リポート『中島みゆき展 「時代」2024 めぐるめぐるよ時代は巡る』に行ってきました!


『中島みゆき展 「時代」2024 めぐるめぐるよ時代は巡る』が2024年4月20日~2024年6月23日、「ところざわサクラタウン」内「角川武蔵野ミュージアム」で開催されています。
開催に先立って行われた内覧会に編集部スタッフが行ってきました。
幅広い世代を惹きつける、魅力に溢れた彼女をを鑑賞者が体験できる展覧会の様子を多くの写真とともにお伝えします。

会場に入ってまず目を引くのは今回の展覧会のタイトルであり、1975年に2作目のシングルとしてリリースされ、多くの歌手によってもカバーされている名曲、「時代」の歌詞。何度も耳にしたことのあるこの曲を改めてじっくりと読むといろいろな思いが沸き上がってきます。
日本において、70年代、80年代、90年代、2000年代と4つの世代でシングルチャート1位に輝いた女性アーティストは中島みゆきさん、ただ一人です。幅広い世代を惹きつける、魅力に溢れた彼女を体感していきたいと思います。

今も進化を続ける中島みゆき

1970年代のデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」から最新アルバム「世界が違って見える日」まで、中島みゆきさんの活動を追い、体感する巨大な「中島みゆきストリート」。

曲のタイトルが所々に赤い道しるべのように立っており、デビューから今日までの彼女の活動を年代順に追いながらLP,CD,DVD、書籍、パンフレットとともに歩きながら体感することができます。

リリースの多さもですが、楽曲提供の多さにも驚かされます。ちなみに編集部スタッフが初めて中島みゆきさんの曲に会ったのは1994年発売、某ドラマの主題歌だった「空と君のあいだに」。・・と思っていたのですがそれよりもずっと前から聞いていたことに気づかされました。みなさんと彼女の出会いはいつ、どこででしょう。

MY FAVORITE SONG

アーティストが一堂に会し、中島みゆきさんの楽曲を披露する「中島みゆき RESPECT LIVE 2023 『歌縁(うたえにし)』」。そうそうたるメンバーが名を連ねています。歌縁に参加したアーティスは何の曲を披露したでしょうか?答えはボードの裏に・・。クイズ形式で楽しんでくださいね!

また、「MY FAVORITE SONG」と題して、スマートフォンでQRコードを読み取り、あなたのお気に入りの曲への思いを送ることができます。

レコード万歳

当時、人々はどんな場所で、どんな音で音楽を聴いていたのでしょう。ここではリクエストしたLPレコードをかけてもらうことができます。リクエストカードに聞きたい曲を書いてスタッフの方に渡してくださいね。会場のみなさんと一緒に中島みゆきさんの曲をレコードで楽しみましょう。

コラボレーション(映画・ドラマ・CM)

数々のドラマや映画、テレビコマーシャルなどに楽曲を提供してきた中島みゆきさん。ここでは垣根を超えた様々なクリエイターとのコラボレーションが紹介されています。

中でも倉本聰監督はドラマ「北の国から」で数々の楽曲を使用し、「やすらぎの里」を制作するにあたっては主題歌をオファーしました。ドラマを彩る、要素という存在をはるかに超え、登場人物のセリフ以上に物語を物語る重要な装置として信頼しているという、倉本監督が中島みゆきさんの楽曲と出会いのエピソードが綴られています。

彼は寄稿文の中でこう締めくくっています。「みゆきにはきっと神様がいるんだ」。

「神様」「巫女のよう」「哲学者に似ている」「魔法か魔術を使っているんじゃないか」・・有名クリエーター達がこのようにに表現する、彼女を魅力にぜひ触れてみてください。

夜会 言葉の実験劇場

「ミュージカル 舞台 コンサートいずれとも称しがたいなにか」として1989年から現在まで計20回にわたって行われた「夜会」。中島みゆきさんが原作、脚本、作詞作曲、演出、主演を務める舞台です。

ここでは舞台美術を担当した堀尾幸男氏による貴重な動く舞台模型や、実際に着用した衣装、関係者の証言などから夜会の秘密を読み解きます。

 

夜会VOL.20「リトル・トーキョー」で使用された衣装も展示されています。ぜひ会場で直接ご覧ください。

拝啓みゆき様 あなたからみゆきへ

中島みゆきさんは「進化樹」という曲の中で、人間はどこからきてどこへ向かうのかという、根源的な問いを投げかけています。
ここでは展覧会を見たあなたが感じたこと、気が付いたことを自由に記入して進化樹に貼ることができます。

訪れたたくさんの人の思いが、何か大きな気づきに繋がっていくのかもしれません。

言葉の森

ここまで進んだ頃にはすっかり彼女の言葉の魅力の虜になっていることでしょう。
舞っているかのように次から次に押し寄せる言葉の森を彷徨いながら、それぞれの気づきや想いを大切に持ち帰ってください。

中島みゆきさんの世界にどっぷりと浸った編集部、家に帰ってからずっと中島みゆきさんの曲を聴いて過ごしました。

■来場者のみが購入できるパンフレットを限定販売
本展覧会のチケットをお持ちの方のみが購入できるパンフレットが限定販売されます。本展覧会をテーマにした新企画はもちろん、過去『月刊カドカワ』で掲載された記事なども再掲載され、中島みゆきのヒストリーが詰まった珠玉の一冊となります。


書名:『月刊カドカワ 復刻盤 総力特集 中島みゆき展「時代」めぐるめぐるよ時代は巡る』
判型:A5判
頁数:216頁
価格: 2,900円(税込)
発行:角川文化振興財団
購入方法:本展覧会のチケットをお持ちの上、角川武蔵野ミュージアム2Fエントランスのインフォメーションカウンターにお越しください。チケットを確認のうえ販売となります。チケット1枚につき、購入上限は3冊まで。

展覧会概要

展覧会タイトル:中島みゆき展 「時代」2024 めぐるめぐるよ時代は巡る
英語タイトル: MIYUKI NAKAJIMA EXHIBITION
会期:2024年4月20日(土)~2024年6月23日(日)
会場:角川武蔵野ミュージアム5階 武蔵野ギャラリー
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日(4月30日(火)は臨時開館)
*火曜日が祝日の場合は開館
展覧会公式サイト: https://kadcul.com/event/185
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込):
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):2,000円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料
*「1DAYパスポート」「イブニングチケット」では入場できません。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は公式サイトでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください


この記事を書いた人

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所沢なび編集部

2010年8月に所沢プロペ商店街に立地します商業施設「所沢サンプラザ」のメンバーにて設立しました。2011年3月の東日本大震災を機に、正確な情報発信の大切さを改めて実感し、本格的に活動を開始しました。

頂いた応援メッセージ

出逢いは友人の兄からレコードを借りて聴いたことから始まったみゆきお姉への憧れだった18才の私はずっと追い求めていました。65才になった今も気持ちは変わりません。ありがとう、みゆきお姉。
2024-05-03 06:58:56
みゆきさんの詞と メロディが好きすぎて二女にみゆきと命名しました。38才になりますます元気です。私は73才前期高齢者、いつも応援してます福岡天神で開催を待ってます。
2024-05-02 21:32:01

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