「見るトコろ!感じるトコろ!茜衣がいくトコろ!」いいトコ発信ところざわ Vol.25
連載第18弾 春の狭山丘陵を満喫してきました(後編)~長い間ご愛読いただき誠にありがとうございました~
2020年1月から始まりましたこの『いいトコ発信ところざわ』ついに最終回です。
トコろんのお姉さんである「むなぞー」こと宗像茜衣さんと、ところざわの魅力を伝えようとノリと勢いで始めたこの連載ですが、一旦ここで区切りとなります。
前編でたどりついた比良の丘は所沢市で一番標高が高い場所といわれております。ということは、この連載企画は『所沢のてっぺん』に昇りつめたってことですよね。ここまでこれたのもこれまでご愛読いただきました読者のみなさまのおかげと感謝して、最後までお伝えしてまいります。
取材日:2022年3月27日 ボランティアライターじん
【前編目次】
① 葛籠入の森
② トトロの森・葛籠入湿地水源地
③ 和幸の森から比良の丘へ
④山之神神社とカタクリ
比良の丘をぐるっと裏手に周っていきます。こんな高いところでもお茶つくっているんですね。高原のような風景がつづきます。
比良の丘の北側にうっすらとした森があります。この森の中に鎮座するのは「山之神神社」です。
ここは、映画「となりのトトロ」に出てくる稲荷神社のモデルになった場所のひとつと言われています。小高い丘の上にある大木に囲まれたその雰囲気は、映画のイメージそのものだと感じます。
▲映画の雰囲気を感じる境内です。
山之神神社の正面側、斜面に広がるのはトトロの森13号地です。こちらは、以前むなぞーさんが落ち葉掃きで訪れた場所になります。その時の様子はこちらです。
連載第16弾 トトロの森の落ち葉掃き!~カタクリが咲きますように~
https://tokorozawanavi.com/news-jin20220202/
今回の取材の時期と場所を決めたのは、この「カタクリ」を見にくるためでした。
一生懸命落ち葉掃きをしたこのトトロの森13号地は春になってどうなったでしょうか。
ではどうぞ。
むなぞー:すごい!
じん:咲いたねー
むなぞー:こんなにきれいに咲くんですね。
じん:2万株以上あるんだよ。
むなぞー:2万!
じん:この森を取得した時には全くなかったんだけど、竹や低木、下草刈りなど管理をしていって、ちょっとずつ増えていったんだ。もちろんむなぞーさんに手伝ってもらった落ち葉掃きも重要なんだよ。手伝ってくれて本当にありがとう。
むなぞー:手伝った甲斐がありました!
カタクリを保護するためにロープの外から見学できるようになっています。
むなぞーさんもしっかりルールを守って見学中です。読者のみなさまには望遠レンズで撮影したアップの写真を添付しますね。
たくさんの人がかかわって守ってきたこの里山の風景、最終回にみなさまにお伝えできて本当によかったです。
⑤比良の丘散策
カタクリの咲くトトロの森13号地を後にして、再び比良の丘へ登っていきます。舗装道路を左折していくとトトロの森49号地があります。そこから丘を下っていくとトトロの森18号地になります。
▲左上:トトロの森13号地から丘の上へ 右上:トトロの森49号地
左下:トトロの森18号地 右下:蛇崩湧水
トトロの森18号地の脇には蛇崩湧水があります。この場所は蛇が這っても崩れるような場所ということで蛇崩というそうです。むなぞーさんが覗きこんでいるこの蛇崩湧水は、所沢市西部から北部を流れて新河岸川に注ぐ砂川堀の源流の一つです。比良の丘に降った雨がここから湧き出して東京湾に向かって流れていきます。
比良の丘の散策を続けましょう。道すがらたくさんの花が目を楽しませてくれます。
春は丘一面がパステルカラーに彩られます。
花が咲き、若葉が芽吹く美しい光景が広がります。
⑥金仙寺枝垂れ桜
さあ。散策も終わりに近づいてきました。比良の丘を下っていくと、そこにあるには金仙寺です。ここには樹齢150年を超えるといわれている枝垂れ桜があります。
こちら、連載第4弾「桜の咲く里ところざわ」で紹介しています。
https://tokorozawanavi.com/news-jin20200401/
実はこの時には、むなぞーさんとスケジュールが合わなくて、金仙寺はじんの単独取材なんですよね。記事の中で「来年はむなぞーにも見せてあげたいな」って書いているんですが、その翌年にはコロナで連載休載していました。2年経って、やっとむなぞーさんを連れてくることができました。最終回に間に合って本当によかったです。
取材日にはたくさんの方が訪れて、きれいに花開いた枝垂れ桜を観賞していました。長い間この場所でたくさんの人の目に触れ、楽しませてくれていたという歴史を感じます。境内は他にもソメイヨシノをはじめたくさんの花に彩られております。カタクリも咲いていましたよ。花いっぱいの素敵な寺院でした。
金仙寺を後にして、早稲田大学所沢キャンパスに戻って今日の周回コースは終了です。ここからはバスが小手指駅に通じています。
むなぞー!正門にある世界に3体しかない「ペガサスの像」の前ではばたけ!
▲連載中、何度も飛んでいるむなぞーさんのラストジャンプ!
むなぞーさん。まずは本日の感想をお願いします。
むなぞー:落ち葉掃きしたときはカタクリってどんな花かも知らなかったんですよ。それで絶対見に行くって決めておりました。笑
じんさんと街歩くようになってから気が付いたら花を見るようになって、この花が咲くと春だなとかそういうの考えるようになってる!!
枝垂れ桜やっと見ることできたし、卒業な気分です。
むなぞーさん。ありがとうございました。絶対見せたかったんだよね。カタクリも枝垂れ桜も。この連載、実はいろんなところに伏線張ってあったんですが、それが回収できてよかったです。思えばいろんなお花を見て来ました。最後も花いっぱいで幸せです。むなぞーさんに贈る感謝の花束代わりの記事になりました。
●前編はこちら
https://tokorozawanavi.com/news-jin20220523/
⑦ご挨拶
2年以上という間、本連載をご愛読いただき、誠にありがとうございました。
連載終了にあたり、「むなぞー」こと宗像茜衣さんと「じん」こと平本仁一よりスペースを借りてご挨拶申し上げます。
【宗像茜衣】
長い間、連載お付き合い頂きありがとうございました。 無名な時から支えてくださった方々のおかげで今の私がいます。 この連載を通して、多くの方と出逢えたことは私の誇りです。
コロナ禍で思い通りにいかなかった時もありました。所沢の魅力をどうやったら伝えることができるのか分からなくて苦しかったです。だからこそ今、もっと所沢のことを知りたい!伝えたい!という思いが強いです。
うん。思い返しただけで泣いちゃう…。
これからは所沢市まちづくり観光協会の職員としてより一層所沢を伝えていきます!! 最後の最後まで付き合って下さりありがとうございました。 またどこかでお会いしましょう!!!
【平本仁一】
長い間連載を続けてこられたこと、本当に読者のみなさま、取材にご協力いただきました全てのみなさまのおかげと心より感謝しております。
所沢なびボランティアライターとして記事を作成していくにあたって、自分の写真と文章で果たして地域の魅力を伝えられているのだろうか?と悩んだり限界を感じたりしていた時に、宗像茜衣さんに出会いました。むなぞーさんと一緒に所沢をお散歩したり、遊びに行ったりしている気分になってもらえたら、きっとより一層その魅力をお伝えすることができるのではと思い、それを心がけて記事を作成してまいりました。少しは達成できたでしょうか。
この連載で学んだことを活かして、読者のみなさまに別の形を考えながらこれからもお届けできたらと思っております。今まで本当にありがとうございました。
以上、両名よりスペースを借りて感謝の気持ちを述べさせていただきました。
いいトコ発信ところざわ18企画全25回。ご愛読いただき本当にありがとうございました。
さよならは言いません。
だってこれからも所沢のどこかに僕らはいるんだから。
協力:一般社団法人 所沢市まちづくり観光協会
モデル:宗像茜衣
公式ホームページ:「むなぞーのおうち」https://munakataai.localinfo.jp/
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