3年連続中止だけど、ところざわまつりのパワーを堪能できます!「所沢まつり番外編」はじまる。


3年連続中止だけど、ところざわまつりのパワーを堪能できます!「所沢まつり番外編」はじまる。

3年連続「ところざわまつり」が中止!でも、その活気を感じることができる企画展「所沢まつりパワーを徹底解剖!~所沢まつり写真コンクール番外編」が11月8日(月)から、野老澤町造商店(まちぞう)で始まりました。

取材:2021年11月8日成田知栄子

 

▲所沢まつりパワーを徹底解剖!展示の様子を動画で少しお見せします

所沢まつりパワーを徹底解剖!
所沢まつり写真コンクール番外編

所沢の一大イベントといえば…ほとんどの所沢っ子は「ところざわまつり」と答えるのではないでしょうか。

ところざわまつりは、明治時代から続く歴史ある祭りで、勇壮な「山車の曳きまわし」、祭り気分を盛り上げ伝統を感じる「重松流祭囃子(じゅうまりゅうまつりばやし)」、活気あふれる「みこし」、華やかで躍動感のある「パレード」、そして、ライブ演奏や屋台グルメなど、所沢の歴史とパワーを象徴する市民イベントです。

しかし、その所沢っ子の魂ともいえる祭りが、3年連続中止となりました。2019年は台風のため、2020年と今年は、コロナ禍のため。

そこで、「祭りができなくても、ところざわまつりの活気を思い出させる企画で、まつりを子どもたちに伝承しよう」と、とことこまちづくり実行委員会が企画した『所沢まつり パワーを徹底解剖 ~所沢まつり写真コンクール番外編~』が、11月8日(月)から野老澤町造商店(まちぞう)ではじまりました。

▲毎年開催されてきた「所沢まつり写真コンクール」の歴代受賞作品がずらり!

 

所沢まつりパワーを徹底解剖!所沢まつり写真コンクール番外編

会期:11月8日(月)~30日(火)10:00~18:00(木曜定休)

会場:野老澤町造商店(まちぞう)入場無料

問合せ:☎04-2998-1453

 

 


「新しい所沢の住民や所沢ファン、そして子どもたちにも伝えたい!」
ところざわまつりの面白さを徹底解剖!

この企画展を主催している「とことこまちづくり実行委員会」は、所沢市街地の4つの商店組合(所沢日栄会協同組合・所沢プロぺ商店街振興組合・所沢ファルマン通り商店街・所沢銀座協同組合)が連携して、市街地の活性化のためにさまざまな企画を行っている組織です。

同実行委員会の実行委員長、田畑大介さんにお話を伺いました。

▲「今回新しくお披露目したのは歴代のポスター」と案内してくださった田畑実行委員長。13年間のまつりのポスターからも祭りの変遷と活気を感じることができます

 

開催にあたって田畑実行委員長より

毎年楽しみにしていた「ところざわまつり」3年続けて中止となってしまいました。多くの地元の子ども達は残念がっていると思います。またこの3年間に、色々な商業施設ができ、所沢に来られる方も増え、また、新しく引っ越されて来た方など「ところざわまつり」を知らない人も増えています。

そこで、今回、毎年開催している「所沢まつり写真コンクール(※1)」の番外編として、ところざわまつりのメインとなる山車と重松流祭囃子関連の衣装や備品、女性だけで担ぐ神輿(みこし)【ざわ神輿】彩女會(あやめかい)の太鼓や衣装、よさこい鳴子踊り・扇弌門(おおぎいちもん)の衣装や過去13年分の「ところざわまつり」の告知ポスターなどを展示しています。

過去行ってきた「所沢まつり写真コンクール作品展」の作品も織り交ぜて「ところざわまつり」の面白さを徹底解剖してます。

なぜ「ところざわまつり」は30万近くもの人出があるのか、なぜ「ところざわまつり」はリピーターが多いのかなど、今回の展示を通して多角的に考察することによってヒントが出てくるかもしれません。

(※1)所沢日栄会協同組合では、「ところざわまつり」が楽しかった思い出を伝える写真を募集し、毎年写真コンクール作品展を行っています。

▲展示されているまつりの写真は70作品以上。どの写真も力作で活力と躍動感があります

 


来場者20~30万人!ところざわまつりの拡大と成長の秘訣とは?

田畑実行委員長に、ところざわまつりの来場者数が多いワケや一度来るとリピーターが多くなる祭りである秘訣について分析していただきました。

▲彩女會の展示と扇弌門の展示

 

ところざわまつりの急成長には目を見張るものがあります。ところざわまつりの始まりは、山車祭だったと伝えられています。その後、所沢日栄会協同組合のZAWA神輿の資料にもあるように女神輿や子ども神輿といった話題性のあるイベントを取り入れ、サンバやパレード、よさこい鳴子踊りや太鼓、音楽イベントといったように、何でも次々と吸収し、幅広い年齢層の人たちが楽しめる祭りに成長してきました。

田畑実行委員長は「それによって、ところざわまつりに来場する観客も飛躍的に伸びていったのでは」と分析しています。

「雑多で何でもある『ところざわまつり』の面白さは、まさにそこにあるのだと思います。しかもバラバラではないんですね。一見、カオスのような状況でも決められたスケジュールですが、それぞれがキッチリと運営されているんです。そして、全体をまとめているのが重松流祭囃子というしっかりした屋台骨にあるということが大きいと思います。いろいろな団体の結集と相乗効果で成長してきたこの祭りは、いろいろ新しいことを受け入れてくれた重松流祭囃子の寛容さにあると思います」と田畑さん。

▲重松流祭囃子の展示もあり、その紹介と解説などもあります

 

『所沢まつりパワーを徹底解剖!所沢まつり写真コンクール番外編』は、11月30日(火)まで※木曜定休、中心市街地活性化拠点施設「野老澤町造商店(まちぞう)」(所沢市元町21−18)で開催中です。入場無料。

<まちぞうのご案内>

所在地 :  埼玉県所沢市元町21番18号
電話番号 :  (04)2928-1453
営業時間 :  午前10時~午後6時
定休日 :  毎週木曜日

▲展示の案内ポスター

取材:2021年11月8日 成田知栄子

 


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