 

内田講師、貴重なお話ありがとうございました。

皆さんの通販ビジネス参入と販路拡大、商売繁盛を所沢なび×とこモールでは、心より祈念しております。

取材:2021年4月7日 成田知栄子


内田勉氏のブログ➡https://d-t-v.com/

Twitter@sidodtv

第1回まちゼミ募集の過去記事はこちら➡https://tokorozawanavi.com/tokomall_event20210324/

 

 


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