「見るトコろ!感じるトコろ!茜衣がいくトコろ!」いいトコ発信ところざわ Vol.20


連載第14弾 街のなかにも魅力がいっぱい~所沢まちなかめぐり~

 前編に引き続き所沢のまちなかめぐりをトコろんのお姉さんである「むなぞー」こと宗像茜衣さんとともにお届けしてまいります。

 後編は野老澤町造商店でお話を伺ったりしながら所沢航空記念公園(以下:航空公園)を目指していきます。夏の空に飛び立ったむなぞーさんの笑顔とともにお届けします。
 

取材日:2021年7月17日 ボランティアライターじん

 
【前編目次】
①プロぺ通りからスタート
②坂稲荷神社
③秋田家住宅
④盃横丁から薬王寺へ
⑤深井醤油
⑥所澤神明社


【後編目次】
⑦新光寺と鎌倉街道
⑧野老澤町造商店
⑨旭橋
⑩所沢航空記念公園

⑦新光寺と鎌倉街道

 前編に引き続き、「所沢市おさんぽナビ 所沢まちなか おさんぽコース」をたどっていきます。
 

 
 こちらは所沢市が発行している観光ガイドマップです。全部で10コースあります。所沢市のホームページからダウンロードが可能です。
https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/kanko/osanponabi.html
 
 では。早速このマップに沿って歩いていきましょう。所澤神明社を後にして新光寺へ向かいます。なお、撮影時には周りに人がいないことを確認してマスクを外しています。また道路上では交通の邪魔にならないように細心の注意を払ってすばやく撮影しています。
 東川沿いを進むと新光寺に到着しました。本尊の聖観音像は行基菩薩の作と伝えられており、源頼朝や新田義貞が土地を寄進したともいわれています。
 

 
むなぞー:ここ初めてきたかも。
じん:僕も2度目かな。ちょっと目立たない場所かもね。
むなぞー:行ったことのないところに行けるのも、この連載やっていたおかげですね。
じん:これからもいろいろ紹介していこうね。
 

 
 新光寺の前に「旧鎌倉街道」の碑がありました。
 

 
 ここは鎌倉街道 上つ道になります。本道といわれる入間川道にあたります。先ほどの新光寺は、倒幕の途中に新田義貞が戦勝祈願したともいわれております。鎌倉時代にこの場所を軍勢が通ったと思うとはるかな歴史の流れを感じます。
 

▲いざ鎌倉!
 

⑧野老澤町造商店


 
 所沢市中心市街地活性化拠点施設「野老澤町造商店(ところさわまちづくりしょうてん)」、愛称「まちぞう」に伺い、榊原店長にお話を伺いました。
 

 
ーーーこの「まちぞう」はどのような施設になりますか。
榊原さん:前身は2005年に地域活性化の拠点として寿町の秋田家でオープンした施設になります。
むなぞー:さっき行ってきました。
榊原さん:秋田家住宅の有効利用の意味合いもありました。その後こちらの建物に移転しました。中心市街地の活性化を目指して活動しており、各種イベントの事務局としても機能しています。「とことこタワーまつり(5月)」「野老澤行灯廊火(7月)」「とこまちコンサート(9月)」「サンタを探せ(12月)」「野老澤雛物語(2月)」「新三八市(3月)」などですね。「ところざわまつり(10月)」の時には町内会の会所になります。「所沢ジャズフェスティバル(8月)の事務局にもなっているんですよ。
ーーーいつも楽しませていただいているイベントばかりです。所沢ってイベントが多い町だと思っていましたが、こんなにもたくさんのイベントにかかわっていらっしゃるんですね。
榊原さん:昔から所沢に住んでいる人と新しく住民になった人がイベントを通じて交流できることを心がけています。ここは発信場所でもあり、受信場所でもあるというように機能したいと思っています。
こんな話もあります。所沢に住んでいてその後転居したお子さんが、お友達に「今年『サンタを探せ』はいつやるの?」って連絡してきて、『サンタを探せ』に参加するために一日戻ってきて一緒に遊んでくれたそうなんです。子どもたちの思い出に残る町になっているのだと感じられました。
一度離れてもまた戻ってこられる町、そのきっかけになれるようなことがこれからもできたらいいなと思っています。
 

 
榊原さん:「ここなんだろう?」とふらっと入っていらっしゃる方もいます。また町のことを知りたくて来たという方もいらっしゃいます。もちろん航空発祥の地にかかわる歴史などを通じての交流もありますが、町にまつわる庶民的な話がここに集まるということもあります。町の人の話、町の人の息づかいが伝わるようなそんな場所です。堅苦しくないのがこの場所が長続きしている秘訣かもしれませんね。
またこの施設は営利施設ではなく、たくさんのボランティアさんによって支えられております。ボランティアさんはここの財産です。ほとんどの方が仕事をお持ちなのに休みを取って来てくださる。そして、みんなでわいわい意見を出し合いながら楽しく活動してくださいます。この場所のムードみたいなものを感じていただけると嬉しいですね。
ーーーそんな雰囲気を漂わせるこの建物について教えていただけますか。
榊原さん:この建物は齊藤家住宅といいまして、明治天皇がお泊りになった行在所(天皇が外出した時の仮の御所のこと)になります。当時の様子がわかる場所としては県内唯一現存する建物ともいわれています。そういった意味でも非常に歴史的に価値のある建物を利用させていただいております。歴史という意味では、ここに資料を持ってくればそれを活かしてもらえるのではないかという意識が浸透しているようで、自宅にあった古い写真や昔の新聞の切り抜きなどを持ち込まれる方も多いんですよ。資料が自然に集まってくるという良い循環が生まれています。
 

 
ーーー豊富な資料が自然に集まってくるのですね。歴史的価値のある資料を常に展示しているイメージがあります。
榊原さん:年間スケジュールを立てて、それに基づいて展示を行っています。所沢の歴史では、飛行場と旧町の関係であったり、所沢織物であったり、様々なテーマを切り口にして取り組んでいます。また貸スペースとしてのご利用も可能です。
現在、企画展として「みんなで応援しよう~東京オリンピック2020~」を行っています。1964年の前回東京オリンピックの際の資料ですとか、歴代日本のメダリストの展示やホストタウンとしてのイタリア特集なども行っています。パラリンピック終了の9/5までの予定で展示しておりますので、是非みなさまお越しください。
 

 

 
榊原さん:トコろんグッズもたくさん販売していますよ。
むなぞー:トコろんだらけでたまらんです。
 

 

 

 
ーーー本日はいろいろなお話をいただきありがとうございました。最後に読者のみなさまに一言いただければうれしいです。
 

 
榊原さん:これからも健康に留意しながら柔軟性をもって運営していきたいと思います。より魅力を感じられる町となるように取り組んでいきます。
みなさま、是非この「まちぞう」にお気軽にいらしてください。
むなぞーじん:榊原さん。本日は本当にありがとうございました。
 

 

⑨旭橋

 まちぞうを出て銀座通りをファルマン通り交差点(通称:ねぎしの交差点)に戻ります。左折して所沢飛行場に物資を運ぶためにつくられた飛行機新道を進みますと、東川にかかる立派な橋が見えてきました。
 

 
 ここは、国の登録有形文化財「旭橋」です。飛行機新道の開通とともにかけられました。当初は土橋でしたが、昭和5年に鉄筋コンクリート製の現在の橋に架け替えられました。橋の上部の青銅の電灯部は、戦時中に金属供出されたため赤御影石の台座部分だけが残っています。頑丈な橋桁は現在でも交通量の多い道をしっかりと支えています。
 

▲青銅製の電灯がここにあったとのことです。
 

▲白タイル張りの連続アーチ、美しい橋ですね。
 
 所沢市内の国の登録有形文化財(建造物)は4ヶ所です(1ヶ所で複数登録のケースもあります)。前編(https://tokorozawanavi.com/news-jin20210805/)の秋田家住宅と併せてそのうちの2ヶ所を見ることができるお得な散歩コースですね。
 

⑩所沢航空記念公園

 旭橋を渡り、西武新宿線のガードをくぐって左折します。ちょっとマップのコースから外れて線路際の細い道を進みます。むなぞーさんにこれを見せたくてね。
 

▲これなんだかわかりますかね。トイレに入るのが楽しくなりそう。
 
 この場所が気になった方は、所沢なびライタープロのハルかおりさんが書いてくださったこちらの記事をご覧ください。
 
 面白いトイレをつくる水道屋さん
 https://tokorozawanavi.com/plumber-brothers-ishiwa20201027/
 
 マップのコースに戻りましょう。西新井町の交差点を右折して航空公園の南側入口に到着しました。

 ここから園内に入ると、正面に放送塔が見えます。花壇もあって人の目を楽しませてくれますね。
 

 
 マップに沿って野球場と野外ステージの間を進んでいきます。取材日には全国高等学校野球選手権大会の埼玉県予選が行われていました。試合を見ることはできませんでしたが、その熱気は球場の外まで伝わってきました。球場の少し先右手にフォール大佐の像があります。
 フォール大佐は大正8年1月にフランスから航空教育団の団長として来日され、日本に航空技術を伝えてくださった方になります。その後1年9ヶ月に渡り、日本の航空技術の発展に寄与してくださいました。この像はその功績を称えて設置されております。
 

 
 フォール大佐像の裏手には彩翔亭があります。日本庭園があり、落ち着いた雰囲気の空間になっております。
 

 
むなぞー:この航空公園がきっかけになってこの連載始まりましたね。
じん:『所沢の人』として、むなぞーさんを紹介した時に撮影したのがここだね。その記事の読者の方のコメントが後押しだったね。
むなぞー:せっかくなんで久しぶりにみなさまに見てもらいましょうよ。
じん:そうだね。こちらです。
https://tokorozawanavi.com/hito-jin20190920/
 
 日本の航空発祥の地、連載発祥の地、そのスケールは違っても僕ら取材班にとって思い入れの強い航空公園を後にして、所沢まちなか おさんぽコースのゴールである航空公園駅に向かいます。
 

▲航空公園駅前にあるYS-11、戦後初の国産旅客機です。
 
 航空公園駅はアンリ・ファルマン機をイメージしてつくられており、関東の駅百選にも選ばれています。
 

▲到着です。
 
 所沢駅からまちなかをぐるっと回って航空公園駅まで、ゆっくりいろんなところに立ち寄りながら歩いてきました。
 むなぞーさん、本日の感想をお願いします。
 

 
むなぞー:色々と大変な時期で、おうち生活が多い中、住んでる町を住んでた町を知りたいっていう気持ちが生まれる所沢って凄くないですか!?
 何だかちょっと気になる所沢って最高じゃないですか!?
 思ってたよりすごい町だなって気がついた時の衝撃すごくないですか??
 語彙力を失っ…た…笑
 所沢って話す人や話す場所で同じものに対して話してるのに多方面からの見方が出来るから常に発見があって本当に面白いです。

 

 
 むなぞーさん、ありがとうございました。今回まちなかをめぐることにより、いろんな発見がありました。そこにあるもの、その歴史や由来を知ることにより、更に町が好きになっていく。そしてそれを後押ししてくれる人がいる、なんて素晴らしい町なんだろうって再認識するお散歩になりました。取材にご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
 
協力:一般社団法人 所沢市まちづくり観光協会
モデル:宗像茜衣
公式ホームページ:「むなぞーのおうち」https://munakataai.localinfo.jp/
ツイッター:@munakata_ST
インスタグラム:munakata_st



記事の執筆者プロフィール

じん Jin
写真を撮ったり、ランニングしたり、サイクリングしたりしながら、自然の中で過ごす時間を大事にしています。 すぐそばに素敵な自然が残されてる所沢が大好きです。 少しでも所沢の魅力がお伝えできるようにがんばります。

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