特別な“場”スポットな蓋はミューズの蓋だった!?
ボランティアライターの“ぶん”です。
第二弾、マンホールの話題です。
昨年(2017年)12月、市民文化センター「ミューズ」のオリジナルマンホール蓋が、航空公園駅からミューズへ向かう歩道に、10個(全9種類)設置されましたよ。
これは、最近話題を集めているマンホール蓋を活用し、所沢市下水道事業のイメージアップと、ミューズの更なるPR活動のために、所沢市とミューズが「マンホール蓋デザインプレートに関する協定」を締結し、設置されたものです。
所沢市下水道維持課の方に、マンホール蓋デザインに「ミューズオリジナルポストカード」が選ばれたいきさつを伺ったところ、最初の計画では各ホールの客席内やイルミネーションの写真を使う予定で進められていたそうです。
そして、ミューズで販売しているオリジナルポストカードのイラストにスポットが当たり、イラストを描かれた鈴木氏の許可を得て、マンホール蓋のデザインプレートが出来あがったそうです!
(女性三人組のマンホール蓋は!その①)
イラストの吹き出しは!3人の女性が
「🎼今日のコンサートとても楽しみだわ!」とおしゃべりをしています。
(^^♪家族4人のマンホール蓋では)
お父さん、お母さん。そして、お姉ちゃんと弟。
吹き出しは!
お姉ちゃんが「発表会がんばるネ」と言っています!
お姉ちゃんは果たして何を発表会で演奏するんでしょうかね?
(アークホール大ホールのマンホール蓋!)
指揮者が指揮棒で音のニュアンスを全身で伝えていますね!
一人ひとりの演奏者の顔には緊張感、険しい表情が物語って豊かに描かれています。
メガネをかけている方がおおいなぁ~
イラストを描かれた鈴木さんに伺ってみると、実際多かったそうですよ!
“楽器の王様”と称されるパイプオルガン前の観客席では、音楽を肌で体感され、感激しているようにも伺えます。
(家族5人のマンホールの蓋では)
お父さん、お姉ちゃんもリュックを背負っていますが、今日は家族5人で航空公園へ遊びに来たんでしょうか?
「いろんな催しがあるのね!」とお父さんが言っています。
(女性三人組のマンホール蓋は!その②)
「♬演奏会は素晴らしかったわ!」と!
所沢市下水道維持課の方に伺ったところ、中央のカラー部分はステンレス鋼板に写真製版し、表面にコーティングガラスビーズを貼り付けており、中央カラー部分はネジにて固定しています。また下表面のコーティングガラスビーズは滑らないよう、細かな凸凹が施してあるそうです。
【どのようにしてミューズのイラストが出来たんでしょうかね?】
イラストについては、ミューズで市販されているポストカードの一部を使用しています。
作者は鈴木さんという方です。
イラスト作者の鈴木さんへお聞きしたところ、ご縁があって2001年ミューズで15人グループ『一コマ漫画展』が開催され、その時航空公園駅前の「YS-11型旅客機」と航空公園内の「C-46中型輸送機」の漫画を出展したそうです。
それがミューズの方の目に留まり、ポストカードにする依頼があり、横浜から所沢まで何度も通って、実際行き交う人々を観察しながら下絵のイラストを描き完成させました。
また、アークホール大ホールでは演奏の練習風景や実際のコンサートを観させていただき、一人ひとりの演奏者や観客を描いたそうです。
このようにしてミューズで販売しているオリジナルポストカードが出来あがったのです。
今から17年前(2001)、横浜の鈴木さんが描かれたミューズのポストカードが、今話題のマンホール蓋のデザインになるなんて!!!
鈴木さんが描かれたミューズのポストカード。全部で5種類あります。
皆さん是非、足を運んで“足元に注意”しながら、オリジナルデザインマンホール蓋を探してみませんか。
第一弾マンホールの蓋の記事は⇒こちら
参考資料 所沢市HP